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幼児期から英語教育をしていたのか?わが家の場合は「NO」でした。

こんにちは、aicafeです。
40代、人生時計で14:00頃に差し掛かったところです。
これからの人生の午後の時間の過ごし方を模索中です。

息子がインターナショナルスクールに通っていると、幼い頃から英語の教育をしてきたのか尋ねられることがあります。
わが家の場合はノーです。

幼児期の英語教育、まったく考えず。

幼年時のインターナショナルスクールのプリスクールや、英語関係のお稽古事は全く考えませんでした。
都心に住んでいましたので、こうした場所へのアクセスはしやすかったのですが、むしろ純ジャパど真ん中の、保育園→区立小学校&学童保育&中学受験塾、という普通の東京に育つ男子の型どおりに育ててきました。

別にたいそうな思想があったわけではないのです。
日本で育てているし、それが普通で、自然だったからです。

それに、英語でコミュニケーションすることをゴールとするならば、そのスキルは後から身に付けられるという考えでした。

一方で、グローバルな思考や多様な文化への深い理解は、日本国外の異文化に身を置くほか、身に付けることは難しいだろうとも思っていました。

この感覚は、今も同じです。

シンガポールへの転居を契機に飛び込んだインター教育

そして縁あって、シンガポールに転居することになり、小学校の途中からインターナショナルスクールに転校することを決めました。

海外生活をするだけでも大きな変化ですので、まずは言語の通じる日本人学校から入るお子さんは多いです。或いは、なにかしら準備をしていたお子さんがインターに行く場合が多いです。

都内の小学校では英語の授業があったとはいえ、ほぼ英語は喋れない(イエスorノー、OK、ハローくらい)学齢期の子どもをインターナショナルスクールに❞放り込む❞ことに、周りからは「勇気あるね」と言われました。

しかしわたしたち夫婦は、息子はきっと馴染んでいけると信じていました。実際に、最初は辛い時期があったものの、二週間で順応し、楽しく学び始めました。
クロール・背泳ぎ・平泳ぎ・バタフライ、と泳ぎ方を覚えていくかのように、英語も技能として身に付けていきましたし、今まで経験の少なかったアウトプットの機会にも慣れていきました。
多様な国から集まった子どもたちや先生たちのなかで、毎日さまざまな発見をし、刺激を受け、世界で起こる出来事を自分事として考えるようになっていきました。

純ジャパ→海外式で、わが家の場合はよかった

今思うと、息子の場合は、純ジャパ教育からのいきなり海外式教育のコースを取ってよかったなと思っています。
幼児期から学齢期の途中まで日本式だったので、「日本人が当たり前に身に付けている常識」を備えられたためです。

漢字の読み書き、日本地図や都道府県の特徴(農産物の産地とか景勝地など)、日本の歴史の概観などの一般常識に加え、日本流のコミュニケーション術の基礎も身に付けたうえで、英語や他のカルチャーの様式を取り入れられたので、多様な国籍の人たちの中にあって「自分の軸は日本にある」という意識の醸成を手伝ったと思います。

とはいえ、ここまで大きな変化を与えると、それが大きなストレスになってしまう場合もあると思いますので、あくまで❞息子の場合は❞よかった、という結果論です。決して推奨はいたしません。

今後大事になってくること

今後、息子の成長過程で大事になってくるのは、母語をあいまいにしないことです。母語も英語も中途半端だと、思考を深めることが難しくなることがあるからです。先生方からは、母語と英語の両方で読書することを習慣化させるように勧められています。

今後は高等教育に向けた別のフェーズに移っていくので、親子で共に考え、相談しながら進んでいきたいと思っています。

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