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記事の顔はタイトルなんでお化粧してあげてね

 こんにちは、フリーイラストレーターの頼和 愛(@ai_yoriwa)です。

 noteのトップを開くと色々な記事がレコメンドされますが、毎回「このタイトル上手いなあ」とか「このタイトル残念過ぎるよぉ」と思うことがあります。感覚的には「上手いなあ」より「残念だな」と思うことの方が多いです。
 今回は読まれる記事タイトルについて私なりの工夫を書いています。一生懸命記事を書いているのに閲覧数が伸びないとお悩みの方へ、少しでも参考になれば良いなと思います。
 なお、「私は私の好きなように書くので誰にも読まれなくてもいいんじゃい!」という猛者には、この記事は無意味なのでブラウザバックでお願いします。

 まず貴方はどういう時に記事をクリックしますか?
 「この記事面白そう」「この記事自分にとって学びがありそう」だからじゃありませんか? 
 「面白そう」も「学びがありそう」も一つのメリットです。メリットがありそうだから読むんですよね? 何のメリットも得られないような他人の記事を読むほど貴方は暇でしょうか? 総資産何十億の暇を持て余した大富豪でしょうか?

 折角内容が良くても何のメリットもなさそうなタイトルでは殆ど読まれません。(既に有名人なら話は別ですが)
 人の印象は見た目が8割(5割?)だとかよく言いますけれども、それ以上に記事の印象もタイトルという顔の部分で決まると言っても過言ではありません。何故ならタイトルが微妙だと、クリックすらされずに肝心の中身を見てもらえる機会に恵まれないからです。
 タイトルが魅力的でも中身カスカスなことはたまにありますが、それ以上にタイトルが残念な場合は中身も同等な可能性が高いです。それは何故か。
 それは読者目線で記事を書いていないからです。
 思ったこと、感じたことをそのまま日記のように羅列していませんか? 読者にその記事を読んだら与えられるメリット(ゴール)をしっかり考えていますか?
「私は読む人のことなんかどうでもいい! 気ままに日記が書きたいんじゃ!」と言う人はそれでもいいです。それはそういうスタンスということですので。

 ちなみに私がそもそもこのnoteを始めた目的は、少しずつでも知名度を上げることです。絵描きの方に向けた記事が多いので、正直絵の仕事をもらうという意味ではターゲットがぶれているのは自覚していますが、文章を書くことに抵抗がなく、自分のやってきたことや気付きを書くと備忘録にもなり、知識が定着するので、こうして記事を書いています。
 備忘録的な意味では「絵の練習しました」みたいなタイトル記事でもいいんですが、そんなメリットのなさそうな記事では誰も読まんだろ、と思っています。日記が読まれるのって既に有名人・偉人でなければ無理です。平凡な一般人の日記なんて誰も読みません。
 平凡な一般人でも折角書くならなるべくいろんな人に読まれたいですよね?
 人に読んでもらうためには、まずタイトルでメリットを打ち出さなければいけないんです。
 私はクソ無名な絵描きですが、無名なわりにnote記事はこの一年くらいで25,000PVを超えていて、自分の肌感覚的には思いの外読んで頂いているなと思っています。力を入れて宣伝もしていませんが、ここ最近は大体3〜4日くらいに一人ペースでぽつぽつとフォロワーさんが増えていっている状態です。
 ライターをしていた経験から文章を書くのが恐らく得意な方ではありますが、タイトルも本文と同じくらいこだわっています。
 具体的にどうこだわったらいいの? という方へ、私が書いた記事の中で特に「スキ」が多かった記事を元に、どういったポイントでタイトルを作ってみたら良いかを解説していきます。

