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自分はいくつに見えるのだろうか?

先日、駅で電車を待っていると、見ず知らずのおばあちゃんに話しかけられた。ごくまれにあるのだが、見ず知らずの人に道を聞かれたり、写真を撮ってくれと頼まれることがある。2~3年に一回くらいだろうか。これは誰にでもある経験なんだろうか?

話は戻って、おばあちゃんに話しかけられたのだが、「受験しに来たのかい?」と言われたことに驚いた。平日の昼間、時期が時期ということもあるだろう。さらに、冠婚葬祭などの大勢が集まる場所では、よく1つ下の世代(大学生なら高校生、高校生なら中学生)だと私は思われることが多い。その時から自分は若く見えるのだなと思った。ここでさらに思い出したのが、先日、職場でも、同じように5歳程下に見られていたことを知った。

受験ということは年齢的に17~18くらいである。自分って「まだそんなに若く見えるの?」と思った。なにせ、21の時だっただろうか。旅行のお土産としてお酒コーナーを見ていると「試飲していくかい?」と言われた。先程も書いたように自分が年齢よりも若く見えるとを思っていたので、年齢を疑われずにお酒を進められたことに驚いた。

最近は、芸能人や政治家への未成年を伴う飲酒が大きく問題となっている。どちらかと言うと、これは昔からあった問題が表面化しているだけだと私は思っている。そして、飲酒をさせた側の言い訳として、「未成年だとは思わなかった」というのが圧倒的な理由の1つとして挙げられる。世間の反応としては、「そんなわけないだろう」「見れば分かる」というのが私の想像であるが、こんなものではないかと思っている。そんな私も1つの例として、見る人が年齢を判別できない微妙な時期なのだろう。

じゃあ、どうやってその人の年齢を判別するか?と言われれば、顔つきや服装が代表例として挙げられる。
顔つきは持論として、修羅場をくぐっているか、苦労しているかで変わってくるのではないかと勝手に思っている(ただの精神論です。)。もうちょっと言えば、若者のモラトリアム期間が延びていることで学生なのか、社会人なのか分からないのだろう。この話も私の持論に戻ってしまうのだが、モラトリアム期間が延びるということは、それだけゆっくりしていられる期間があることであり、苦労しなくてもいいということに繋がる。
顔つきの問題として、メイクもあると思う。女性は顕著ではないだろうか。私の認識としては、メイクをするのは一部を除いて、大多数が高校卒業以降であると思う。そうなると、「メイクをしている女性=高校は出ている」という認識になる。際どいラインではあるが、後は服装を兼ねての判断ということになるだろう。これは後で書く。最近は、男性もメイクをする世の中になりつつある。けれども、私の周りだと、メイクをしている男性はいないと思われる。男性もメイクをするのが当たり前の世の中になるならば、女性と同じ認識になるのだろうか。ここでは男性のメイクについては書かない。
次に服装だ。服装も顔つきで書いたようなモラトリアム期間の延長というのも一枚噛んでいそうな話だと思っている。SNSの発達で、自分が良いと感じるファッションはネット上に色々転がっている。同年代がこんなにかわいい服、かっこいい服を着ている。さらには、1つ上の世代に背伸びしてこんな服を着たいというのもあるだろう。SNSはもう若い世代だけのツールではないが、やはり活発なのは10代後半~20代だろう。そうなると、この辺の年代はみんな着る服が同じになりつつある。今後はさらに、多様性・ユニセックス的な考えから年齢に限らず着る服も同じになってくる。


こうやって書くと、服が同じになったら、何で年齢を判断するか?と言われればやはり顔つきではないか?。他にも身長、立ち振舞い、話し方なども考えられる。立ち振舞いや話し方も考えてみれば一理あるかもしれない。これも何とも言えない所作が年齢を感じさせる。

色々書いてきたが、結局は「感覚で判断している」の一言で済まされるのだろう。けれども、会話をするまでの服装・顔付き・立ち振舞いなどは判断する上での1つの基準になっているとは思う。会話をしてみて、「幼いな」と感じても他の要素が自分が思う年齢に沿った格好をしていれば、「この人はそういう人なのだろう」で済んでしまうのではないだろうか。よくある話に帰結するが、第一印象というのが重要な要因だと思った。
現に、この記事の初めに書いたおばあちゃんの第一声は「受験生かい?」だったからだ。


今日はこんなところで。

では。










P.S.
書いていて、よくある話で終わったなとは思った。

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