何も無い自分になる

わたしはどこまでも不器用で頑固だ。

頑なに変わろうとしない自分。

どれだけ与えて、注いでもらっても

まだ変わらない。変わろうとしない。

挙句の果てに、一人になろうとしている。

変わることが恐いからだ。

今までの自分と離れられないでいる。

わたしはどれだけ過去を利用してきたんだろう。

わたしは今まで、過去に囚われていたんじゃ無い。

過去を自分で握りしめて離さなかったんだ。

愛されてなかったから
愛してほしい

たくさん辛いことがあったから
もう楽がしたい

わたしの過去を聞いた人たちは
わたしにすごいね、強いね、えらいね、頑張ってきたねと言う。
そう思われることで安心していたんだ。

永遠に子どものままだ。

都合よく生きてきただけだ。

愛されたい愛されたい愛されたい。

それで自分の思い通りに愛してもらえなくなったら

離れていく。

どれだけずるいんだ。

そんなに過去が大事なのか。

それがないと自分でいられなくなってしまうとでも思っているのか。

過去を抱え続ける限り、思い描く未来はない。

過去なんてもういらない。

わたしは愛に強くこだわっていて

周りの人たちからもらっている思いを全く理解していなかった。

もらっているものは愛だと思っていた。

慈しみがわからないと言った。

自分がわかろうとしていなかっただけだ。

愛しか見ていないから。

本当は知っている。どれだけ注いでもらっている。

今度はわたしがやる。大切な人にわたしに未来に。