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Abe Mika です。#私の青春時代。毎日更新中! 普段のnote→https://note.com/mika_miffy_38

マガジン

  • 私の青春時代。

最近の記事

私たちの青春時代。 完結いたしました。 私の実際にあった高校時代の恋愛をベースに、ちょっと新しい要素を加えながら書きましたが、ほぼ実話です。 次の作品はどういう方向性にしようか考え中です。お楽しみに。

    • すべてを思い出した日。

      今日は彼と4年ぶりの再会の日。 待ち合わせは学校の最寄り駅。 朝一緒に学校に向かう時に待ち合わせしていた場所。 あえて駅のどのあたりで集合とかは連絡しなかった。 お互いの待ち合わせ場所が一致しているはずだったから。 予想通りお互い同じ場所に集合する。 目を合わせるとお互い爆笑。 「なんで俺ら同じ場所にちゃんとこれたんだろ笑」 久々に見る彼の姿。SNSとかでたまに見ていたけど、なんとなく大人っぽくなったのかな。という感じ。 彼は今医学部5年生で実習真っ最中のは

      • 再会の兆し。

        大学生になり、完全に彼とは連絡も途絶えた。 もう彼氏ではない。 でも私は大好きなまま大学生になった。 彼は遠い大学に結局受かり進学した。 もう物理的にも会えない距離。 私は早く彼氏を作って忘れよう・・・。 の一心で大学一年生のはじめを過ごした。 新人歓迎会で積極的にかっこいいと思った人に声をかけたり、 同世代の集まるバイトに行ったり。 夏までは全然彼のことを忘れられなくて、失恋ソングを自分で歌っては号泣してるくらい情緒不安定な時期が続いた。 そんなある日彼から

        • 卒業式と号泣した日。

          3月1日。私たちの学校の卒業式であった。 中高一貫で6年間を共に過ごした皆とのお別れ。 もちろん彼とも。 私はその日赤色と緑色の袴を着て学校に向かった。 教室に到着するとみんなが写真を撮り合っている。 そこの輪に私も入りたくさん写真を撮った。 ガラガラガラ・・・・ 扉が開く音がして振り向くと彼の姿が。 彼は男子としては珍しい、きちんとした袴を着ていた。 「美嘉。写真撮ろうか。」 写真を撮るためにわざわざ隣のクラスに着てくれたのだ。 ちゃんと顔を合わせるの

        私たちの青春時代。 完結いたしました。 私の実際にあった高校時代の恋愛をベースに、ちょっと新しい要素を加えながら書きましたが、ほぼ実話です。 次の作品はどういう方向性にしようか考え中です。お楽しみに。

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        • 私の青春時代。
          22本

        記事

          年末からの怒涛の年始。

          彼とその模試の帰りからはまともに会えるのは選択授業のときだけ。 ラインも朝と夜の数通。送らない日もあった。 12月になり、みんなが本番を意識し本腰を入れて勉強していた。 クリスマスも友達と一緒に模試を受けに行き、自己採点をして一喜一憂していた。 でもそれなりに点数は安定して取れるようにはなってきていた。 1月1日この日だけは休暇をとった。 でも初詣は人ごみであり、風邪をもらってきてはいけないので行くのは控えた。 彼からラインが入る。 「美嘉、あけおめ。今日はさ

          年末からの怒涛の年始。

          君と久々に話せた日。

          そこから彼からの連絡は完全に途絶えた。 学校で見かけても疲弊している姿しか見えず、以前のような覇気が全くなかった。 そんな彼に私が声をかけられるわけもなかった。 彼がひとりで隣のクラスで自習しているのを知っていて、一回も声をかけにいく勇気もなかった。 11月中旬彼から久々にラインが入った。 「美嘉、ごめん全然話せてなくて。今日一回目の試験終わったわ。全然自信ないけど。」 約2週間ぶりの彼からの応答であった。 彼は一番早い枠の医学部試験の一次試験を終えたようだった

          君と久々に話せた日。

          距離が開いていくのが怖くて・・・。

          秋。 私は塾の授業も増えて学校に居る時間も自習時間で奪われていく。 でも私の彼を思う気持ちは変わらなかった。 彼は一回目の医学部試験が1か月を切っていた。 そんな中迫った1年記念日。 その日はたまたま一緒に外部模試を受けに行く最後の日だった。 「おはよー。」 駅から一緒に試験会場に向けてのバスに乗り込む。 彼は前日も日付が変わるギリギリまで塾にこもって勉強していた様子。 目がパンパン、疲労感が表情にもでていた。 「疲れてる?」 「あーうん。ちょっと寝るわ

          距離が開いていくのが怖くて・・・。

          皆の中で手をつないだあの日。

          彼の誕生日のあと、予想していた通り全く彼に会う機会はなくなった。 お互い勉強に明け暮れ、LINEをしている暇もなかった。 私はやっと成績の波が乗り出し、看護師という未来が微かに見えだしていた。 8月下旬。 同級生からLINEがはいる。 「美嘉、久しぶり!お願いがあって・・・。」 私は軽音部に春まで所属しており、ギターとベースを行き来しながら演奏していた人だった。 夏の時点では引退していたが、久々にそのバンドメンバーからの連絡であった。 「学園祭でアコギ弾いてく