↑例えばこれ。noteを始める時、自己紹介記事を書く方は多いですが、その大半が「自己紹介します」、「note始めました」などの普通なタイトルです。
 これめちゃくちゃ勿体無いです。そのタイトルで自分が第三者だとして本当に読みたいと思いますか? 私は既に知り合いの記事じゃないと読まないです。
 折角有益なことが書いてあるかもしれないのに、とても損しています。
 別に私にタイトルセンスあるなんて思っていません。ただ、「何が書いてあるんだろう」「メリットがあるかも」と思わせるような工夫はしているつもりです。
 「イラストレーターになりました」だったら「へえ、そうなんだ」で終わりですが、「30過ぎ」「異業種から」ってなると「ん? チャレンジャーか?? 何があったんだ?」ってなる確率上がりますよね? つまり少し珍しい(限定する)装飾を付けることで目を引くようにするのです。
 この記事のメインターゲットは絵業界以外の社会人を経験して、ある程度大人の方です。
 私もそうですが、ある程度大人になってから絵の業界に足を踏み入れようとする方は、若い頃から絵の勉強をしてきてストレートにその道へ行った方々に対するコンプレックスのようなものが少なからずあるはずですので、イラストレーターを目指そうとした時に必ず「30過ぎ」「イラストレーター」「異業種」といった単語で検索していると思います。
 そういった方へ「同じような仲間がいるんだ」と勇気を持って頂くというメリットを提供する記事なのです。
 この記事の内容が一緒でも、もしタイトルが「イラストレーターになりました!」とかだったら絶対こんなに「スキ」はもらえていないと思います。そもそもクリックされませんからね。
 つまりタイトルではある程度読む人のカテゴリーを定めることが大事なのです。

↑これは駆け出しのイラストレーターさんやこれから有償依頼をもらいたい方に向けた記事です。
 最初って誰でも無名じゃないですか。よほどの画力がない限り。フォロワー1桁とか無理ゲーだろ、と不安な方に勇気を持ってもらえる内容にしたかったので、タイトルでターゲットを限定しています。
 そもそもフォロワー1桁とか恥ずかしい(?)ことを書くのって勇気いるから
なのか(多分)、あんまり書く人がいないのでチャッチーなんですよね。
「え? 無名でもお仕事もらえるの?!」ってなるじゃないですか。気になるタイトルにすること、これもとても大事です。
 読んでもらえると分かりますが、これが単に中身の内容を反映した「クラウドソーシングに登録しよう」とかだったら絶対こんなに読まれてませんね。

↑これはある程度絵の勉強を続けてきて頭打ちになった方へ向けた記事です。SNS見てると「画力画力画力! 画力上げなきゃー!」ってなりますよね。勿論画力も大事なんですけど、どうやらそれだけが評価を受けるわけでもないと気付くはずです。
 私も画力を勿論上げなきゃいけないのですが、昔より明らかに上手くなっているのに全然評価されないなーと悩んで原因を考えていたんです。
 あまりこれに関して明確に言及した記事が私は見つけられなかったので、書いたら同じように悩んでいる方に読んでもらえるかもと思って書きました。
 こういう一般的に「絵が上手くなる」=「魅力的」という式を覆すようなタイトルにすることで「何故なぜ?!」という気持ちを引き出すのも効果的かなと思います。

↑これはそもそも稼ぎ始めの方やこれからフリーランスでやっていきたい気持ちのある方なら実績って読んでみたいはずなので、それだけでも十分引きはあると思います。
 そこへ更に「コネなし」という最底辺状態を晒すことでまっさらな状態でどのくらいいけるのだろうと興味を持ってもらうわけです。
 割と自分が自虐ネタ芸人なので、その辺を活用しているところがありますね。

 フリーランスでの仕事は企業に所属するよりは守られていないので、結構リスキーなところがあります。
 そういった不安からフリーランスへ踏み込めない人に対しては事前の対策として読んでもらえますし、駆け出しのフリーランスは変な依頼者にぶち当たることが多いはずなので、そういう時に読んでもらえたらなと思って書きました。
 正直こういう誰かを指摘する系の記事はちょっと強めで表立って言いにくいことなので、書いている人自体が少ない印象です。
 その上で「変な依頼者だけど、断っていいのかなー自分まだペーペーだしなぁ」と悩んでいる方に向けて「断るメリットあるの? どういうこと?」と思わせるタイトルにしています。

 以上いかがでしたでしょうか?
 私は大抵上記のような考え方でタイトルや記事を考えています。

 ただこういったものとは別に、以下↓のような「Howto」系の記事は、分からなくて検索をかけた人がすぐに「これだ!」と分かるようなタイトルにしています。

 これらの記事は先程までと性質が違い、「スキ」は爆発的に伸びませんが、ある意味永続的に資料として残せるものなので、とにかく探しに来た人にタイトルだけで何が学べるのか分かりやすいことが大事です。

 これからnoteを書かれる方は、記事をあげる前に是非一度タイトルを客観視してみてください。
 自分的に「面白そう! 気になる!」って思えれば良いと思います。勿論正解はありませんからね。私もまだまだ良コンテンツを生み出せるよう修行中です。
 一緒に頑張りましょう!

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