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【ホリエモン万博と僕】 第37話 Jazzの奇跡 - So What

勝手にテーマソング:Miles Davis - So What

2019年2月2日(土)20:30

メイン会場の客出しを終えたあと、明日の準備を終えたスタッフから順に各々自然解散をしている中、スタッフルームに黒ちゃん含む一部のスタッフが残り談笑していた。

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黒ちゃん:
「いや、今日はマジで疲れた…(白目」

僕:
「お疲れ!黒ちゃん、大活躍だったよ!まさにメイン会場の要!」

黒ちゃん:
「阿部さんもお疲れ様〜、お弁当たくさん残っているからみんなで食べよう〜」
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当日、スタッフ用に発注していたお弁当に加え、今回のグルメフェス会場にて、堀江さんのつながりで特別に参加して頂いていた名店の品々の廃棄対象となる料理が残っていた。当日食べきりのため、廃棄とせざるを得ないだけで、めっちゃ豪華な料理群が残っていたのである。

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僕:
「さ、みんなで食べましょ!さえきさんも食べまくってください。」

さえきさん:
「まじすか、そしたら食べまくりますよ。」

僕:
「さえきさんのアイス祭のアイスも食べたかった〜。もう僕は弁当食べすぎて腹が苦しいけどw」
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アイス祭でアイスを売りまくっていたさえきさんは、以前の仕事もアイスを業者から仕入れたりと10年以上アイスに関わる、リアルガチなアイスマンだった。

続々とスタッフが集まってきた。
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小竹さん:
「お疲れ様です〜、え?このお弁当余ってるんですか?食べる食べる♪」
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大量に余っていたお弁当もだいぶ減ってきたものの、それでも7つぐらい余ってしまった。モッタイナイけど、そのまま置いていくわけにも行かなかった。

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僕:
「そういえば、まだこの時間帯、サテンドール会場で濱田くんのJazzライブをやっているみたいですよ!せっかくなのでみんなで観に行って、スタッフにお弁当届けましょうよ!」

黒ちゃん:
「良いね、行く行くー」
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メイン会場を出て、そのまま帰宅するメンバーと別れたのち、途中合流した真由美さんを仲間に加え、黒ちゃん、さえきさんと僕の4人でお弁当届け隊として緊急参戦することにした。

六本木一丁目にそびえ立つグランドコンファレンスセンターから六本木駅そばに位置するJazzバーサテンドールまでは歩いて15分くらいと、遠くもなく、そして凄く近いわけでもない絶妙な距離感だった。

六本木の夜の街のネオンは、ついさっきまで喧騒の中でハイになっていた僕らにとって癒やしの雰囲気を出していた。

そして、連日の寝不足もあってか、歩いているだけで眠くなりそうだった。

そんな中、六本木交差点で信号待ちとなっていた際、スナックまつり会場へ向かう一行と出会った。
ハウエバー近藤氏率いるスナックまつりチームは、今まさに六本木駅周辺に散らばるスナック会場でイベント中だった。

お互いにエールを送り合い、僕らはJazz会場についた。

実は、Jazz会場には大きな心配を抱えていた。
集客と決済についてである。

去年のホリエモン万博では、記録的な大赤字を出していたのだが、その原因の一つに音楽関連イベントの会場費用やブッキング費用などが高かった中で、集客をうまくつなげられなかった、という話を耳にしていた。

また、Jazzなど20〜30人規模のサブ会場では、LIVE Payの現金チャージ機能が用意されていないため、当日のキャッシュレス対応で混乱を招く可能性がある心配があった。

さらに、当日スタッフとしてLIVE Pay対応でヘルプに入っていた森川さんからJazz会場の開場直後の人の入りが少ないかも…という話を耳にしていたため、余計に気になっていた。

しかし、それらは全て無用な杞憂に終わっていたのである。

エレベーターを上がり、会場の扉を開いた瞬間、Jazzの甘い音楽に誘われて中を見渡すと、Jazzyなムードに気持ちを揺られながらリラックスムードでくつろぐお客様の姿がそこかしこにいるではないか。

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濱田くん:
「阿部さん!お疲れ様です!見て下さいよ、この雰囲気!やばくないすか??めっちゃいい感じになってます!!」

僕:
「お疲れ様〜!いや、本当すごいね!お客さんでいっぱいだね!」

濱田くん:
「まじでやばいっす!森川さんがLIVE Payのヘルプに入ってくださって、あと番場くんと萩原さんの協力でめちゃくちゃ助かっています。
阿部さんにもサテンドールの店長紹介しますね!本当、店長の神対応過ぎてやばいっす!」
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周囲の大人やHIUメンバーを19才の青年が中心となって、会場手配、ゲストブッキング、そして当日会場の運営をこれほどのレベルに昇華しているのだ。

一番やばいのは濱田くんである。

入口付近にたまたま空いていた席に腰掛けた僕らは、つかの間のリラックスを楽しみながら六本木の夜を楽しんだ。

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2019/2/2 23:00
Jazz会場のイベントも無事に終え、僕らは一足先に会場をあとにした。

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僕:
「みなさん、お疲れ様でした〜!僕は今夜は麻布十番付近のAircncの宿を予約していたので、そちらに向かいますね〜。ではでは〜。」
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当日スタッフはこのように、各々が各会場で終わり次第の解散となり、僕らも明日に備えて帰宅するのであった。

思いの外、早めに終えることが出来たので、僕は麻布十番の待ちを歩きながら、東京タワーが目の前に見える宿にたどり着いた。

流行りのAircncの宿は、港区ならではのおしゃれハウスに仕上がっており、1Fがバーになっていて、地下に書庫とゲストハウスが組み合わさったような個性的な建物だった。

シャワーを浴びて、結局、初日出来上がらなかったVTuber動画広告を作業をベッドで横になりながら作業しつつ、気絶するように眠りに落ちた。

ホリエモン万博2019〜節分まつり〜開幕一日目終了。

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このマガジンは、堀江貴文イノベーション大学校(HIU)の会員による、ホリエモン万博およびホリエモン祭の活動をお伝えします。