「アジャイルコスメのファンとは」を突き詰めて考えたファンベース輪読会がとても良かった【学びとアクション編】

アジャイルコスメチームメンバー内で実施した佐藤尚之さんの『ファンベース』を題材にした輪読会。

とても学びの多い会だったので、先月の「開催方法編」につづいて、今回は「学び編」をお届けします。

具体的なやってみてよかったことや、実際に輪読会を通じて生まれたアイデアなどをご紹介します。

前回の記事はこちら

突き詰めて「アジャイルコスメとは」と深く考える時間

「ACPとはどんなブランドか」「ACPの価値とは何なのか」という問いを、改めてチームメンバーでとことん議論できたのは輪読会の一番良かった点でした。

普段の業務とは違った角度で考え、他社の事例を徹底的にACPに置き換えて議論できたのは『ファンベース』という一つのお題があるが故だと思います。

輪読会を終えた後も、皆で同じ本を読んでいるので「『ファンベース』のあの例を参考にしてもいいかもね」といった共通認識の土台があり、ディスカッションのしやすさが高まったように思います。

チームメンバー同士で奥行きのある情報共有ができた

議論中の脱線OKというルールでよかったのは「SNSでファンの方がこんなことをつぶやいてくださっていた」「ほかのファン施策にまつわる本だと『お客様相談室 クレーム客をファンに変える仕組み / カルビーお客様相談室 』も面白かった」など、プランに直結していないけれどシェアしたい情報が出やすい点かもしれません。

また、参加メンバーに感想を聞いてみると「業務のMTGよりも各メンバーの得意分野や、これまでの経験を知ることができてて、コミュニケーションや相談の幅が増えた」という意見も。

情報のシェアは普段から心がけていますが、輪読会の議論によってさらに部署内での良かったこと、メンバーのバックグラウンドを他のチームが知ることができ、今後さらに横同士がつながった包括的な考え方ができそうです。

「アジャイルコスメのファンとは」という視点に集中して議論ができた

もうひとつ、輪読会を通して「ACPのファンの方についてだけ考える時間」が集中して取れたことも大きな収穫でした。

・アジャイルコスメの価値とは？
・「ファン」とはどんな方？
・ファンの方がアジャイルコスメの製品を使ってくださる理由とは？

といった、日々の業務ではじっくり考えづらいけれど大事な問いに集中して考えることで、普段のディスカッションでは出てこないようなアイデアがどんどん飛び出し、感想を言い合うことでさらに膨らませることができました。

その後も、『ファンベース』にあった「ファン施策は中長期的な目線で考えるべき」という視点を意識するようになり、施策を単発的なものではなく、その先の流れを意識して考えられるようになったという声もありました。

輪読会で生まれたアイデア、実行中です

このような学びを踏まえ、アジャイルコスメでは輪読会ででたアイデアをさっそく形にし始めています。

たとえば、輪読会で登場した「ファンの可視化」の一環として、今までACPの製品をご購入されたお客様を見える化してみました。

こうしてマップにしてみると、北海道の北端から沖縄の離島まで、ACPのお客様がいることがわかります。

まだまだ大規模なマーケティングを行っていない私たちのブランドもこんなにいろんな地域の方に知ってもらって、購入していただいているという事実が、マップにすることでより身近に感じました。注文情報はデータで常にチェックしていましたが、あらためて嬉しい気持ちになりますね。

「アジャイルコスメのファンの方をどう増やしていくか」を考えるのはもちろんのこと、こうして可視化することは実は私たちスタッフのモチベーションにもつながるということも学びの一つです。

また、愛用してくださっているお客様とアジャイルコスメをつなぐ交流プロジェクトも始動。

よりアジャイルコスメを好きになっていただけるようなプロジェクトの形を、私たちらしくお客様の声を集めながら企画中です。

他にも、よりお客様に提供できる価値の理解を深めたり、私たちが目指す「自然体で心地よい肌」とは何か突き詰めて考えたりなど、輪読会で得た学びを各チームが具体的な行動につなげています。

このようにとても充実した時間だったアジャイルコスメの「ファンベース輪読会」ですが、全てを通して感じたのは、お客様が感じるアジャイルコスメの価値観は十人十色である中で、お客様に本当にお届けしたいのは何かを突き詰め、本気で実現したいと思うことが何よりも大切だということ。

今後もこの輪読会で生まれたアイデアをどんどん形にしていく予定ですので、どうぞお楽しみに！

アジャイル コスメティクス プロジェクトとは

アジャイル コスメティクス プロジェクトは「天然由来成分」の持つ「豊かな有効性」を最大限引き出しながら、製品の「官能性」を追求するスキンケアブランドであり、購入者の意見を取り入れ、製品を迅速に進化させていくプロジェクトです。
このnoteでは私たちのプロダクトに込められたストーリーや、自分の肌が心地よくあるためのヒントをお届けしていきます。

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