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【AIFAからの贈りもの#12】胸襟開いて話し合える場をつくるには?

みなさん、こんにちは。
一般社団法人アプライドインプロ協会 【通称AIFA(あいふぁ)】
ニュースレター担当の長門あいかです。
AIFA認定ファシリテーター養成講座7期生の募集が始まっています。
10月からいよいよ講座もスタートします。
受講してみようかな?どうしようかな?と迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「チャレンジする」ということは、時に勇気がいることかなと思います。
仕事・学校と両立できるかな、途中で投げ出さないかな、私にできるかな…私はまさにそんなことを考えてしまい、何か始めるにもなかなか一歩目を踏み出せないタイプです。
それでも、今AIFAの活動をはじめ様々なことにチャレンジできているのは、「大丈夫!がんばれ!」と背中を押してくれる人が近くにいるからかなと思います。本当にありがたいことだなと思います。
もし、そんな風に背中を押してくれる人が近くにいないという方には、私がドンっと背中を押したいなと思います。
受講しようか迷っているという時点で、やってみたい!学びたい!という気持ちをお持ちのはずです。どうか、その気持ちを大切にしてください。
私はよく母に「子どもがまだ小さいんだから、もう何年かしてから勉強でもなんでもしたらいいじゃない?」と言われます。確かにその通りなのですが…
でも!私は今学びたいと思ってるんだ!今なんだ!!と、学び続けています(夫が味方なので、なんとかなってるし、なんだかんだ母も協力してくれています。笑)。
基本的には全ての回に参加していただきたいですが、仕事で、家庭の事情で、今日は気持ちに余裕がなくて…そんな日もあると思います。AIFAには、それを否定するような人はいません!参加者の方が学び続けたい!という気持ちを持っている限り、全力でフォローしていきます。
講座に関してご相談・ご質問があれば、お気軽にこちらまでご連絡ください。
一緒に学んでみませんか(^ ^)?

◯目次◯
1. オンライン講座で使える心理的安全性を育むアイスブレイク講座のふりかえり
2. Yes, Andな授業づくり
3. AIFA10月カレンダー

1. オンライン講座で使える心理的安全性を育むアイスブレイク講座のふりかえり
 AIFAの朝活の1つとして6月〜8月の第一日曜日に連続3回講座として開催されました。3回合計で12名の方にご参加いただきました。前回のニュースレターでひかさんも振り返りを紹介してくださっていましたが、他の参加者の皆様からの感想が届いていますので、ご紹介します。

【ほたるちゃん】
自分にとって、「心理的に安全な場所」というのは人が集う場にとってとても大切なことだと思っているので、その場を育むヒントを学びたいと思い参加しました。
講座を通して、心理的に安全な場=「安心して活発に参加できる場」と無意識にイメージを持っていたことに気づきました。ひとつのイメージにとらわれず、それぞれにとって心地いい行為、行動は異なること、それぞれの心地よさを受け入れ合える場ということを大切にしたいと思いました。また、Yes, Andと忖度の話から、「Yes」することの意味を考えることができました。忖度の場合は、Yesはしていなくて、ただAndをしているのかと思いました。Yesが本当のYesになるには、相手への信頼がとても大切だと思いました。そしてそれは、はじめに場をはじめるファシリテーター役も、参加者に対して信頼していることから始まるのだと思いました。

【かなちゃん】勤めている会社の雰囲気が堅め…だけど、一人ひとりはアツい気持ちを持っているので、そういう面を引き出すためのウォーミングアップが知りたかったから参加しました。お互いが言葉を発さずに進めるゲームってすごくハードルが高い!と思いましたが、、実際にやってみたら言葉でやりとりがないからこそ相手の気持ちや思考を普段より慎重に慮ることができて「YES」を効果的に体験できた気がします。また、自分が発する無言の一本の線(AND)もチームのメンバーへの期待と安心感を持って描くことができて、次の人がそれをYESしてくれる心地よさを実感できました。初めてご一緒するメンバーの方もおられましたが、振り返ってみるとあの場は本当に心理的安全性が保たれた場だったなと思います。たかがアイスブレイクと思っていましたが、とんでもないですね!戦略的に使っていきたいです。

