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私の青春時代。

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#美嘉

舞台は高校二年生夏の終わり。

舞台は高校二年生夏の終わり。

その夏は失恋から始まり、悲しみに浸りながら過ぎ去っていこうとしていた。

所謂私は恋愛体質な女子高生であった。

彼氏が途切れることのない。そんな女の子。

彼氏が途切れると焦ってしまうのだ。

でも17歳の夏である。大人になる一歩手前。

そんなに焦る必要はない。恋愛に固執せず、自由に過ごしてみようかな。

暑い夏の日差しが私を逆に冷静にさせてくれていたのだ。

さぁ。夏が終わる。

秋には文化

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すべてを思い出した日。

すべてを思い出した日。

今日は彼と4年ぶりの再会の日。

待ち合わせは学校の最寄り駅。

朝一緒に学校に向かう時に待ち合わせしていた場所。

あえて駅のどのあたりで集合とかは連絡しなかった。

お互いの待ち合わせ場所が一致しているはずだったから。

予想通りお互い同じ場所に集合する。

目を合わせるとお互い爆笑。

「なんで俺ら同じ場所にちゃんとこれたんだろ笑」

久々に見る彼の姿。SNSとかでたまに見ていたけど、なんと

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年末からの怒涛の年始。

年末からの怒涛の年始。

彼とその模試の帰りからはまともに会えるのは選択授業のときだけ。

ラインも朝と夜の数通。送らない日もあった。

12月になり、みんなが本番を意識し本腰を入れて勉強していた。

クリスマスも友達と一緒に模試を受けに行き、自己採点をして一喜一憂していた。

でもそれなりに点数は安定して取れるようにはなってきていた。

1月1日この日だけは休暇をとった。

でも初詣は人ごみであり、風邪をもらってきてはい

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君と久々に話せた日。

君と久々に話せた日。

そこから彼からの連絡は完全に途絶えた。

学校で見かけても疲弊している姿しか見えず、以前のような覇気が全くなかった。

そんな彼に私が声をかけられるわけもなかった。

彼がひとりで隣のクラスで自習しているのを知っていて、一回も声をかけにいく勇気もなかった。

11月中旬彼から久々にラインが入った。

「美嘉、ごめん全然話せてなくて。今日一回目の試験終わったわ。全然自信ないけど。」

約2週間ぶりの

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距離が開いていくのが怖くて・・・。

距離が開いていくのが怖くて・・・。

秋。

私は塾の授業も増えて学校に居る時間も自習時間で奪われていく。

でも私の彼を思う気持ちは変わらなかった。

彼は一回目の医学部試験が1か月を切っていた。

そんな中迫った1年記念日。

その日はたまたま一緒に外部模試を受けに行く最後の日だった。

「おはよー。」

駅から一緒に試験会場に向けてのバスに乗り込む。

彼は前日も日付が変わるギリギリまで塾にこもって勉強していた様子。

目がパン

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彼の誕生日。

彼の誕生日。

8月上旬。

彼の誕生日が迫っていた。

受験生活真っ最中。お金も全然ない。時間の余裕もない。

そんな中彼をどのようにしてお祝いするべきか、考えた。

とりあえず、プレゼントを買って渡す余裕はない。
でもおいしいご飯くらいは食べに行きたい。

私は友達と行ったおすすめのレストランを予約する。

そしてプレゼントは手作りのアルバムを渡すこととした。

家のコピー機で二人で写ってきた数少ない写真たち

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本格的な受験生の始まり。

本格的な受験生の始まり。

お互い引退試合を終え、本格的な受験生生活が始まる。

今まで6年間放課後は一直線に部活動に向かっていた私たちにとって、

放課後すぐに勉強に取り掛かれるのは、かなり貴重な時間だったし、新鮮な気分であった。

彼とは依然会えない、話せない日々が続く。

彼は医学部現役合格に向けて塾漬けの毎日。

私も負けじと塾のない時間は自習で補っていった。

そこで久々に彼からラインが入る。

