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【人生のほんの1日】20230616 ピアノレッスンday

昨日のピアノレッスン記録。

今週から、私のレッスンの後にめっちゃ才能の塊すぎる中学生の生徒さんのレッスンが入るので、次のレッスン前に先生に全曲見てもらえるように時間配分しながら進めました(これまでは、途中先生の長いおしゃべりタイムに入ってしまうこともあったので、レッスンの密度をきちんとしただけなんですが ^^;)。

今週のレッスンもツェルニー30番をお休みにしてしまいました。というのは、ベートーヴェンの「創作主題による32の変奏曲」の練習ボリュームがかなり重いのと、この変奏曲は各変奏ごとに様々なテクニックが登場するので、エチュードをたくさん弾いているような性格もあるんですね。

ツェルニーの練習曲はベートーヴェンのソナタを上手に弾けるようになるための指の訓練でもあるので、ベートーヴェンの変奏曲を真剣に練習しているときは、それでツェルニーの役割も兼ねるかなと思ってのことなんですが。


とりあえずレッスン曲数が多いので、どんどん弾いていきました。
弾いた順に列挙していきますね。各曲の文章は先生からのコメントを中心に覚書きで書いています。

坂本龍一 「andata」

これはクラシックっぽくもあるし、意外性もあって演目としても面白いですね、とのこと。演奏的にも精神性が入ってきたので、こういう音数の少ない曲でグッと観客を引き込められるように作り上げていきましょう、と。


スカルラッティ ソナタ K.466

これもかなり雰囲気出てきてよくなってきましたね。この前の坂本龍一さんの曲からの流れもよいです。
そして、太田さんが作るバッハとはまた違うスカルラッティの色が出てきたので、バッハとスカルラッティを同じプログラムに入れても飽きないですね。

左手で大きな流れをしっかり作って、その上に召される感じの右手が切なく乗るイメージで作り込んでいくと、よりバロック音楽らしさが出てきます、と。

スクリャービン エチュードop.2-1

これはほぼほぼ大人っぽい世界観で完成してきているので、局所的に難しい数ヵ所を無傷で乗り切れるように、より安定感を高めていきましょう、と。


パスカル・ヒメノ 演奏会用リズムエチュード 
1-1 ファンキー、1-3 ボレロ

ファンキーはノリ感がでてきて先週と比べてもかなり進化が感じられました、と。
ボレロは、太田さんが弾いてる姿がとても目に浮かぶとても似合ってる曲なので、いっしょに仕上げていくのが楽しみです、とのお言葉をいただき、ちょっといい気になりました😅


バッハ 平均律 第1巻 2番 BWV847、6番 BWV851

2番はプレリュード&フーガ通してほぼノーミスノンストップで弾けて、たぶん私の人生で一番上手く弾けました。平均律のノンストップ通しは私的にはとても難しくて、快挙達成に先生もいっしょに喜んでくださって嬉しかったです。
6番は完成速度から比べれば随分ゆっくりですが、ミスとストップをしないように慎重に通して聴いていただきました。
当初、私的には最高に苦手だったバッハの練習を本格的にはじめてから1年ちょっと経ちますが、この練習を通してかなり指の訓練ができて、いい音が出るようになりましたね、と。


ここから先、あと1時間半で次の生徒さんのレッスンなので、残りは大曲揃いですが、時間の無駄がないように時間配分しながらどんどん進めました。

ベートーヴェン 
創作主題による32の変奏曲

今回は比較的練習が進んでいるテーマから第13変奏までを変奏ごとに切らないで通して弾けるように頑張りました。
今週はかなり練習した甲斐あり、先生からも、これは随分ベートーヴェンらしい「グッと胸に込み上げてくる」雰囲気が出てきましたね、聴いていて私も泣いちゃいそうになる箇所がいくつかありましたと、私的には最高に嬉しいお言葉をいただきました(決してまだ全く上手には弾けておりません😅)。

「指がよく動かない」「譜面がスラスラ読めない」「音楽理論ほぼ知らない」ところから、私がこの曲をどれだけの苦労をかけて少しづつ弾けるようになってきたかを先生も毎週のレッスンで共有しているので、感動ポイントが結構似ているかもで、激しくそして難しい変奏の後にくる第7、第12変奏あたりの切ない感じや慈愛のようなポイントで私自身も弾いてて涙腺が緩みそうになります。


ショパン バラード第2番 op.38

今、練習を進めている3ページめまでを、超ゆっくりですが間違えないように、曲の雰囲気を出せるように弾きました。
この曲は私的にはシンプル清廉に聞こえる出だしのヘ長調部分が「絶対に間違えずに、自分に出来うる限りの美しさで弾かなくてはいけない」圧を楽譜からヒシヒシと感じてたいへん緊張するんです、という話を先生にしたところ、「太田さんが思っているよりは出だしがいい雰囲気で弾けていて、この曲は意外と太田さんのキャラにハマりそうな気がしますよ。完成して弾いている姿が目に浮かぶ感じです」というお言葉をいただき、勇気づけられました(先生、生徒の気分アゲ上手?😅)


ベートーヴェン ソナタ第17番「テンペスト」

今、取り戻し練習中の第1楽章と、新規譜読み中の第2楽章の半分くらいを聴いていただきました。
第1楽章は再開してまだ3日程度なので、まったく不完全なのですが、数年前に一回仕上げたときよりも、キチンとしっかりした音で弾けているように思います。

「ベートーヴェンの変奏曲をやっていると、ソナタさえも楽に感じるでしょう?」と先生が仰り、「確かに」と実感しました。32の変奏曲、本当タイヘンかも😅


ラフマニノフ 楽興の時 第3、4番

3番はほぼ仕上げレベルで、私的には精神性も込めて相手の心に届ける演奏ができたように思います。
4番は、ここ数日の超絶ゆっくり練習がかなり指と脳に効いたようで、一番苦手な中間部の6小節以外は、今の自分にできる限りで最高度に叙情感と熱を込めて弾けた気がします。先生も「この曲も、すごく伝わる演奏になっていますね。これまでの太田さんの苦労の道のりも知っていますから、それを思い返しながら聴くと泣けてきますね」と。いやいや本当にありがたすぎるお言葉をいただき、また引き続き頑張っていこう!と勇気づけられました😊


ちょうどここまで全曲弾ききったところで、新しい生徒さんが初レッスンにいらっしゃいました。直近のコンクールで優勝したときの演奏動画を見せていただき、あまりの大人っぽく成熟した感性と、多彩な音の豊かさにめっちゃ感動しました!
ホント激スゴなカッコよさで、本当に素晴らしい感動・刺激をいただきました😊

私も、良い演奏ができるように、引き続き楽しく頑張ります!


【メディア掲載・出演のお知らせ】
「趣味の園芸 テキスト 2023年6月号」の番組連動ページ「稲垣吾郎 グリーンサムへの12か月③ ほしい風景を植物でつくる」にて私 太田敦雄が講師として執筆、6ページにわたり掲載されています。

2023年6月25、28日放送のNHK Eテレ「趣味の園芸」にもフルで出演します!



【ピアノ朝練覚え書き】 

初見練習 
ドビュッシー「仮面」

10ページ以上ある大曲なので、今日は4~6ページめを読みました。




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