【新時代の起業術】成功する起業アイディアを出す基本の考え方
AI時代に変化した起業術を具体的なAI活用法と共にお伝えする「新時代の企業術」シリーズ。
ついに今回から成功する起業アイディア出しの段階に入っていきます。
とはいえ、前回までに出したあなたの起業家としての強みや弱み、特徴なども一緒に使っていきますので、実行された方はそちらの結果を片手に読んでください。
まだお読みでない方は、この記事だけでも良い結果が出るように書いていますが、このシリーズの最初の記事から実践していくと、あなたに合ったより良い質の事業を立てられるように設計してあります。
これまでの記事はマガジン「新時代の起業術」にまとめてありますので、是非ご一読ください。
今回はこんな方にオススメの記事です。
では早速やっていきましょう。
1. 成功にアイディアは重要か…?
記事のタイトルに「成功する起業アイディア」と付けておいて、こんなことをいきなり聞くのもおかしいですが、そもそも起業する際のアイディア、みなさんは重要だと思いますか?
当然そう思いますよね。
実際に成功した起業家について語られる時、必ずセットで話されるのがアイディアです。
例えば、スティーブ・ジョブズ氏のiPhoneや、ジェフ・ベゾス氏のAmazonなどの優れたアイディアは成功までの道を辿る際に必ずセットで語られるものです。
古くはトーマス・エジソンの電球や、ニコラ・テスラの電気モーター、ヘンリー・フォードのT型フォードなどもこれに連なるものでしょう。
今日は事業アイディアの話をしていきますが、前提となる考え方をまずはお伝えします。結論から言えば「アイディア自体には深い意味はない」ということです。
事業アイディアに関する記事でそんな元も子もないこと…って思われた方も多いかもしれませんが、これが真理だと言えます。
孫正義さんがソフトバンクを起業する前に、発明のアイディアを毎日1個以上出すことをノルマとしていた話はあまりにも有名ですよね。起業につながる発明をするために独自の発想法をいくつか作り、そのためのソフトウェアまで開発して、このノルマを愚直に守り続けたからこそ、孫さんは学生時代から「自動翻訳機」などの発明をし、起業のための資金を貯めることができました。
こうした例から考えても、アイディアは数、それも実行した数ということはやはり真理であると言えそうです。
私自身も、アイディア自体に価値はない。実行した数に価値があるということはこれまでの経験から実感しています。これまで小さいアイディアを含めて100を超える事業アイディアを"実行"してきましたが、そのうち上手くいったのは5個程度でした。
なお、こうしたアイディアに関する考え方は科学的な根拠にも沿った考え方であると言えます。例えば芸術家と名作が生まれる関係性に関する研究では、その時期における芸術家の作品数と相関性が認められるということが分かりました。これは研究者などにも当てはまります。
起業家にとって起業アイディアや事業を一つの作品とすると、いかに行動量を増やして、作品数を多く残せるのか、ということが重要であるということがこのことからも分かると思います。
2. 起業アイディアに関する結論
さて、この前提に立てば結論は1つです。
「大量にアイディアを出し、その中で"自分が"一番情熱を持てるものを選び、競合を確認した上で、すぐに実行する」
これです。
アイディアに大きな価値がない以上、素早く実行することが前提となります。そもそも時代的に考えても、すぐに事業を思いついた背景の状況は変わってしまいます。
したがって、一番上手くいきそうなアイディアを時間をかけて絞るよりも、自分が上手くいくと思えたり、これは実行したいと思える事業アイディアを一番簡単な形で実行する方が大切です。
そして、この時に大切なのは撤退基準(期間・KPI)を決めることです。
多くのアイディアを試すために、だめだったらすぐに損切りをする。
そして、次の事業アイディアを用意しておくということです。
起業を実践したことのない人は、この3つ目のことをおざなりにすることが少なくないですが、非常に重要です。
なぜなら、大体、息巻いて一個目の事業アイディアを実行し失敗した場合(そして大抵の場合失敗します笑)、その後、何をして良いか分からなくなってモチベーション激下がり、メンタルもやられてしまって…
起業失敗に終わる。
このパターンが非常に多いからです。
そして、事業アイディアの実行について考える上でもう一つ重要な点があります。AI革命の到来です。
AIの登場で個人や少人数の組織であっても、ツールの使い方を工夫することで実行数を大企業に匹敵するほど多くの行動を起こすことが可能な時代が到来しています。これはある意味でこれまでの起業の論理が大きく崩れた革命的な出来事です。
事業アイディアの実行を考える上でもこの点は考慮に入れなければなりません。
3. このnoteでこれからお伝えする起業までのToDo
以上のことから起業アイディアとその実行に関する基本方針が決まりました。
この基本方針に基づいて、このnoteではこれから次のような手順で起業家、社長が新規事業を立ち上げるための方法をお伝えしていきます。
この流れで成功まで一挙に進んでいきましょう。
一つひとつ丁寧に、AIでこれまでとは違うレベルのスピードと質で実行できる方法を教えていきます。
なお、このnoteではリーン・スタートアップの考え方を取り入れていきますが、④商品・マーケティングプラン・ブランディングプランについては「MVP(Minimum Viable Product)」と呼ばれる最小限のプロダクトを作成し、SNSあるいはブログなどで実行する方法をお伝えしていきます。
そして、これを最初に決めた撤退基準に達するまで挑戦しつつ、だめだった場合には次のアイディアを実行する。そしていずれかのアイディアが成功するまでそれを続ける…
簡単に思えてきますよね?
でも、この簡単に見えることが、これまで特別な才能を持った人以外ができなかったのは、出したアイディアの実行のスピードや質が、個人や小さい企業では大企業にどうしても叶わなかったからです。
起業家としてとびきり優秀でなkればだから筋の良いアイディアを思いついても、大企業に先を越されたりパクられたりして上手くいかないってことが多かった訳です。
しかし、時代は変わりました。分野によってはAIを上手く活用することで、大企業にも負けないほどのスピードと質でアイディアを試していくことができるようになります。
しかも、AIツールを使いこなせている大企業がほとんど存在していない今だからこそできる期間限定の方法でもあります。
そこで次回からは実際にAIツールを使いながら起業する具体的な方法をお伝えしていきますので、ぜひフォローしてお待ち下さい。
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