お口直し〜人のnoteに物申す(2)気持ちはわかるけれども
第2弾〜気持ちはわかるけれども
今回、物申したい記事はこちらです。
第1弾と同じ方の記事になってしまいましたが、確かに身体障害者と知的障害者と比較して精神障害者に対する制度は遅れています。
1.歴史的経緯ゆえ
精神障害者が「障害者」と認められたのも身体障害者と知的障害者と比較してもだいぶ後ですし、ことうつ病が精神障害のひとつとして扱われるようになったのもごくごく最近のことです。
ただこの問題は非常に難しいと思うのです。
交通事業者の障害者割引は、政治的な制度ではなく事業者がそれぞれ決めている制度です。それゆえ、経営状態が良ければ考えてもいいレベルなんです。
逆に経営状態が悪ければそういった割引制度は淘汰されてしまいます。
ことコロナ禍で回数券割引が多くの事業者で廃止されたのは記憶に新しいと思います。
となると、障害者割引制度も廃止されるのか?ということになりかねないのですが、身体障害者と知的障害者の割引制度は国の指針に基づいている以上簡単には廃止にはならないでしょう。
2.政治的に動かないと
となると、障害者割引制度に精神障害者も加えようとするには政治的な動きが必要だと思うのです。
他の障害者にも言えることですが、こと障害者は社会的に差別…いや、区別されていると思うのです。
例えば就労にしても「障害者を一定の割合以上雇用しなければならない」という障害者雇用制度があるのは障害者を雇用したがらない企業が圧倒的に多いことの裏返しでしょう。
さらに、一般就労で雇用されないことが多いからこそ、いわゆる「作業所」という福祉施設で最低賃金よりも安い工賃でしか就労することしかできない障害者がいかに多い!ということを社会は知らなすぎるのです!
話を交通事業者の障害者割引に戻しますが、上でのべた作業所に行くための交通費にしても精神障害者だって身体障害者や知的障害者と同じく考えて欲しい…そういうことだと思うのです。
3.だからといって
リンクした記事に書かれているようなことを(たとえ個人的な愚痴とは思いますが)言うのはどうか?と思います。
自分もうつ病の精神障害者で言うのもなんですが、精神障害者が障害者割引制度から除外されているからと言って飛び込み自殺を推奨するのはいかがなものか?と思います。
そういうことを叫ぶ人がいるから精神障害者は…と見下し発言が絶えないと思うのです。
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