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フォロワー1桁の無名な絵描きがイラストでお仕事を頂く方法

 こんにちは、フリーイラストレーター の頼和 愛(@ai_yoriwa)です。

 今回は絵を描くのが好きだけど、絵でお金をもらったことがない、まずは有償で絵を描きたいという方向けのお話です。

 結論からお伝えします!

 まずはクラウドソーシングに登録しましょう!!!

 それだけ? と思うかもしれませんが、これだけでちゃんと意味があります。

 今のイラストレーター用でTwitterとPixivを始めた時、特に友達にもアカウントを伝えなかったのでフォロワーゼロ。イラストレーターとしては完全に無名オブ無名でした(今もですが……)。

 Twitterは知名度を上げるためのツールとしては有用ですが、仕事をもらうためのツールとしては間接的なものです。

 突然ですが、皆さんはマーケティングの4Pをご存知でしょうか。

Product(製品)

Price(価格)

Place(場所)

Promotion(販促)

 つまり、何か商品を売りたい時はこの4つの切り口で最適なやり方を考えなければいけないよ、ということです。

 今回の場合はここで言うPlaceですね。売りたい商品をそれを売るのに適した場所で売るーーつまり絵でお仕事をもらいたいのなら、絵のお仕事を頼みたい人がいる場所に作品を展示することが近道です。

 TwitterやPixivでは絵を無料で見たい人はたくさんいるかもしれませんが、誰に描いてもらうか決めていない状態で絵を有償で頼みたい人はTwitterではあまり探さないでしょう。Twitterで頼もうとするのは、既にそのイラストレーターさんのことを知っていて、その人に描いてほしいというファンの場合です。

 例えば、大根を売りたいのに大根を家具屋で売っても売れにくいのは分かりますよね? 大根が欲しい人は八百屋に行きますから。

 勿論色々なメディアで自分の作品を露出することに意味がないとは言いません。露出を増やすことでファンを増やすことは長期的には意味があるでしょう。

 ある程度有名になればTwitterやPixivなどでお仕事をもらえることもあると思います。

 ただ無名ならまずはクラウドソーシングへの登録をお勧めします。

 私が登録しているのはココナラ、ランサーズ、SKIMAです。

 私は最初やはり「絵が上手くないとクラウドソーシングなんか登録しちゃ駄目だ」という思い込みがあり、一年ほどずっと練習ばかりしていましたが、練習だけしていても勿論仕事はもらえません。

 仮にこの人に描いてもらいたいという人がいても、仕事を募集していることが分からないと機会を逸してしまうこともあるかもしれません。この人趣味で描いているだけなのかなあと。

 私は大尊敬するさいとうなおき先生のこちら↓の動画を拝見して、「そうか! まずは動かなくちゃ! いつまでも試合前の準備運動ばかりしていては駄目なんだ!」と気付き、クラウドソーシングに登録したところ、出品して一週間で初めて有償のお仕事を頂きました!

 正直泣きました。こんなフォロワー数人の無名な私に依頼してくださる神がいるんだ……! と。そこから5ヶ月ほど経ちますが、何とか毎月細々とお仕事を頂けていますし、依頼者様からは毎回ご好評を頂いています。

 一年ほどひたすら絵の練習をしていた時よりも、絵のお仕事を頂いてからの方が絵の上達スピードも上がっているような気さえします。恐らくお金をもらうからには「ちゃんとやらなきゃ!」と追い詰められることで、絵が上達しているのだと思います。

 自分で納得できない画力でも大丈夫です! まずは登録です。土俵に上がりましょう。

 もしそれですぐにお仕事が来なくても引き続き画力を上げたり、他の対策をすればいいだけです。お仕事しながらでも画力は上げられます。

 クラウドソーシングに登録することは「イラストでお仕事をします」という決意表明です。これがなければいくら絵の練習をしていても何も始まりません。

 一件でもお仕事をもらえたら、おめでとうございます! 貴方は立派なイラストレーターですよ! 胸を張りましょう!

 今回はイラストレーターとしての売り出し方をマーケティングのPlaceに焦点を当ててお話ししましたが、その他のProduct、Price、Promotionに関して、クラウドソーシングに登録する際の文面の書き方など注意点はまた別の機会に取り上げさせてもらいます。

 ちなみに今回のカバーイラストはFGOのオベロンです。トリミング前も是非見てやってください!(FGOはいいぞお……ストーリーがすごくいい)

 最後まで読んでくださってありがとうございます!

 


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