AIを使って起業家が自分を「ブランド化」する方法(前編)
このnoteでお伝えすることは…
「リーン・スタートアップ」の考え方を元にAIを使いこなして「誰でも簡単にリスクなく、めっちゃ稼げる」起業を実現するための方法です。
具体的には以下のような方に有益です。
さて、今回の記事では、Chat GPTを使って「成功する起業家」が必ず持っている「パーソナルブランド・ステートメント(PBS)」を作る方法をお伝えします。
「パーソナルブランドステートメント(PBS)」とは、仕事上の自分の「ブランド」を、1つの文で表したもの。
このPBSを作ることができれば、起業をする上で自分が立ち返る場所になる上、相手に自分と関わるメリットを一言で伝えることができるようになるので、営業やコミュニケーションにおける強力な武器になります。
見事に「その人のできること・価値観・ビジョン」が明確に一言で表されていますよね?これを読むだけで「何の能力を使って、何をしたい人なのか」ということが、自然と分かるようになっています。
このように「パーソナルブランド・ステートメント(PBS)」を持つことができれば、自己の特徴、強み、価値観を一言で表すことができるため、起業家が出会うことの多い以下のような場面で効果を発揮します。
特に3つ目が大事で「パーソナルブランド・ステートメント(PBS)」をきちんと作り込めば、自分から動かなくても自然と自分と相性の良い人や、事業に必要な人を紹介してもらえるようになります。
そこで、この記事では自己分析の総仕上げとしてあなただけの「パーソナルブランド・ステートメント(PBS)」をChat GPTと共に作り上げ、起業家としてのスタートラインに立つことができる方法をお教えします。
読者特典として「オリジナル・ワークシート付き」で、読み終わった瞬間からすぐに取り組めるように超具体的に書いているので、是非最後まで読んで下さい。
読み終わった後にあなたは次の状態になっていることが期待できます。
今回は少し時間のかかる内容なので、週末に時間をとってカフェなどでゆっくりと作業してみて下さい。
では早速、やっていきましょう!
自己分析を分解する(おさらい)
自己分析と一言にいっても、様々な要素があります。
特に起業家にとって重要なのは以下の要素。
まずはこれらをあぶり出して、あなたがどの分野でどのような起業をするのか、ということをはっきりさせる必要があります。
もしも、あなたが士業やコンサルなどとして独立・開業を考えており、大まかな分野が決まっていたとしても、この作業はその後の成功を左右する重要ポイントとなります。
前回の記事では、ビジネス上の「①性格的な強み・弱み」についてChat GPTとストレングス・ファインダー®を使って、明らかにする方法を学びました。
そして今回はこのうち、②から③を一気にやってしまおう!という回です。
「パーソナルブランド」の素材を集める
①価値観を明らかにする
まずはあなたの価値観を明確にしていきましょう。価値観は、無視されがちですが、起業をする上で非常に重要すべき要素です。
自分の価値観に沿って「事業分野」「タッグを組む相手」「戦略」などを選ぶことができななければ、起業家としての活動を続けることは非常に難しいからです。
…とはいえ、「自分の価値観」といっても普段、そんなこと考える機会、少ないですよね?
なんとなーく「こういうの好きだな」「こういうのは嫌だな」ってことは分かっているものの、「これが私が大事にしている価値観です!」とハッキリ言える人は多くないと思います。
そこで、簡単に価値観を明らかにするための具体的な方法をお伝えします。
…ただし、ちょっと時間がかかるかも。
15分から30分間程度の時間をとってから取り組んでいただければと思います。
取り組んで頂くのは、80個の「価値観」をリストアップしたものを用意したので、これを元に自分の価値観をあぶり出していくワークになります。
目標は80個から大切にしたい価値観を10つに絞り、それらをランキング付けすること。
ファイルダウンロードが面倒な方はこの記事にとんで取得(コピペ)してお使い下さい。
…ちなみに、私のランキングは次の通りになりました。
この記事の後編では、これを元に私が実際に自分の「パーソナルブランド・ステートメント」を作り上げていく様子をお見せするのでお楽しみに!
なお、この方法はDaiGoさんのDラボでも紹介されたことのある方法ですが、提唱した論文はアメリカのニューメキシコ大学の教授W.R. Miller氏などが発表したPersonal Value Card Sort(価値観カード並べ替えワーク)です。
論文によれば、選んだ価値観とランキング自体も重要ですが、その過程で悩むことも同じぐらい重要であるとされています。
だから、少し時間を取って、自分だけの「価値観ランキング」を作ってみて下さいね。
② 能力の評価
次に能力(スキル)の評価です。
つまり「あなたができること」の棚卸しをしていきます。
まずは能力を、2つに分けて考えます。
「具体的なスキル」と「抽象的能力」です。
具体的なスキルは、わかりやすいと思います。
例えば技術的なスキル(例:プログラミング、プロジェクト管理など)や、人間関係のスキル(例:リーダーシップ、社内調整能力など)です。
「抽象的能力としては、学習能力や対話能力などが挙げられます。
この分類を元にスキルの棚卸しをしましょう。
ポイントは、あくまで仕事上で使えるスキルを割り出して欲しいので、「人の役に立てる」能力であって、「自分が好きなこと」ではないということです。
先程のファイルの「スキル棚卸し」タブから、ワークシートを使えるようにしましたので、ぜひダウンロードしてみて下さい。再掲しておきますね。
③ 個性の特定
お疲れ様でした。ついに起業前の自己分析の作業も最後になります。
「自分の性格」を把握します。
あれ?前回もやったけどなぁ…そう思ったあなた。前回やったのは「仕事上の強みと弱み」を把握するという内容。
ここでは心理学に基づいてあなたの性格を分析してもらいます。
起業をしていると段々分かってきますが、ビジネス的な意味における強み・弱みを把握しているだけでは、「ビジネスを上手くいかせ"続ける"こと」はできません。
あくまで人間がやることである以上、感情が強く関わってくるからです。起業家を続けていくためには、ビジネス的な強み・弱みだけではなく、自分の性格的な特徴も理解しておくことが必要になります。
ここでは、心理学で最も信頼されており、科学的であると評価されている性格診断の方法である「ビックファイブ」分析を使っていきましょう。
具体的には…
この5つの要素がどのように組み合わさっているかを分析する方法になります。
診断は、以下のサイトから無料(登録不要)で10分程度でできるので、是非やってみて下さい。私もやってみましたが「そうそう…そう!」と、まるでめちゃくちゃ当たる転職コンサルに診断されているかのような気分になりました。笑
さて、このサイトでは分かりやすく診断結果をまとめてくれるわけではないので、Chat GPTを使って診断結果を性格の理解につなげていきましょう。
実際のやり取り↓
いかがでしたか?
このプロンプトだけで分からないことがあれば、さらにChat GPTにその部分を聞いて見て下さい。あなた自身の性格への理解が深まっていくと思いますので試してみて下さい。
まとめ
さて、ここまで来ればあなたは「パーソナルブランド・ステートメント」を作るための材料を手に入れたことになります。
あとは、それを一つの文にまとめる作業をするだけ。
ところで、この記事を読んでいて「あれ?タイトルに "Chat GPTと共に作ろう!" って書いてたくせに、この記事ほとんど、AIが出てこないじゃん…」と思った方、いるんじゃないでしょうか?笑
大丈夫です。来週初めに更新する、次回(中編)の記事では、ガッツリとChat GPTと対話を通して「パーソナルブランド・ステートメント」を作りあげていく方法を分かりやすく解説していきます。
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【付録】今日のプロンプト集
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