          皆の中で手をつないだあの日。

          彼の誕生日。

          8月上旬。 彼の誕生日が迫っていた。 受験生活真っ最中。お金も全然ない。時間の余裕もない。 そんな中彼をどのようにしてお祝いするべきか、考えた。 とりあえず、プレゼントを買って渡す余裕はない。 でもおいしいご飯くらいは食べに行きたい。 私は友達と行ったおすすめのレストランを予約する。 そしてプレゼントは手作りのアルバムを渡すこととした。 家のコピー機で二人で写ってきた数少ない写真たちを印刷し、 今までの思い出をアルバムにしていった。 すべて低コストで材料をそ

          彼の誕生日。

          本格的な受験生の始まり。

          お互い引退試合を終え、本格的な受験生生活が始まる。 今まで6年間放課後は一直線に部活動に向かっていた私たちにとって、 放課後すぐに勉強に取り掛かれるのは、かなり貴重な時間だったし、新鮮な気分であった。 彼とは依然会えない、話せない日々が続く。 彼は医学部現役合格に向けて塾漬けの毎日。 私も負けじと塾のない時間は自習で補っていった。 そこで久々に彼からラインが入る。 「美嘉ー、一緒に模試受けない?」 久々のお誘いが模試だったのは悲しかったが、友達ではなく私を誘う

          本格的な受験生の始まり。

          お互いの今までの努力の結晶

          5月ー いよいよ6年間続けてきた部活の引退試合のシーズン一か月前に入ります。 ちなみに私はちなみに私はバレーボール部のセッターをしていた。 高校1年生の時にセッターをしていた同期が突然やめて、そこから急遽私が代打としてセッターになったのだ。 私は司令塔になれるようなそんなセンスもなく、ただひたすら同じような戦略で戦うしかなかった。 セッターの役割だけでなく、サーブも苦手、そもそもとても緊張しいであった。 私はラスト2か月、このままではメンバーに迷惑をかけてしまうと

          お互いの今までの努力の結晶

          半年あなたを思い続けて。

          4月下旬 「今日部活の後時間ある?」 4月下旬の土曜日の朝にLINEが入る。 今日は私たちの付き合って半年の記念日である。 私はある日SNSである投稿を見ていた。 「高校生から付き合って長続きするのはほんの一握り。」 内心そんなことわかっている。所詮子供の恋愛である。 でも、彼は違った。今までしてきた恋愛と比べ物にならない。 「子供の恋愛」 と一括りされたくなかった。 どうにかして今後長く一緒に居たい。そう思える人だった。 そんな人と今日半年記念だ。 部

          半年あなたを思い続けて。

          彼と初めてのテスト期間。

          2月末本格的にテスト前の期間に入る。 私もテストの2週間前に差し掛かると部活が休みになっていたため、 彼や友達と一緒に教室で居残りしてテスト勉強を励んでいた。 彼も徐々に松葉杖生活に慣れてきており、移動もなんてことなくできるようになり、 メンタルも回復していった。 相変わらず化学が理解できず、授業で扱ったプリントを眺める。 「・・・美嘉またわからへんの笑?」 「もう化学ほんまに理解できへん。生理的に無理になってきた。」 「見してみ。教えたるから、へこむな!」 彼

          彼と初めてのテスト期間。

          彼にとっての空白の時間。

          私は部活を終わらせて彼のいる教室に向かう。 「ごめん・・・お待たせ・・・。」 机の横に松葉杖を立てかけて、勉強している姿が見えた。 「教室まで来てもらってごめんなー。ちょっと手伝ってほしいんよ。まだ慣れなくて・・・。」 参考書類をリュックに入れ松葉杖を使って立ち上がる。 まだ痛みもあるようで、よろけることが多かった。 「情けねぇ・・・。ありがとう」 学校についているエレベーターを特別に使用させてもらい移動する。 そこまでの段差に二人で注意して進んでいく。 エレベ

          彼にとっての空白の時間。

          彼のへこんだ顔をみて。

          2人で誓い合い、お互いがそれぞれのレベルで勉強に一生懸命取り組んだ。 それと共に看護学部への受験についての詳細を調べていく。 看護学部は「ソフト理系」と呼ばれる分野に当たるよう。 高校二年生の冬の段階では、数学ⅡBの終盤であった。 まぁ現時点で全然授業に追いつけてないし?ここで数学の受験範囲が終わってくれるなら、あと一年でしっかり固めれば間に合うかもしれない。 理系科目も一つならなんとか間に合うかもしれない。 そこで志望校を探していく。 なんとなく自分のプライド

          彼のへこんだ顔をみて。

          彼とはずっと一緒に居たい。だからこそ…。

          クリスマス以降はお互い塾や部活動で予定がびっしり。 部活の後に一瞬顔を合わせたくらいで、コミュニケーションが取れないまま年末年始に入った。 『そしたらさ一緒に患者のケアできる存在になろうよ』 『俺が医者になって、美嘉は看護師さんになるのはどう?』 クリスマスの日に言われた言葉が頭をめぐる。 私は小学生の頃は看護師に憧れていた。 テレビで医療系の番組を見ては興味津々になっていたし、 実際に祖母が現役の看護師だったことが影響していた。 しかし高校一年生の際に職業体験

          彼とはずっと一緒に居たい。だからこそ…。