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凹んでから癒やされる

近くに住んでるおっちゃんの義理の妹さんのところへオッサン(息子)と繋いで欲しい旨を伝えにいくが……

「それはいいです!」

ドアをピシャリ……

おれが考えているよりも溝は恐ろしく深い事を感じ、他人の家族の事にこんなに踏み込んでいいのだろうか?と悩むが……時間を置いて、もう一度ちゃんと話せば伝わるだろうという願いをこめて再度インターフォンを鳴らす。ちなみにおっちゃんはあまり喋らず存在感を消していた。

「なんですか?そもそもあなたの事知らないですし話すことはないですから」

またドアをピシャリ……

確かにその通りなんだけど……凹むわ~~人に排除されるとこんなに凹むんだなぁ。

へこんだ気持ちのまま駄菓子屋オープンする。

子供たちが飛び込んでくる。

「駄菓子屋やってる~!」

親御さんが

「うちの子供がいきたがってて~」

へこんでいる心に染み渡る〜。めきめきと復活していく、おれの心。子供達の楽しみの場所になりつつあるのが嬉しい。
駄菓子屋としては全く問題ない。というかおれが今までやってきたパフォーマンスの中で一番求められているのでは(笑

でも問題はおっちゃんとオッサンをどうすれば交差する事ができるかだ……DJをやってる?やってた?らしいからクラブあたりを攻めてみるか。

ただクラブはいきたくねぇなぁ〜苦い経験があるんだよなぁ。友達の誘いで東京出たての頃、原宿のクラブにいったが周りの人が「フ〜〜」みたいに盛り上がるタイミングが分からなく端っこのカウンターで念のためにもってきた村上春樹の1Q84(それもハードカバー)をずっと読んでた記憶が蘇ってきた。

いや、でもここはおっちゃんとオッサンを繫ぐ手懸りのために飛び込むしかないだろう。


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