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最近読んだ本2冊

個別に書くのがめんどくさいのでまとめて書きます。

2冊ともkindle unlimitedで読んだ本です。

1冊目
本の読み方 スロー・リーディングの実践

少し前(7月ではあったはず)にnoteで気になっている本として紹介しました。移動時間や仕事の休憩時間で読み切りました。ちょっとした隙間時間は偉大!

普段から本を読んでいてモヤモヤすることについて多く触れられていた印象です。

「速読をしても血肉にならない」「内容が分からなければ戻って読めばいい」「量を重ねることに意味はない」「早く読もうと内容が薄い本を読みがち」「無理に読もうとしても頭に入らない」

などなどあります。

特に自分にとって痛かったのは「本を読んでも同じ感想しか出てこない」です。これはnoteを書いていて気づいたことです。本のメインの主張が似ていれば問題ないのですが、枝葉のちょっとした話ばかりが印象に残っていて、それが同じ話ばかりになります。著者はこの事に対して自分の世界が狭くなると言っています。今風に言うなら、SNSのエコチャンバー現象だと思います。

もう1つ刺さったのは、読書感想を書いていて、「よく分かりませんでしたが、○○でした」という表現についてです。これは私が使う常套句ですが(笑)、著者的には内容をあまり理解していない速読と見なすようだ。確かに自分の読書を振り返ってみても焦って読んだものほど、読書感想は書きたくない。なぜなら大して覚えていなくてボヤボヤしたことしか書けないからだ。それでも「何も書かないよりはまし」と思って書いているが、心は痛い。

2冊目
池上彰 特別授業『君たちはどう生きるか』

池上彰×100分de名著という組み合わせでハズレはないだろうと思って読みました。マンガ版の『君たちはどう生きるか』を読んだことがあり、内容を忘れてしまったので、思い出すのにいいと思って読みました。ご時世的にもジブリ映画『君たちはどう生きるか』が公開され、この本も再び注目を浴びているので、映画関連でこの本が書かれたのはいつだっただろうか?という点で読みました。

映画関連のネタバレはしないですが、求めていた年代に関する答えは書いてありました(まあ検索すれば出てくる話ではありますが)。

この本は池上彰さんと中学生の意見交流会みたいなものです。互いに『君たちはどう生きるか』を読んで、思ったことを話す。進行は池上彰さんが行いましたが、中学生たちの意見を元に自分の意見を話すというような進みがされています。

この本を読んで思い出したのは主人公のコペル君がデパートの屋上から街を眺めていたシーンで自分以外の人が大勢いて、自分はその中のたった1分子でしかないと気づくシーンです。

世界を自分中心にしか考えていないと心が狭くなると感じました。

他にも、いじめられている友達を助けに行くと言ったのに、自分だけが助けに行けずに寝込んでしまったシーンが心に残りました。その事に対しておじさんは、手紙を書いて早く謝るんだと言っています。私にとっては後悔したり悩んだことがあったらまずやってみろと言われているように感じました。この時のコペル君の気持ちとしては友達に対して申し訳ないことをしたということがあったから寝込んでいるんだと思います。つまり謝らなければと自分の心では分かっているのに行動出来ないでいる。こんなところから悩んだら自分が思ったことをやってみろと捉えました。

気になった所は「ありがとう」と「有難う」、「幸せ」と「仕合わせ」の違いです。ありがとうに関しては説明がされてましたが、「仕合わせ」の方は「幸せ」と書きたかったのかすら分からず、私が勝手に「幸せ」って「仕合わせ」が最初だった?と思っているだけです。

ありがとうは「有ることが難しい」という意味で、そうなること自体が難しいからそのことに感謝するという意味だそうです。漢字としては何度か見たことがありますが、意味としては初耳でした。

ちなみに「しあわせ」は調べてみました。簡単に「幸せ 仕合わせ 違い」で検索すると、仕合わせは巡り合わせという意味があり、幸せとは別物でした。幸せは幸運や辛いことがない意味を指します。勉強になりました。



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