刺しゅうする〜ガマ口財布作りの失敗と改善〜
朝夕の冷え込みが強くなり、肌寒い日が増えてきましたね。
だんだんと秋は深まって、少しづつ冬へと向かっていくのを感じます。
今の時期は夏冬に比べて過ごしやすく、読書や芸術などに集中しやすい季節でもあります。
個人的にも創作活動を進めており、いくつか作品を完成させることができました。
今回は刺しゅうした布を使ったがま口財布、その製作中の様子についてのお話しです。
完成したがま口財布について
刺しゅうした布で製作した「がま口財布」については、前にデザインについてお話しさせていただいてます。
この後に再度作り直しをしたので遅くなりましたが、今月ようやく完成させることができました。
実施にこの財布を使用しましたが、間口が広くて出し入れしやすく重宝しています。
内側にポケットをつけてカードやお札を分けることで、小銭を取り出しやすくしました。
使いやすく仕上がって大満足ですが、完成させるまで失敗が多かったのも事実です。
作り直した原因について
今回のがま口財布は、計画してから完成まで約2ヶ月かかりました。
刺しゅうする図案を変更したのも要因ですが、がま口の取りつけ段階でも失敗して作り直すことになってたからです。
今後の創作活動に活かすために、失敗したことをまとめていきます。
●裁縫への不慣れ
これまでは刺しゅうした布をそのまま飾ったり、くるみボタンに使用したりと、比較的作りやすい物ばかりでした。
しかし今回は型紙に合うよう布を裁断したり、袋状に縫ったりと、裁縫の技術が必要です。
作る手順や方法はわかっていても不慣れだったので、時間がかかって出来栄えも不恰好でした。
最終的にがま口パーツへの取りつけがうまくいかず、刺しゅうするところからやり直すことになったのです。
●内ポケットのつけ方
財布として使用する際に小銭を取り出しやすくするため、内ポケットをつけていました。
しかしポケットを端までつけてしまったことで、がま口の取り時に端を曲げると中で布が余ってしまったのです。
(ポケット部分に厚紙を入れていたため、中で変形して不格好になりました)
がま口の形状やポケットのつけ方を、理解していなかったことが1番の原因でした。
作り直しで注意した点について
上の失敗から反省し、再度刺しゅうするところから作り直していました。
自身の裁縫への知識不足が大きな原因のため、以下のことを気をつけながら製作しています。
●本や記事、動画の内容を参考にする
がま口小物は昔から作られており、好きな布を使って手作りされている人も多かったです。
今回は購入した商品と同じ物を使われていた、* Baby&Kids * Handmade様のこちらの動画を元に作成していきました。
こちらの動画では、商品の説明や必要な道具、重要なポイントなどを詳しく説明されています。
布の裁断から仕上がりまでの工程を全て撮影されているため、初心者でも1連の流れが分かりやすかったです。
●内ポケットを小さくする
がま口財布の中を仕切る方法はいくつもありましたが、数枚のお札やカードが入るくらいの小さいポケットへ変更しました。
(必要以上に大きくしすぎていましたので…)
必要最低限の大きさに変更したことで布が邪魔にならず、がま口パーツもつけやすくなったのです。
※ポケットのつけ方は、こちらのサイトを参考にさせていただいてます。
●布の上部に紙紐を縫いつける
購入したがま口パーツはがま口のミゾに接着剤を塗り、布の上端と紙紐を入れ込む作りです。
しかし布の端と紙紐が動いていまい非常に入れにくく、どうしてもズレてしまってました。
(布が薄かったことと、ポケットが大きくて形が変形していたからだとは思いますが…)
そこで作り直しの際は、紙紐を布上部に縫って固定してしまいました。
これは動画でも紹介されている方法で、固定されている分入れやすく、形もキレイに整えられたのです。
その他にも表面の布地に、接着芯(布の補強用に使う素材)を貼ったことで袋部分の強度も上げました。
まとめ
ここまで刺しゅうした布のがま口財布の紹介と、失敗や改善についてお届けしてきました。
作り方を調べ直してから再度製作すると、裁縫のコツや手順を改めて勉強することができました。
最初もある程度調べてはいましたが、実際にやってみないと理解できていないのだと痛感しています。
しかし製作に苦労した分、完成した作品への愛着も強いです。
お財布なので定期的に変えた方がいいのかもしれませんが、手洗いしながら長く使っていければと思っています。
長くなりましたが、最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。