【詩】 炎
さあ ダンスを見せてくれ
よくないものを燃やしながら
自在に踊る炎
何も残らないほど 擦りつけ合った
日常を残して ここに来た
日頃は禁止されてる火遊びを
思う存分 するために
頬を炙るぬくもりは きっといま
世界中でいちばん身近く 親密だ
これまでの出来事や 歩んできた道のりを
いっそ こんな風に燃やしてしまえたら
どんなに楽になれるだろうか
燃えろ燃えろ もっと見せておくれ
昂るも 鎮まるも お前次第
でも お前は100% 自然のものなのだから
100% 敬うし 尊ぶよ
自然にかなうはずはないってこと
人間は本能で知ってる
だからあなたのなすがままに
逆らおうとはいたしません
その 時には緩い 時には激しいダンスを
いま少しだけ
一緒に踊らせて欲しいのです
ただそれだけなのです
消えたかと思えば突然燃え盛る
その気まぐれな元気を
持ちたいと思った