※一人が線を一本ずつ書いて、一つの絵を完成させていきます。ただ、お互いに声を出したり、チャットを使うのもNG…

2.Yes, Andで作る授業
以前にも取り組みを紹介してくれたAIFA認定ファシリテーター養成講座6期生のあおちゃん(高校の保健体育の先生)が、またまたご自身の素敵な取り組みについて紹介してくださいます!
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【高校生が考える人工妊娠中絶について】
保健の授業で扱う単元で、「sexual and reproductive health and rights 性と生殖に関する健康と権利」について考えてもらいました。
毎年、高校2年生が学ぶ単元ではありますが
なんせ今、とってもホットな話題です。
ところが、クラスに聞いたら、このニュースについて、たったの1人しか知らなかったことに驚きました。
彼らは彼らの世界で生きています。
それはいいか悪いかということではなくて、それが可能な日本であるという事実。
色んなことを知ることで深まる理解や思考がある一方で、自分の世界で生きていけるのであればそれは幸せなことだとは思ったりもします。
それも、私たちは選んでいい時代なんでしょう。そう思います。
ニュースの動画を見せて、
これは、今アメリカという、みんなのなかの「海外、国際」という言葉の代表国で起こっている出来事であること。
そして、
中絶禁止法に賛成か反対かで割れている理由は様々な問題が絡み合っていて、なのでそれは保健の授業では取り扱わないとした上で、
「What do you think about it? 」あなたは、どう思いますか?
ということを、
なるべく、賛成か反対かの議論ではなく、
根本的なことや、じゃあ、自分だったらどうしたいか、考えてもらえたらと、思いました。

ここに至るまでに、第二次性徴のことや、他者を尊重するということ、結婚て何が必要?出産の仕組みやマタニティーブルーなどなど、様々なことを学習しています。

動画のインタビューに出てきた、
過去に中絶が出来なかった女性
「パートナーからの暴力から逃げてきて、中絶するために必要な全てを知ったときには、中絶できる期間(その州では15週と定められていました)を過ぎてしまっていた」
という話。

まず、学習してきた、他者尊重のことや、月経周期の数え方、妊娠周期の数え方。
そういった知識がなければ、まず、選択肢がないこと。
物理的な選択肢も大切だが、知識という選択肢の土台がある大切さを説いたつもりです。

グループワークで、思考の整理、思考のストレッチアウトを目的として、
ディスカッションではなく、私はこう思う、ということをシェアしてもらいました。

ここに、ルールとして、次に話す人は、必ず前の人の意見をyesしてからand私はこう思う、と話してください、としました。

前の人の意見に、必ずしもagreeしなくてもよくて、あなたはこのように思ったんだね、ここが印象的だったな、そして私の意見はね、
という風に、前の人の意見を拾うということをしてもらいました。

目的は、正解のないものに対して、自分の意見が世界で唯一正しいと思う態度を育てないためです。
それ以外にも、何に気づいていくか。そして気づかないか。
それは生徒一人一人違うと思うし、それが、学びの主体性なのかなとも思います。
理解できるようにすることが多い学校教育のなかで、自分だけの納得解を持つその主体的な学びの経験をさせる、いい単元だなといつも思います。

そうやって話してもらった後にレポート作成に取り組んでもらいました。
レポートを読んで、高校生の感じる力に震えるほど感動しました。

「中絶という選択肢をなくすべきではないとは思うけど、反対する人の視点と意見があるからこそ、中絶の選択について深く考えることができると思った」(男子生徒)

「中絶自体は少し悪いのかなと思ってしまう。でも、選択肢はあってもいい。前提として避妊をするとか性犯罪がなくなることなどの方が大切。それでも望まない妊娠が0になるわけではないからこそ、自分の考えをしっかり持って、その考え方が一人一人違うってことも知っておく必要がある。自分の意見が絶対だと思わずに、話し合ったり、理解し合える人間関係を作れる人でありたい。」(男子生徒)

大人のみなさん、この高校生の言葉、どう感じますか?
私は、このポテンシャルをどうやって学校教育によって潰さないようにして、あわよくば伸ばしていけないものかと、考えさせられました。
この言葉を受け取らなければいけないのは、我々教員だし、大人たちだと思います。

私からの無理難題、
「あなたは、これからのあなたの健康について、他者とどう関わって、その結果どのような自分で在りたいと思いますか?」
という、40歳前の自分にも書けないレポートに、一生懸命取り組んでくれました。
たったの15分しかなかったのにも関わらず(鬼!)
なかには、上手く言語化ができないから、でも、思ってることがあるから、先生、明日出させてくださいっていう子もいました。
うちのクラスなんですけど、いいクラスだなぁって思います。

3.AIFA10月カレンダー

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次回の予告
部活動紹介②出版部

AIFAファシリテーター養成サロン6期生を修了して
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代表 樋榮ひかる
ALOHA Newsletter担当 長門愛香
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