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Z世代の転職事情とは

最近、『Z世代』という言葉をよく聞きますね。
Z世代は他の世代と比べて、異なる価値観やライフスタイルを持っています。そんな中で、Z世代が持っている仕事や転職についての考え方を解説していきます。


<目次>

  1. Z世代とは?

  2. Z世代の特徴や価値観

  3. Z世代のキャリアへの考え方

  4. なぜ仕事を辞めてしまうのか

  5. Z世代が求めるものとは


1.Z世代とは?

Z世代とは、1990年代後半〜2000年代に生まれた世代のことを指します。
物心ついた時から既に、インターネットやスマートフォンに囲まれている環境にあるのが大きな特徴です。

Z世代の由来はアメリカの、「ジェネレーションX」から来ており、Z世代の
一つ上がミレニアル世代(Y世代)、さらに上がX世代と呼ばれています。


2.Z世代の特徴や価値観

①インターネットネイティブ・SNSネイティブ
 Z世代が生まれたとこには、既にインターネットやSNSなどの
 デジタル媒体が広く利用されていました。

 マスメディア離れが顕著であり、主な情報収集はインターネット媒体が当たり前です。テレビや新聞などは「自分自身に関係のない情報が入ってくる」のに対して、SNSやインターネットでは、「自分に必要な情報」のみを手に入れることができる、という点からWeb媒体の活用を使用しているのでしょう。

 しかし、自分への情報の取捨選択ができる一方で、「誤情報」であると気が付かずに、拡散や共有をしてしまうこともあります。

②「共感」を強く求める
 Z世代は有名なブランドだからというのが決め手になるのではなく、ひたすらに情報収集を行なって上で、自分に合いそうなものや、自分が共感を寄せるインフルエンサーが紹介するものを購入するなど。「共感」が重要になっていきます。
また、周囲からの評価も強く意識しているというのも大きな特徴となります。
SNSに囲まれてい過ごしてきたのが影響をし、周囲にどうみられているかを強く気にする分、周りへの共感能力や同調思考が優れているのも特徴的です。

③消費行動へのハードルが高い
Z世代は無駄な消費を嫌う傾向にあります。経済活動に関しては保守的で、「買い物では絶対に失敗したくない」という思考を持っています。コスパやタムパ(タイムパフォーマンス)の消費行動をしないために、入念な情報収集を行う傾向にあります。

④社会問題への関心が高い傾向にある

Z世代が他の世代よりも社会問題への関心が高い傾向にあるのは、地球温暖化による異常気象や東日本大震災を経験したことが大きく関わっているでしょう。不況や不安な社会情勢を経験したことで、SDGsなどの環境問題への取り組みや多様性に関する捉え方を触れる機会が多かったことから、そういった問題への関心が高い傾向にあります。



3.Z世代のキャリアへの考え方

①安定思考が強め
Z世代の特徴として安定思考が強く、一つの会社で長く働きたいと考える人が多いようです。2-④でもあったように、不況や不安な社会情勢を過ごしてきたからこそ、仕事に対しても安定した収入を得られる職種・職業を選ぶようです。

②ワークライフバランスを重視
Z世代は、プライベートと仕事のバランスを意識した働き方を求めています。仕事に生きるはたき方は望んでおらず、職場の人間関係も限定し。プライベートでの交流を控えるという人も多い印象です。
他の世代と同様に、「お金のため」に働いていますが、お金より時間を重視し、自分の時間をいかに確保できるかが大事になります。

③キャリアアップに前向き
安定志向を持ちつつ、将来への不安や自分の市場価値を高めたいと思っています。ワークライフバランスを求めているのに対して、他の会社にもし転職した場合は通用しなくなるのではないか、と将来への漠然とした不安を抱える人が多いのも現状です。


4.Z世代はなぜ仕事を辞めてしまうのか

 Z世代の中で、「転職を検討している」「実際に転職活動をしている」という人は全体の8割ほどになります。若者の離職率が問題視されている中で、Z世代が転職を検討している理由は、「人間関係」や「上司からのパワハラ」など、精神的身体的に負荷のかかる理由はある一方で、「職場が緩くて不安に感じる」「自分の市場価値を高めたい」など、働き方改革が進んだ現代ならではの転職理由もいくつか挙げられます。

SNSやインターネットが常に身近にあるからこそ、さまざまな情報がリアルタイムではいり、転職の求人や情報収集などもいつでもどこでも見ることができ、お金を稼ぐ手段が増えたことも、転職までの決断へ繋がっているのでしょう。


5.Z世代が求めるものとは

それでは、Z世代が仕事や会社に求めるものとは一体なんでしょう?

4章でもあったように、一つの企業で安定して働き続けたいと思いつつも、複数兼業をしてお金を稼ぐという価値観を持っているのがZ世代の特徴です。

Z世代が会社に求めることは、「自分の存在価値」ではないでしょうか。

 Z世代は仕事を通じて自分の存在意義や意味を感じてもらうことが、とても良い刺激になり周囲に良い影響をもたらします。
ある程度の裁量を持って仕事ができることや、新しいことにチャレンジすることができる環境や機会を提供することが、企業に所属し続ける魅力に繋がるでしょう。



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