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年齢を重ねてから持つパートナーの意義

他にたくさんやること(=仕事)があるんですけども…ソファーで膝にパソコンを置いて寝落ちている彼を目の当たりにしたら、なんだかほっこりした気分になってしまい、勢いでまた綴ることにします。

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9月中旬前後ぐらいから、彼はとても忙しそうになっています。おそらく仕事柄、緊急事態宣言が明けるかもしれないとなった場合の採用活動等で駆り出されているのもあったり、わたしと同じく次年度の予算の話をしているようだったりと、結構遅くまで仕事をしている話を聞いています。

また、そんな中、彼が大阪に持ってきている車の調子が悪く…。夏前、滋賀のほうへドライブ小旅行に行ったときぐらいからずっと言っていて、完全に修理が必要とやらで。
それなら、東京(彼の拠点は東京です)に置いている車をどうにかしないと、ということにもなり。

また、今常駐している会社との契約交渉の件で、所属している会社(東京)から呼び出されているらしく。

そんなこんなで、どうしても東京へ3日間程帰っていたりもあって(ワクチン2回接種済みでちゃんと予防もしております)、わたしなんかよりも相当に公私とも忙しく過ごしてらっしゃいます。

わたしは仕事面は確かにちょっといろいろと立て込んでいて「ひぃ~!」となっていることはありますが、プライベートな予定は基本的に彼と付き合う前から変わったことはないので、走りに行くかサッカー観に行く以外はコロナ禍で自粛中。日々淡々と過ごしてます。

でもやっぱり。彼と付き合う前と比べると、日々淡々と過ごすという同じルーティンでも、メンタル的な部分が全然違うのを感じます。かつ、冒頭のとおり、彼の姿を見てもほっこりしてしまう状態で、何が違うんだろう…としみじみ考えてしまいました。

結婚していた頃だったら、こんなところで寝たらちゃんと寝れないからと、おそらく無理やり起こしてパソコン閉じてさっさと寝ろと言っていただろうし。仕事しかけてる状態だから「仕事しなくていいの?」とかって言っていた気もします。やさしさがない。
たぶん、「私は家事もした上で仕事もがんばってるのに、何で私だけが!」みたいな傲りがあったんでしょうね。

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人にはその人のテリトリーがあると思ってます。自分の家もテリトリーですよね。あとは親しい友達(頻繁に会わなくても深い話もできる友という意味)というのもそうかなと思います。パートナーというのもそれに該当します。「居心地のいい居場所」としてお互いが同じように感じていること程、メンタルが安定することはないんです。

年齢を重ねれば重ねる程、このテリトリーのようなものは限られてきます。若いころはどんな場所・人・モノでもテリトリーにできたけれど、それこそ好き嫌い・合う合わないがどんどん明確になっていくので、テリトリーがどんどん狭くなる。

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彼はうちの家に漫然といるだけでなく、微妙な変化にも気づいてくれます。この前は、リビングの片隅にあるわたしのワークスペース(つまり彼は普段絶対立ち入らない)ところに貼ったウォールステッカーまで気づきました。結構見えにくい位置なんだけども。

また、おうちデートをするときは、わたしが自分で買うことでおそろいになったリングをそっと付けてきてくれてます。何度か気づいて「これはもしや意識して付けてくれているのか?」と思ったり。そもそも指輪はあんまりしない派だったはずなのでね。

あとは、先日朝のLINEのやり取りで少し仕事の話にもなりました。その流れで「仕事だけで考えたら、契約終えたいよ」的なコメントを受け取ったのですが、思わず受け流しそうになったけど、太字部分は捉え方によってはそれ以外の理由があるから契約終えるのを悩んでいるというふうにも見えます。

こういうことが積み重なると、「あぁ、わたしの場所は彼のテリトリーなんだ」という実感が持てるし、それが何よりメンタル安定化につながるのです。だから余計にかもしれないけれど、相手のペースがあるならそれは壊すべきではないと思えるし、むしろ尊重できるのかもしれない。それがさらに相手にとっても居心地のいい場所として染み込んでいくのかもしれない。そうやって感覚がすり合っていくのだろう。

そんな風に感じたのでした。

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経験者の割に上から目線のちょっと厳しいことを書いておくと。(そんなことは言われなくてもわかってますよ、って話です)

他に帰る場所がある人(つまり既婚者とか、恋人がいるお相手とか)がパートナーの場合、その人にとってはそっちがメインのテリトリーなのであって、自分は恋愛におけるメインのテリトリーにはなれないのです。

いや別に、メインのテリトリーになんかならなくてもサブのテリトリーでも居心地のいい居場所になれてるからいいんですよ。でも、やっぱり時々辛くなったりするのは、自分にとってはパートナーが恋愛におけるメインのテリトリーだけど、相手にとっては自分が恋愛におけるサブのテリトリーでしかないこと。そのズレは頭でわかっていても時々辛くなるポイントなんだなと思います。

年齢を重ねてから持つパートナーの意義って、メンタルが安定するぐらい「居心地のいい居場所」としてお互いが同じように感じられることなんじゃないかな、と。

気づいたら、パソコン閉じてソファですっかり爆睡しているパートナーを見てやっぱり微笑んでしまいました。

#呑みながら書きました

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