2021年2月に読んだ本9冊
2月は9冊の本を読みました。
今月からは手当たり次第に本を買って読むというよりは、何となくの月毎のテーマを設定して読むことにしました。
2月の大まかなテーマは「自信」。
10冊は読みたかったですが、2月は日数も少ないこともあって9冊に留まりました。
軽く紹介していこうと思います。
自信
タイトルそのままど直球、「自信」。
自信とは何か、自信があるとなぜいいのか、自信をどうすれば持てるようになるのか等、そのあたりが書いてあります。
もちろん自信を持つことに対して肯定的な本ですが、最後のまとめの章のタイトルが「自信がない人の方が成功する理由」で少し困惑しました笑
ただ本書を読んで感じたことは、自信がある方がいいのか無い方が良いのかは議論の余地があると思いますが、自信があったほうが確実に幸せだということです。
自信とは前向きな結果を期待する態度であり、絶望と傲慢の中間地点にあると。
失敗を許容されてきたかが、そのまま自信に直結するのだと思います。
ものごとに動じない人の習慣術
自信関連でもう一冊。
どんなことにも慌てず対処できるようになりたいなということで手に取りました。
本書を読むと、自信は今まで生きてきた環境に多分に影響されるとはいえ、自信を持つことは技術であると言えると思います。
技術なので自信は後天的に身につけられるし、他人と比較しない姿勢こそが自信を醸成する秘訣みたいです。
「すぐやる人」と「やれない人」の習慣
今までの仕事を振り返り、「後回し」をしてしまうことが自分の課題だと認識した日に買った本です。
一貫して「すぐやる人」と「やれない人」の対比構造で書かれています。
自分を振り返った時に「すぐやる人」との明確な違いとして考えられることは、何かを始める際にいきなり完璧を目指してしまうことにあるのかなと。
自分が思う100点にしてから見せたい、出したいと思うとどうしてもやるまでに時間がかかってしまいます。
であれば、まずは60点でも良いから出す。そこからフィードバックを受け、他者の視点を借りて修正を繰り返していく。
この際に他者からのフィードバックを受け入れる勇気と素直さ、失敗を受け入れる許容がここでも重要になってきます。
そして、成功するには絶対に失敗が必要で、ともすると自信のある人が成功する理由が何となく掴めてくるような気がします。
働くことのパーパス
働くことの意義が書かれた本書の中で、特に印象に残った部分を引用します。
仕事に対しての情熱を取り戻す4つの方法
①現時点での仕事から得たいもの、重要度を整理する
仕事を選ぶ時の重要度は変わって当然。プライベートを重視したいのか報酬を優先したいのか、何があれば満たされると言えるのかを明確にすること。
②ジョブクラフティングを行う
つまり、今の仕事に工夫を凝らしてみること、仕事の中から主体的に自分が楽しめる要素を見つけ出して、実際にやってみること。
③仕事以外の分野で何かに燃える
趣味や副業、プライベートなど本業以外を充実させることが結果的に、本業の情熱を取り戻すことにつながる。
④それでもうまくいかないなら、思い切って仕事を変える。
主体的に、自分が得たいものを明確にして、本業以外の時間を充実させてもやっぱり違和感がある。であればいっそきっぱり辞めてしまうことが次の仕事に巡り会えることにつながる。
その他にも仕事に関する考察が多数書かれているので就活中や転職で悩む方には非常におすすめです。
旅する練習
ここからは自信とは少し離れて、小説の紹介になります。
本書はサッカー少女が叔父と共に、歩いてボールを蹴りながら千葉県からアントラーズの本拠地までを目指す旅のお話しです。
旅の道中で2人は、鹿島のファンだと語る女子大生と出会います。
3人は意気投合し、共に鹿島を目指すようになるのですが、だんだん女子大生は真剣にサッカーに打ち込む少女を見て、自分は応援することしかできない人生だったと自らを卑下してしまいます。
そんな中、春から就職予定の会社から女子大生に1通のメールが届き、大きく心が揺れ動きます。
サッカー少女と自分を比較しながらも自分のやりたいことと向き合い、進路に覚悟を決めていく様に、凄く勇気をもらいました。
旅やサッカーが好きな人、鹿島アントラーズのファン・サポーターの方は必読です。
花束みたいな恋をした
もう一冊小説です。
今映画で公開されている、菅田将暉と有村架純の超絶王道恋愛物語です。
大学生の時に出会った2人はずーーっと大きな喧嘩もないまま、幸せな時間を共有します。
「僕の人生の目標は、絹ちゃんとの現状維持です」
麦くん役の菅田将暉はそんな素敵な言葉を発しますが、仕事の価値観の違いやら同棲生活が長く続き、どうしてもだんだんお互いの心が離れてしまいます。
「はじまりは、終わりのはじまり」
出会いと別れ。仕事と家族、2人の関係性。
色んなものが詰まった素敵な作品でした。映画含めて、めちゃくちゃおすすめです。
僕は愛を証明しようと思う。
純度100%の恋愛小説の次は、恋愛を科学で解明してしまう最悪にして日本の男性は全員必読の恋愛工学本です。
ピュアな恋愛シーンは一瞬たりとも出てこず、男はひたすらナンパを繰り返し、夜の勝負へと女性を誘います。
本書の要旨は一貫して、男はモテるからモテて、一途な男は捨てられるということ。
余裕と自信が異性を惹きつけるからこそ、ひとりの女性に固執するのは言語道断だと。
ここでも自信は切り離せないテーマとなってて、まあこの本の言いたいことは分かるけど、この先恋愛小説が読めなくなってしまいそうなので30歳を過ぎたあたりから読むことをおすすめします。
時間編集術
これは時間の使い方で悩む全ての人へオススメしたい本です。
筆者は「プロダクティブタイム」と「アンプロダクティブタイム」という言葉を用いて、時間には何かをする時間と何もしない時間の2種類があると述べています。
何かをする時間は徹底的に生産性を追い求め、いかにして何もしないアンプロダクティブタイムを増やすことができるかが肝心だと。
何もない時間こそアイデアが生まれ、本当に自分のやりたいことと向き合える時間になるとおっしゃっています。
忙しいという漢字は心が亡くなると書くように、意図的に何もしない時間を設けることこそ人生が開けていくそうで、日々の仕事で忙殺させられている社会人は是非読んでみてほしいです。
「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
noteで文章を書くようになって、もっと上手く伝えたいなと感じて手に取りました。
基本的なことから句読点のつけ方などの細かい技術まで、幅広く文章を書くコツが書かれています。
とにかくわかりやすく、簡潔に書くことが大事だと。
文章をこれから書いてみたい!という人はまずこの本を読んでみてはいかがでしょうか。
以上9冊の紹介でした!
少しでも何かのきっかけになったり、自分もこの本読んだよ!という人がいれば教えてほしいです。
また3月も紹介していきます。
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