マガジンのカバー画像

自問自答ファッション考察

16
自問自答ファッション関連の自分の記事をまとめます。
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事

子どものころの将来の夢をコンセプトにしてしまおう

子どもの夢なんて、大抵は荒唐無稽だったり、論理が破綻していたりする。 私が幼稚園児だったころの文集をみると、将来の夢は「ケーキ屋さん」だったらしい。 理由は、「ケーキたべたいからです。」 (ケーキ屋さんはケーキを食べる屋さんじゃないよ。) もう少し物心がついてから、あれは小学生だったか中学生だったか。 また文集に書いた将来の夢は「作家さん」だった。 今考えると結構アバウトな書き方だけど、要は「小説家」ってことだったはず。 活字中毒で、目に入るすべての文字を読みたがった。 在

コンセプトの添削、あるいは、ことばの粘土遊びをする

意外と優しい世界で、うそつきの私とおさらばする|阿笠ヤコ (note.com) 自問自答ファッション教室で、コンセプトが爆誕しました。 『自由で凛として洗練された 魂を解き放つ 人の性癖を歪める 毒を秘めた 官能小説家』です。盛り盛り。 このままでも良いコンセプトですが、あんまり記憶力に自信がないので、簡潔にズバッと表現できる言葉に成形していきます。 (どう料理してやろうか、と手元でこねこねしていたけれど、経過を残しておいたほうが良さそうだな、と途中で気が付いたのでここに

意外と優しい世界で、うそつきの私とおさらばする

自問自答ファッション教室に行ってきました。 【少人数で学ぶ】自問自答ファッション教室盛り上がってますっ🗒✨|自問自答ファッション通信|あきや あさみ (note.com) あきやさんとの出会いは2020年秋。ちょうど今と同じくらいの時期。 この頃、というか、それまでずっと、服が欲しい衝動に頻繁に襲われ、その度にネットショッピングをしては「なんか違うな。」と手放すことを繰り返して生きていた。 とはいえ、服の数はそんなに多くはなかった。 子供の頃は物を溜め込みがちな性分だっ

「似合う」の深掘りをしてみる

随分前に、「なりたい」について書いたけれど「似合う」についても考えてみる。 「似合う」というと、だいたい外見の話がメインになるけれど、今回は定義を少し広くとる。 前回定義した「似合う」は上のとおり。 生まれ持ったものとは、容姿のことだけでなく、性格も含める。 なので、「性に合う」も「似合う」とカウントして考えてみる。 私は数年前に、パーソナルカラーとパーソナルデザイン診断の講座を受けた。 (今はドレープもテキストも仕舞いこんでしまっているけれど、いい経験だった。) 巷

例のとびらに、どんな世界をブックマークする?

ジブリ。 映画自体は胸を張っていちばん好きといえるものがないんだけど(どれもよくってどれも好き…)、 曲はぶっちぎりでハウルの動く城のテーマ曲「人生のメリーゴーランド」が好きで、毎日聴いている。 きょうものんびり聴いていて、ふと閃いた。 ハウルの動く城で登場する4色のドアプレート。 色を選んでとびらを開けると、別の場所へ出ることができる。 私だったらどんなところへ出られるとびらにするだろうか、考えてみよう。 深緑色のプレート:森の奥ドアプレートを深緑色に合わせて、とびら

「なりたい」の深掘りをしてみる

なりたい・似合う・好き 問題。 前に一度記事にしたことがある。 このときは自分の気持ちをうまく紐解くことができず、ビジュアルで簡潔にまとめる形になった。 最近読んでいる湖森さんのnoteで、「なりたい・似合う・スキ」の考察のあまりの深さを見て、自分もまだもう少し深掘りできるんじゃないか、という勇気が湧いてきた。 まずは「なりたい・似合う・好き」を、私の中で軽く定義付け。 「なりたい」は憧れ。自分が将来そうなりたいと思うもの。 「似合う」は相応しさ。自分が生まれ持ってい

沼落ちして、妄想クローゼットに足りなかったものに気がついた

ここ一ヶ月、プロジェクトセカイという音ゲーにハマっている。 もともとボカロが好きだったので、タブレットを買ったついでにダウンロード。初めはオリジナルキャラクターに興味はなくて、知ってる曲を叩ければ楽しかった。(古のニコ厨なので、悪ノPコラボが嬉しかった。) そして気づけば、あっという間に1万円くらい課金してた。無課金でも楽しめるゲームだけど、推しができたらもう止まれなかった。年末年始の起きている時間はほとんどプロセカをしていた。 自分はなにかに没頭してしまうと、ブレーキ

