見出し画像

小さな成功体験を積み重ねる。~スモールステップから始める~


ADHD_noteです。

今回は、小さな成功体験を積み重ねる~スモールステップから始める~ということを書きたいと思います。

何かと、やる気が無くなるADHDですが・・・。 笑

あるとき、ちょっとしたことが ”自信” となることがあります。


私の人生を振り返ってみても、
積み重ねた小さな成功体験が "自信" となってきたことを思い出します。


小さい頃、誰かに褒められたこと、
自分自身が嬉しかったことなどが、それに当たります。


たとえば、私の場合・・・

はじめて自転車に乗れたとき。

小学生の頃にミニテストで100点を取ったとき。

字がキレイ(上手い)と褒められたとき。

自分の話で誰かが笑ってくれたとき。

おもしろいと言われたとき。

(その人にとって)難しいことをして、
「スゴイ!」と言われたとき。


・・・ざっと思い出してみると、このようなことです。




褒めの「さ・し・す・せ・そ」
という言葉があります。



ちなみに
料理の「さ・し・す・せ・そ」は、
さ・・・砂糖
し・・・塩
す・・・酢
せ・・・せうゆ(醤油)
そ・・・味噌(み)そ

一般的にこれです。
これは、料理を作るときに味が整うように調味料を入れる順番だそうです。(ちなみに、なぜ、せうゆなのか、なぜ、ソースじゃなく味噌なのか??
と、私は今でもつっこみたくなりますが、置いておくことにします…)


褒めの「さ・し・す・せ・そ」は、
さ・・・さすが! 
し・・・知らなかった!
す・・・すごーい!
せ・・・
センスいい!
そ・・・そうなんですねー!


一般的にこれです。
「接客を伴う飲食業」で使われていそうなフレーズです。
たしかに「接客を伴う飲食業」で言われたら、テンション爆上がりですw


それはさておき、


なぜ私が、この言葉を紹介したかといえば、

ADHD当事者にとって、
「褒められる」ことこそが、
人生を送っていくためには重要なことであるから、

です。


だれかに褒められたことは記憶に残り、
テンションが上がり、やる気も起きます。
(だれかが尊敬する人、好きな人・タイプの人だと、効果は倍増しますw)


・・・実は、
小さな成功体験を積み重ねる方法は他にもあります。


必ずしも、人に褒めてもらうことだけではなく、
自分自身で創り出すことも出来ます。



まずは自分自身で、
自身がクリア出来そうなレベルのこと(スモールステップ)を考えます。


ほんの小さいこと、些細なことでOKです。

たとえばADHDの特徴で言われるのが、整理整頓が苦手ということです。

そこで、スモールステップで考えます。

片づけることが苦手で、できなくても、
”自分で出来る範囲” で小さなルールを決めて、それを死守します。


たとえば・・・
「家の中で、ごく一部のスペース(部屋の机の上、15cm四方の空間)
だけには、絶対にモノを置かず、ほこり一つ残さないようにする。」

というような決まり(ルール)を作ります。

まずは、とりあえず1日守れたら、OK(クリア)とします。

1日がクリアできたら、3日間にします。

3日クリアできたら、7日

7日クリアできたら、10日

10日クリアできたら、14日

14日クリアできたら、30日

・・・というように、少しずつ長くしていきます。


また、空間を作っておく範囲も、
たとえば、15cm四方を10日クリアできたら、

11日目からは、30cm四方に広げてみる、
あるいは、
15cm四方を、2か所にしてみるなど、

少しずつ、エリアを広げていきます。


他に私が思いついたことでは、
先ほどの空間(15cm四方)に、深めの箱を用意します。

たとえば、ポストに投函された郵便物(はがき、封筒など)は、
まずはその箱に入れる、というルールを作ります。

翌日までには必ず確認して、捨てる・保管する、などを決めて

常に箱の中を空にします。

(その15cm四方の空間は常にクリーンにしておくという感覚です。)

これはあくまで私の思いつきの一例です。


あくまでも、”マイルール” ですから、
自分が達成感を感じることができれば、それでよいのです。
(他人が強制することはできませんし、意味がありません。)


正直、できなくてもそれでいいんです。
「あーできなかったー」って、なるのはとてもわかります 笑


ただ、
自分が決めたスモールステップが

もしも1日でもできたら、
”自分はできた!”
”自分はできる!”
と、強く思ってほしいと思います。


一日、たった1ミリでも階段を上がったら、10日で1cmです。
100日で10cm、1000日で100cm。

つまり、1メートルにもなります。


これは、どのようなことにも応用できます。


”自分ができる範囲” で、
ひとつひとつの課題を自分に課し、それをひとつひとつクリアしていくことで、少しずつでも成長する(自信をつける)ことができます。


特に、ADHDなどの発達障害のある方に、参考にしていただけたら幸いです。


ちなみに画像は、
自分の出来ることで、一歩ずつ。的な画像。

Gerd AltmannによるPixabayからの画像



いただいたサポートはADHDの発信、啓蒙・啓発活動や、クリエイターとして自らを高めるために活用させていただきます!