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noteフォロワー68765人の作家さんは、笑点の落語家以上に笑わせてくれた

『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』岸田奈美さんの処女作を読んでみました。

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本の中でも登場する面白い話が無料で読めます↓


私が一番印象に残ったのは、別の話。
奈美さんの母、ひろ実さんの変貌に度肝を抜かれた。

下半身麻痺になって、「歩けないなら死んだ方がマシ!」と思っていたお母さんが、
手動装置を使い、手だけで車を運転できるようになり、今ではドライブを楽しんでいる。

そして、自分で車いすをもち上げ、後部座席へ放り込むまでに成長している。

そんな母を、奈美さんは『ゴリラ』と表現していて、クスっと笑えた。
奈美さんの中には、笑いの神様がいるようだ。 

奈美さんの素晴らしい点は、お母さんが生きていてよかったと思える社会をつくるために、行動していることです。

福祉と経営を一緒に学べる大学に進学したり、仲間と株式会社を創業して、お母さんを雇用したり。

こんなに親孝行な娘、初めて見ました。

奈美さんの母への愛は、この物語に近いものを感じる↓

笑いあり、胸を打たれたり、家族愛がぎっしり詰まった本でした。  

奈美さんを筆頭に、本の製作に携わった関係者の方々へ、ありがとうございます。

貴重なお時間を使って読んでくださったあなたへ、ありがとうございます。

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