SuBAL通信#28 経営管理機能分担のポイント
こんにちは、公認会計士の三上光徳です。
本日のテーマも、前回から引き続き『経営管理の分担』です。
本日は、『経営管理の分担』を考える際のポイントを3つお伝えします。
ポイント1:業務・スキルの洗い出しと予算化
まずは、業務の洗い出しです。
洗い出された業務は、何か特殊なスキルが必要なものでしょうか。
事務的にこなせるものでしょうか、判断が必要なものでしょうか。
その業務は、会社にとって重要なものでしょうか、それほどでもないでしょうか。
このように考えていくと、
・まだ経営者がやるべき業務なのか、
・社内のスタッフに移管できる業務なのか、
・社外にアウトソースできる業務なのか
がみえてきます。
すると、分担に必要な予算もみえてきます。
以上の作業を社内のあらゆる作業について実施することが第1歩目です。
ポイント2:アウトソーシングの活用
業務分担を考えるとき、自分以外のリソースは社員のみとは限りません。自分以外のリソースをすべて社員雇用で賄おうとするのは危険です。
社員雇用=固定費の増加となりますが、アウトソーシング=変動費です。それぞれのメリット、デメリットを理解した上で選択をすることが重要です。
ポイント3:兼務させる際の不正予防
複数の業務を特定の1名の社員に割り当てる、つまり兼務させる場合には、不正予防の観点に留意しましょう。
例えば、特定の1名の社員が
取引先との交渉、契約書の作成、請求書の送付、入金の確認など一連の業務を
すべてやっている場合は、そこに存在する不正に経営者は気付きにくいでしょう。
例えば、特定の1名の社員が同じ業務の担当を10年している場合、そこに存在する不正に経営者は気付きにくいでしょう。
兼務させるとしても、定期的なローテーションを組み合わせるなど不正予防の観点は忘れないようにすることが大切です。
次回も、『経営管理の分担』について深掘りしていきます。
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