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律儀で気が効く男子は少数派

大切な友人の彼氏の話。わたしがしみじみ言うと彼女は「すっかり忘れていたわ、ほんとよね」と言ったのでこれは声を大にして伝えたほうがいいんだろうと思ったので、noteに書いておくことにした。

友人の彼氏の話は、付き合う前後ぐらいから話を聞いていてとてもいい印象を持っていたので、付き合い始めてから会わせてもらった。「好青年」という言葉がぴったりな男子である。

その彼は、本当に本当に律儀なのである。そして気が効く。こういう男子は女友だちにも完璧に受け入れられる。
わたしが生きてきた中で、わたしの周りでこれほど律儀で気が効く男子は片手に収まるぐらいしかいない。これは是非他の男性も真似てほしいと思うくらいだ。なかなか難しいと思うけれど。

年齢が離れていることもあり、イメージとしては姉貴分のような感じでいつも接している。ときどき言い聞かせてあげることもあれば、お節介をやくこともあった。相手がどう思っているかはわからないけれど。

ほんの小1時間程だけ顔を見せに来てくれる

今回、その友人と共に帰国中の彼なのだが、正直わたしの存在なんぞ「彼女の友人のひとり」なわけで、本来帰国中の貴重な時間を割いて会う程でもないんだと思う。というか普通はそうなるはずなのだ。

それが、京都旅の間に顔を出してくれた。本人は前後に予定があるにもかかわらず、わたしたちの気ままにウロウロする旅に合わせて合流してくれたのだ。

友人に聞いたのだが「ニューヨーク以来ですし、いろいろお世話になってるんで」とのこと。なんと律儀な。というか、何も世話してないような…お節介をそう捉えてくれてるのなら、なんとまぁ…

そして何より、今回は女子旅の最中である。
わたしたちも「○○に行くんだったら、せっかくだし途中まで一緒に電車乗ったら?」と言っていたのだが、彼は結局「ボク、××使って行くのでお見送りまでします」と言い、わたしたちが帰るタクシーに乗るところまでのお見送りで切り上げて去っていったのだ。

本当にその行き方のほうが楽なんだとも思う。かしましい女子たちの話に付き合う時間が苦痛という考え方もある。とはいえ、自分の大切な彼女と会えている時間なのである。
でも、自分の彼女は現在友人たちとの楽しい時間を過ごしているのだ。潔く退散する気の効きようたるや。

結婚するとなかなか女同士では集まらなくなったりするのは、意外と「旦那がうるさい」という理由もあったりする。遊びにいくのかと言う割には、家に呼ぼうとするとめんどくさがる。何を疑っているのかしらないが出かけるというとついてくる、なのに友だちには会ってくれない等。

夫という立ち位置ですらこうなるんだから、彼氏だとなおさらだ。そもそも女友だちに会っていいという男性も少なければ、「ちょっとだけ顔出しに来ない?」と言って「いいよ」という男性なんていない。いても少数派だ。「いい加減帰ってほしいな」と思うぐらいに居座る男性はいるが、本当に顔出しだけでサッと切り上げる男性なんてもっと少ない。

こういう男性が彼氏だと、本当に居心地がいいと思う。プライベートの間は自分らしく過ごせるし、次に彼氏と会ったとき、彼氏に対して心から感謝すると共に一緒にいる時間は彼氏を最優先にしようと素直に思える。きっとそれの積み重ねになる。だから長く続く。
わたしの周りの友人たちでご夫婦仲良し、恋人同士仲良し、なところはだいたいこんな感じの関係なことが多いように思う。

なので、このぐらいの年齢になるとそういうのがさらっとできる男性をみると「大事にしなさいよ、貴重だから」と思わず言いたくなるのである。

そんなわけで、本当にせっかくここまで続いているんだから幸せになってよ、Jちゃん。

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