前回までの記事で、ChatGPTを使って起業家が自分自身の「ブランド」を作る方法をお伝えしました。
今回は実践編として筆者の私が自分の「ブランド」を作り上げていく様子をお伝えします。
この記事はここまでにお伝えしてきた内容を「私の実践」を通しておさらいできる記事になっています。
逆に、この記事だけ読むと分かりづらいところもあると思うので是非、「前編」と「中編」をご覧になってから見てください!
では、今回も早速やっていきましょう。
"私" の「パーソナルブランドステートメント」が出来上がるまで
1. "私" のブランドの「素材」を集める
ここまでにお伝えしてきたブランドを作る上での「素材」は次の通りでした。
そこで、まずは私の「素材」を以下にまとめてみます。
これらの「素材」の出し方は、前回までの記事でお伝えしているので是非確認してみてください。
さて、次にこれらの素材を使い、ChatGPTとのコミュニケーションを通して、ブランドステートメントを作って行きます。
自分でnoteに書いておきながら何ですが、ちょっとワクワクしてます(笑)
まずは、"私が" 情熱を感じられる事業分野を把握しましょう。
2. "私" の起業家としての情熱を把握する
なるほど。
ChatGPTの話してくれた内容から私は「スタートアップ系の起業家」タイプだとわかりました。
…ちなみに実際に大学生時代に最初に立ち上げた会社は、まさにスタートアップでした。
同じく大学生だったエンジニアと共に「カフェの空席検索アプリ」とか、「普通なら嫌がる健康診断を病院までのタクシー付きで大切な人にプレゼントできるサービス」などを制作していてVCをまわっていた時代を思い出しました(笑)
結局、私の力量不足でうまくいかなくて、その後、所持金が10円になる地獄の2年を過ごすことになるのですが、それはまた機会があればお話します。
…そんな過去のことはさておき、2から4に書いてあることも自分では言語化していませんでしたが、見た瞬間にピンと来ました。これまで私の中から出てきたアイディアが、まさにChatGPTが伝えてくれた内容に集約されていたからです。
例えば、このnoteなんて、まさに自分をブランドとして押し出す「2. パーソナルブランディング事業」の一環だと言えそうです。
ChatGPT、恐るべしです(笑)
このように「パーソナル・ブランド・ステートメント」の作業は、その結果(ステートメント自体)も大切ですが、一方で過程におけるChatGPTとの対話の中で得られる気づきも同じぐらい大切です。
事業を立ち上げていく時には、その事業自体が成長するかどうか、よりも自分自身のモチベーションが続くかどうかの方が大切だったりします。こうやってChatGPTとの対話の中で自分の情熱の「種火」を把握しておくことで、起業家として生活していく中でモチベーション不足に陥ることを避けられるようになります。
私自身が持っている「種火」については十分把握できたので、次は実際にその情熱を向けるべき得意分野を特定していきます。
3. "私" が高いパフォーマンスを発揮できる分野を把握する
なるほど。
これも見た途端に「ピン」と来ました。
特に「情熱を感じる分野」(=イノベーション志向の新規事業)と合わせて考えると私はやはり、ビジネスが「急拡大」する場面に楽しさと強みを持っているタイプなんだろうなぁと感じました。
…最近の私の悩みとして「個人で出来る範囲で成長する」か、「組織を作ってより大きな成長を目指す」か、という迷いがありました。ちょうど事業自体がそのフェーズに入っており、かなり切迫した悩みとなっていましたが、この結果を見て、私が目指すべきは後者の方向性だと決心がつきました。
ちなみに、今回、ChatGPTが出力してくれた結果からすると、私が起業家として成長をしていく上では次のような方針で事業を進めていくことが望ましいということが理解できました。
さて、ここまで来れば、私自身のブランドをまとめる用意ができました。というか、私にとってはこの段階で、収穫がありました。作業を通して起業家としての方針が明確になり進むべき方向が定まった感じがします。
前回までの記事ではお伝えしていませんでしたが、上記で私がやっているように、ChatGPTが伝えてくれた結果を改めて自分でまとめてみるということもよりこの作業を、生産性の高いものにする上では大切だと思います。
最後に仕上げとして「パーソナルブランドステートメント」を完成させます。
4. ChatGPTに「パーソナル・ブランド・ステートメント」を出力してもらう
なるほど。ステップ毎に分かりやすく抽出されました。
ただし、前回の記事でもお伝えしたように、これだけでは「キャッチー」に人に伝わる一文としては機能しないので、最後の仕上げとして自分で編集をしていきます。
5.「パーソナル・ブランド・ステートメント」を仕上げる
さて、ChatGPTが出力したステートメントを仕上げるには以下のワークが必要でした。
このワークは、ここまでのChatGPTとのコミュニケーションをうまく活用しながら進めていきましょう。
ちなみに、AIの時代には、「自分の手と頭を動かすところ」と「AIに任せて効率化するところ」の棲み分けを見極める能力が何よりも大切になります。
AIが得意なことは「土台を作ること」です。例えば以下のような作業が考えられます。
例えば…
・アイディアを大量に生成する
・おおまかな文章の流れを作る
・資料のたたき台を作る
・表面的な情報を一通り得る
逆に「ラストワンマイル」の作業は苦手であると言えます。
例えば…
・情報を編集して、読む者のニーズに沿った文章として仕上げる
・アイディアを元にターゲットに合わせたコンセプトをまとめる
・作者の意図を汲み取って登場人物の表情を出力する
・営業先の好みに合わせてプレゼン資料のトーンを調整する
このことから照らし合わせると、今回の作業の場合、「ラストワンマイル」であると言えるステートメントを仕上げる作業が、「自分の手と頭」を使わなければならない部分である、ということですね。
さて、ChatGPTが出力してくれた私のステートメントを手順に沿って、以下の通り仕上げてみました。
ポイントはあくまでChatGPTが出力してくれた文の本質を変えずに、よりキャッチーでわかりやすいものに直すということです。
以上で完成しました。
出来上がった私のブランドステートメント、どうでしょうか?
ピンと来た方はぜひお仕事ください(笑)
次はいよいよ事業アイディア創出へ
さて、次回からはこのシリーズも新たな段階に入ります。
これまでの作業を土台として、具体的な事業アイディアを作り出していくフェーズに突入します。
これまでは主にChatGPTを使って来ましたが、これからの作業ではそれ以外の様々なAIツールを使いながら成功に向けて爆速で進む方法をお伝えしていきます。
ここまでの作業をしっかりこなして頂ければ事業アイディアがポンポン出てくる方法をお伝えしていきますので、是非「フォロー」してお待ち下さい。
少しでも参考になったと思った方は「スキ」もお願いします!
では次回の記事もお楽しみに。