研究することは生きること

今日は修士論文の最終発表会でした😌

M1の時のポスター発表から始まり、M2のプロポーザル、中間発表、修士論文提出、口頭試問、最終発表を終え、たったの2年間という短い期間でしたが、とても濃かった院生生活の終わりが見えてきました。

大学院入学時には、既に妊娠しており、その後、結婚、出産、離婚と2年の間に多様なライフイベントを経験しました。

私の研究は私自身の経験とともにあり、かなり私的な研究であった(20代前半の女性の妊娠・出産の経験から葛藤を明らかにする研究をしています😌)と思います。

先生に「キャシーさんの論文には怒りがあるね。論文を書く時にはある程度、距離を置くことが必要だから、また大学院入学時に言っていた認知症の研究とか面白かった(大学までは認知症の研究をしていました🙌)し、これからもっと変わっていきそうだね。」と言われました。なぜか、私のゼミの先生も私がする予定だった認知症の研究をすごく推していて、私が自身の経験をもとに大きく方向性を変えたことをあまり良く思っていないようです。それは、おそらく私は本当に様々な問題の渦中にあり、葛藤を感じ続けている主体であるために距離を取って、研究することができないからだと思います。しかし、渦中にあるからこそこの研究は今しかできないと思ったのです。研究としての出来は、あまり良くないかもしれません。しかしながら、この研究は私の生とともにあり、私の実存を問い直すものでした。

その意味で私は本当にこの2年間、自身の経験と向き合い続け、葛藤を抱えつつも大学院生活を続け、研究し続けることができたことはとても奇跡的なことで、意味のあることでした。

研究することは生きること

これを実践し続けることができた2年間だったのだと思います。残り1ケ月の大学院生活で、また新たな挑戦が始まりますが、今しかできないこと、今したいと思ったことを大切に生きていきたいと思います。




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