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支払税金の最小化を目指した結果 その1

こんにちは、公認会計士の三上光徳です。



決算前になるとその期の税額がいくらくらいになるのか、気になると思います。
税額が低ければ低いほど、税金として支払うお金は減ります。

ということは、税額が低い=キャッシュフローの改善を意味するのでしょうか?


本日は、支払税金の最小化を目指すとどうなるかを考えてみます。



税額を低く抑えるということ


ここではシンプルに、利益に連動する税金のみを考えることとします。

つまり、法人であれば法人税、住民税、事業税です。
個人事業主であれば所得税、住民税、事業税です。

これらの税金は、利益(課税所得)に対して何パーセントという形で決まります。つまり、税金を抑えるためには利益(課税所得)を減らす必要があります。

そして、利益(課税所得)を減らすためには、費用(損金)となる支出を行う必要があります。



費用(損金)となる支出の例


例えば、以下のようなものがあります。


・従業員の退職金積立を目的に、中小企業退職金共済へ加入する。その際、掛金を1年分前払いする。

・生命保険に加入する。支払額の内、損金となる割合は生命保険の内容によって異なるが、全額が損金となるものを選択する。

・経営セーフティ共済(倒産防止共済)へ加入する。その際、掛金を1年分前払いする。

・事務用品や消耗品のニーズを洗い出し、決算前に購入する。


これらには、当然の共通点があります。


それは、『資金の支出を伴うこと』です。

支払税金の最小化を目指した結果


さて、上述のように費用(損金)となる支出を増やした結果、税額はどうなるでしょうか?その結果、キャッシュフローは改善されるのでしょうか?


具体的な数値としてどうなるのかは、次回試算してみたいと思います。




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三上光徳

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