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【ホリエモン万博と僕】 第38話 デジタルサイネージの小さな試み - BOM-BA-YE
勝手にテーマソング:アントニオ猪木 - BOM-BA-YE
2019年2月3日(日)9:00
麻布十番住宅街の中にひっそりと佇む地下1階のシェアルームで僕は目覚めた。
打ちっぱなしコンクリート壁にずらりと並ぶ書棚とベッドルームの不思議な空間は、地下の防音効果による影響もあってか、あまりに居心地が良く、寝坊してもおかしくないようなリラックスした朝を迎えることができた。
早々に身支度を整え、チェックアウトしたのち、大通り沿いでタクシーを拾いメイン会場へ向かった。
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2019/2/3 9:50
グランドコンファレンスセンターの1F入口付近に着くと、見たこともない大型のバスが停車していた。”DJバス”を初めて見ることができた。
ハマーパーティーバスと呼ばれる、米軍が使用していたミリタリータイプのスクールバスをクラブ仕様に仕上げたものを今回のホリエモン万博では目玉コンテンツの一つとして取り扱っていた。
日中は、メイン会場を起点とし、ベルサール六本木会場との往復と東京タワー会場への往復移動を繰り返しているのだが、午前の部では、堀江さんとVIPチケット購入者のための対談バスとして六本木を周遊するコースとして組み込まれていた。
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僕:
「萩原さん!おはようございます!すごいですね、DJバス!もう出発ですか?」
萩原さん:
「そうっすね!あとは堀江さんたちが乗り次第出発です。昨日からずっと爆音でバスの中に乗ってるんで耳鳴りがひどいっすw」
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非常にイカツイ見た目のバスの中は、朝からネオンがキラキラ光り、六本木とも外国的ともいえるような装飾具合はお祭り感が非常に出ている。
萩原さんは、そんなDJバスコンテンツを立った一人で対応し、DJブッキングや賑やかしのメンバーを集め、奮闘していた。
メイン会場9Fへ向かう途中、堀江さんと堀江さんを囲む密着取材チームが動き始めていた。峰野さんやららら・ちゃねるさんら主要メンバーも昨日から続けての取材をし続けていた。
会場に入ると、二日目ということもあり、開演前の対応は皆スムーズに動き始めていた。
当日スタッフは、初日と二日目の一部だけ参加する人も多々いるため、オカアサンがシフトを組んでくれたこともあり、なんとかうまく回り始めていたようである。
やっと僕は着席し、デスクワークに集中する時間が出来た。
結局、初日は流せなかったVTuber動画広告だが、少しでも早く、少しでも数多く展開したい。そんな思いで怒涛の制作が始まった。
10時:制作着手開始!
12時半頃:なんとか制作完了!
間に合わせることが出来た。気合いを入れて、心身ともに気力がある中で集中すれば、なんとかすることが出来るものだと思った。
動画データを早々に各会場へデータ送信し、各会場のスクリーンに配信依頼を打診した。同時にUSBへデータ保管をし、各会場へ足を運び、直接データ共有する準備も出来た。
いよいよ協賛担当リーダーとして、全会場をまわる準備が整ったのである。
身支度が出来た僕は、まずはメイン会場のコンテンツ会場を回ることにした。
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2019/2/3 12:50
DJバスから戻ってきた堀江さん御一行が入場会場付近のコンテンツブースを見て回っている。
各コンテンツひとつひとつを見て回り、堀江さんが直接体験したり、コンテンツが出来上がるまでの背景エピソードを語りながら、ホリエモン万博のコンテンツの魅力ひとつひとつを丁寧に取り扱って頂いているのである。
ホリエモン展では、マイデーズの田神社長が堀江さんを迎い入れ、御自身の著作「破天荒ポイニクス」の紹介をされるべくスタンバイされている。
ホリエモン万博には、超豪華なゲスト60名近くという通常のイベントではあり得ないほどのゲスト参加をして頂いているのだが、田神社長も「堀江さんとなら…」という想いでご参加下さった御方の一人なのだ。ゲストブッキングの当事者として、ゲストが会場でご活躍されている姿を見ることが出来るのはこの上ない喜びの一つとなった。
その後、すぐさま”怒涛の対談会場”へ向かった。
まもなく堀江さんとゲストの方々との対談講演が始まるのだが、あらたな緊急事案が発生していた。
二日目の対談ゲスト1発目となる、タイムマネー社の里中社長の登壇時にて、タイムマネー社のアプリ紹介をしてほしいという要望を受けたため、急遽スライドショーと原稿を受け、会場ディレクターの小竹さんと脇田さんが対応にあたっていた。
これまでも直前の対応やトラブルに直面した経験の強さが浮き出る場面の一つでもあったのだが、当日参加スタッフ含め、このイベントにボランティア参加してくださったスタッフの方々の柔軟性と対応力は凄まじいものがあった。
素人が本気で取り組む大人の文化祭を興行として行い、関係各所にはプロも方々が関わる中で、イベンターとなるコアメンバーは、各々のビジネススキルは高いものの、こと祭イベントとなると知見が薄いところからスタートするパターンがほとんである。
そんな中でコンテンツクオリティを高め、面白いものにしていく原動力は”熱量”次第で良くも悪くもなる側面がある。
それゆえ、僕たちがいいイベントに仕上げるためには、最終的には”気合い”と”根性”が必須となるのだ。
里中社長の直前準備も気合いと根性でギリギリ駆け抜けることが出来た。
なによりタイムマネー社の原口様が積極的にご協力してくださったことで、良い連携を取ることが出来たのである。
午後の対談も大入りとなり大盛況で話が進んでいた。
そして、僕はメイン会場コンテンツを無事に見届ける事が出来たため、遠征し始めることにした。
たまたま、会場をウロウロしていた会計の森川さんを見つけた。
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僕:
「森川さん、お疲れっす!やっと一段落つきましたよ〜!これから協賛動画広告を各会場へお届けするのですが、森川さんもよかったら一緒にどうですか?」
森川さん:
「お、いいね!行く行く〜」
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こうして僕らは次の会場へ向かった。
ホリエモン万博2019〜節分まつり〜開幕二日目、残りあと半分。
このマガジンは、堀江貴文イノベーション大学校(HIU)の会員による、ホリエモン万博およびホリエモン祭の活動をお伝えします。