「美嘉ー、一緒に模

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お互いの今までの努力の結晶

お互いの今までの努力の結晶

5月ー

いよいよ6年間続けてきた部活の引退試合のシーズン一か月前に入ります。

ちなみに私はちなみに私はバレーボール部のセッターをしていた。

高校1年生の時にセッターをしていた同期が突然やめて、そこから急遽私が代打としてセッターになったのだ。

私は司令塔になれるようなそんなセンスもなく、ただひたすら同じような戦略で戦うしかなかった。

セッターの役割だけでなく、サーブも苦手、そもそもとても緊

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半年あなたを思い続けて。

半年あなたを思い続けて。

4月下旬

「今日部活の後時間ある?」

4月下旬の土曜日の朝にLINEが入る。

今日は私たちの付き合って半年の記念日である。

私はある日SNSである投稿を見ていた。
「高校生から付き合って長続きするのはほんの一握り。」

内心そんなことわかっている。所詮子供の恋愛である。

でも、彼は違った。今までしてきた恋愛と比べ物にならない。

「子供の恋愛」

と一括りされたくなかった。

どうにかし

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彼と初めてのテスト期間。

彼と初めてのテスト期間。

2月末本格的にテスト前の期間に入る。

私もテストの2週間前に差し掛かると部活が休みになっていたため、
彼や友達と一緒に教室で居残りしてテスト勉強を励んでいた。

彼も徐々に松葉杖生活に慣れてきており、移動もなんてことなくできるようになり、
メンタルも回復していった。

相変わらず化学が理解できず、授業で扱ったプリントを眺める。

「・・・美嘉またわからへんの笑?」

「もう化学ほんまに理解できへ

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彼にとっての空白の時間。

彼にとっての空白の時間。

私は部活を終わらせて彼のいる教室に向かう。

「ごめん・・・お待たせ・・・。」

机の横に松葉杖を立てかけて、勉強している姿が見えた。

「教室まで来てもらってごめんなー。ちょっと手伝ってほしいんよ。まだ慣れなくて・・・。」

参考書類をリュックに入れ松葉杖を使って立ち上がる。
まだ痛みもあるようで、よろけることが多かった。

「情けねぇ・・・。ありがとう」

学校についているエレベーターを特別に

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私の誕生日。

私の誕生日。

11月に入り、私の誕生日が近づいてきた。

「美嘉、誕生日何欲しい?」

17歳を迎える私にそう聞いてくる。

お小遣いの範囲内で恋人にあげられるプレゼントなんてかなり限られる。

ちょうどその時にiPhoneの充電コードが断線しかけているという話をし、

「そしたら可愛い充電コード探してくる!」

と私に伝え、誕生日のお祝いをしてくれることになった。

誕生日当日。土曜日であり、彼の部活の後に会

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秘密を公開する時。

秘密を公開する時。

付き合って1ヶ月が経った。

そろそろ周りも勘付き始めている。

「なんかやたらあの2人仲良く話してるよね。」

まだバラしたくないと思っていた私たちは一緒に帰るにしても、告白した日と同じように学校から離れたところで待ち合わせして帰っていた。

私達の中でもそろそろ公開してもいいんじゃない?という話になった。

そんなある日。

帰り道わざわざ遠回りをして2人で手を繋いで歩いて駅に向かっていた。

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クリスマス大作戦。

クリスマス大作戦。

12月に差し掛かる。

相変わらず私たちは部活動と勉強に明け暮れている。

一年後には受験直前になっている頃。

そろそろ進路も確定させなければならない。

私は依然薬剤師を志していた。

医療系の仕事しか視野にはなく、彼も医学部志望であったため自然な流れであった。

しかし。

「E判定か…。化学が絶望的…。」

進学校であったため模試も高校2年生の段階でたくさん受けさせられていた。

何度テス

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