海外の方からイラスト依頼を受ける方法〜PayPal準備編〜
こんにちは、フリーイラストレーターの頼和 愛(@ai_yoriwa)です。
私は元々二次創作では小説を書いていたのですが、その頃はやはりフォロワーさんは殆ど日本人でした(たまーに中国や韓国っぽい人はいる)。言語なので当たり前だと思いますけど。
ただやはり絵を描き始めてからは外国の方にフォローされたり、作品をRTされたりという機会が増えました(外国の方がたくさんRTしてくれる気がする……)。
アイコンに使いたいとかの問い合わせも海外の方でしたし、この前DMに「コミッションやってますか?」という英語の問い合わせがきました。
私は最初海外の方もSkebを使えると聞いていたので、海外の方はそれで対応しようと考えていました(ラフの出し戻し、修正なんかが海外の人相手だと未知数なので)。
しかし! DMのお相手に「Skeb使ってね」と伝えたら「SkebはPaypalが使えません! どうしましょう?!」と!
??? この前SkebはPaypal対応しました、ってツイート見たんだけどなあ、と調べていくと
このツイートの約2週間後
削除されていたようで……笑。ググるとPaypal使えるようになりましたの記事ばかり上に上がってきて、この削除されたツイートは見つけにくいんですよね。
確かに規約を見た時に記載がなくて、「何で対応したって言ってたのにないんだろう」と不思議には思っていました。こういうことだったのか……。
というわけでSkebは使えないと。
そうなるとPaypalを普通に開設するしかないという結論に至ります。
Paypalは海外の人とやりとりをするなら高頻度で使うサービスです。私も10年くらい前フィリピン人とのオンライン英会話をやっていた時に使っていた記憶があります。
Paypalには個人アカウントとビジネスアカウントがあり、ペンネームなど本名の使用を避ける場合はビジネスアカウントになります(法人でなくてOK)。
請求書を送る時も本名や住所は伏せてやり取りできるので、安心です。
ただ、ビジネスアカウントの場合、本人確認が終了するまでに1〜3週間程度かかります。
問い合わせが来てから開設だと相手を待たせることになりますので、イラストレーターとしての活動に海外も視野に入れる場合は今からでもアカウントを作っておくことをオススメします。
それでは早速やってみましょう!(こちら↓から登録できます)
(基本情報の登録は特に迷うようなことはないと思うのでさらっと書かせてもらいます。分からなければ詳しくはこちらを見ると良いと思います)
まずビジネスアカウントを選択、メールアドレスを登録し、パスワードを決めます。
アカウント保有者の情報を入力します。請求書作成の時に住所は見えないようにできるので、大丈夫です。正しく入力しましょう。
事業情報は個人の場合HN(屋号)で大丈夫です。
事業タイプは法人でなければ個人事業主になります。
ここで一番注意して欲しいことがあります(これを伝えたくてこの記事を書きました!)。
本人確認書類について!
一番簡単なやり方がWEB上に画像でアップロードする方法です。2種類の本人確認書類↓を提出する必要があります。
※Aから2点、もしくはAとBから1点ずつが必要です。
A…免許証、パスポート、住民基本台帳カード、マイナンバーカード、住民票の写し、健康保険証、年金手帳、福祉手帳、在留カード
B…公共料金の領収証
ここで一番の落とし穴! 本人確認書類のアップロードの順番に注意してください!!!!
例えば免許証と保険証、免許証とパスポートなどを使いたい場合、1種類目に免許証をアップロードしてしまうとアウトです!
何故かPayPalでは2種類目にアップロードできる本人確認書類の種類が「免許証、住民票の写し、公共料金の領収証」だけなのです。
ちなみに公共料金の領収証はやはり検針票じゃ駄目みたいです。クレカ引き落としの人はわざわざ領収証取り寄せないといけないんじゃないでしょうか。
私は免許証と保険証にしようと思って1種類目に免許証をアップロードしたら、2種類目で保険証が選択出来なくなっていて詰みました……。順番が関係あるとか聞いてないよ……。
しかも1種類目をキャンセルできないんですよ!
公共料金の領収証取り寄せるのも面倒だし、住民票の写しだって手数料かかりますからね。わざわざ口座開設のために住民票の写し取りに行くなんてやってられませんよね。
私はヤケクソになって、2種類目に公共料金の検針票を添付して数日後に棄却され、本人確認をもう一回やり直ししました……。数日無駄にしました。
PayPal側から棄却されないとやり直しできないんですよ。めちゃくちゃ不便……。
これを読んでくださった方はくれぐれも気を付けてくださいね!
2種類の本人確認書類がアップロードできたら、PayPalから「確認が取れたら暗証番号の書かれた書留が来る」という内容のメールが届きます。
1〜3週間で郵便が届くので、そこに書いてある暗証番号をサイトで入力すればやっと開設手続きは終了です。これで海外の方との請求のやり取りが可能になります。
請求書の作り方は簡単ですが、それは別の記事で書かせてもらいます!
また、英語圏の方とやり取りする方向けに注意事項などの例文も作ったので、こちらの記事↓を参考にしてみてください!
最後まで読んでくださってありがとうございました!!!
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