自分のコンセプトについて考えなおす

自問自答講座で未だに引っかかっている質問がある。 「お金は無限に湧いてくるとしたら、どんなふうに暮らしますか?」というもの。 この質問について、事前にきちんと考えていなかった私は大混乱。「まず家買って住みやすい街に住んで…」などとのたまった。無限に金あるのに?絶対に、そんなわけがない。 初対面の方に自分の妄想やら願望やらを洗いざらい話せなかったのは仕方ないとも思う。でも、本音を引き出してもらうチャンスだったのに、聞こえのいい解答でその場をやり過ごしてしまった。ああこれだ

自分が大切にしている価値観を、他人との関わり方から導いてみる

自分はもうそこそこいい大人なので、「逃げようがない人間関係」というものは基本的にない。苦手な人とは縁を切ったり、距離を置いたりしているし、幸い今の家庭や職場には好きな人が多く、ストレスは少ない。 最近、人と話していて充実感を覚えることが多いので、そんな自分の心の動きに目を向けてみようと思う。 相手の感情を想像すること私が他人と関わるときには、「相手の立場に立って、私をジャッジする私」が現れる。(以下、この人物をアガサさんと呼ぶ。) アガサさんは相手の表情・声色・言葉をト

コンセプトチェッカーを作ってみた

GWは生活のたのしみ展のパタリーブースにお邪魔したり、泥のように眠ったり、かと思えばゴリッと残業したりと、充実した日々を過ごしている。 年末から延々と続いたドタバタが少し落ち着いて、ちょっぴり心にも余裕が出てきた。 し、生活のたのしみ展でコンセプトチェッカー考案者の川口さんとお会いしたので、後回しにしていたコンセプトチェッカー晒しをしようかな~と思い立った。 とはいえ、前にコンセプトアートは作っていて、「物語と暮らす女帝」のイメージはなんとなくできている。 このとき作っ

GUCCIのローファーを試着した結果、髪を染めることになった

歩ける靴がない。 数年前、神戸屋さんで足を測ってもらった。 私の足は22.5センチ。 しかしスクエア型で指が短いため、靴は23.5センチのものを選ばなければならない。 そして、23.5センチの靴ではワイズAAがぴったりとのことだった。 このとき23.5AAのヒールパンプスを試着させてもらって、衝撃を受けた。 今まで私は「歩いて」いなかったのだ。 私の足は常に、脱げそうな靴を握りしめることに使われていたらしい。 裸足よりも楽に歩ける靴がこの世に存在するなんて、と感動した

誰かに決めてほしくて、自分で決めたくて、矛盾を抱えた自分を愛したい

誰かに決めてもらって、誰かのせいにしたい。 決断するのが苦手だから、そう思ってしまう。 例えばイメコンなんてうってつけで。 「似合う」は天啓。 あなたはこんな人間ですよ、こんな姿で生きていってくださいね。 と、教祖が教えてくれる。 こんなに楽なことはない。 でも身につけているものを完璧に自分のものにしている人は、自分と向き合って、もがき苦しみながら、ひとつひとつ選び取っているように感じる。 そんな人は私には輝いて見えるし、そうなりたいものだなあ、とは思う。 けれど、自分で

コンセプトアートを作ってみた

現在の私のコンセプトは「物語と暮らす女帝」。 好きな本を手にとっては時間を気にせず空想する。時々体を動かしたり、美味しいものを食べたり、綺麗なものを見に出かけて、健やかに暮らす。 内面は強く優しく愛情深く、ユーモアがあってかろやか。外見は堂々と美しく、洗練されている。 じゃあそれを体現した人間はどんな姿で、どんな暮らしをしているだろうかと妄想しながら画像をぺたぺたしてみた。 まずいちばんベーシックなイメージがこれ。 「図書館に住みたい!」「こんな女帝になりたい!」を

「健康的であること」の比重の大きさ

この記事を読んで、ハッとした。 地毛の色がわりと好きということもあって、私は髪を染めたことがない。そしてなにより、髪が痛めたくないという気持ちが強く、染めてみたら?という第三者の意見には断固NOを貫いてきた。なので、「自分はオシャレに貪欲ではないタイプ」となんとなく思っていた。 でも、先の記事を読んで気がついたのは、美容とファッションのバランス感覚の問題だったということ。 自分は「ファッション」よりも「美容」の方が土台に近いところにいるようで、そこから溢れるファッション