迷ったら行く!【自分で見て感じることのすすめ】
みなさん、こんにちは。
トレーナーの阿部です。
今日は僕がこれまで海外で仕事をしたい!と思ったときのエピソードをお伝えさせていただきます。今回も進路に悩む学生や、今後のキャリアに悩む方にこんなやつもいるんだなと知ってもらえたら嬉しいです。
◯ただ海外に憧れてただけだった
海外で現場経験積んで、英語話せて、トレーナーをする。
学生時代はそんなトレーナー像に憧れていました。もともとトレーナーという職業は、アメリカででき、アメリカではトレーナーという地位が社会的に確立されています。また高校、大学にはスクールトレーナーということで、ほとんどの学校にトレーナーが常駐しています。
元々、学生スポーツのサポートがしたい!と思っていた自分は、大学でトレーナーの歴史や、アメリカや日本の社会的なトレーナーの社会的な役割を勉強をしていくなかで、アメリカに憧れを抱くようになっていました。
更にインターンでお世話になったラグビーチームでは、ATもS&Cも英語を話せる方達ばかり。当時通訳の人がいなくても、チーム運営ができていた状況でした。毎日の練習のスケジュールやメニュー等はすべて英語表記でした😂
そんな実際に自分の目の前で活躍するアメリカで経験を積んできたトレーナーの方々に囲まれながらも、自分自身は日々現場経験できることや勉強に必死で、また楽しくあっという間に時間が過ぎていってしまいました。
気づいたら4年生、いざ国家試験対策がはじまるというタイミングでした。
大学4年時の試験のスケジュールは凄まじかったので、インターンも、現場実習もなし。
久しぶりにゆっくりできる時間ができたときに、ふと、アメリカにいきたかったんだっけと思い出しました。
実際に日本でこのまま頑張っていけばトレーナーで仕事ができるだろうと思っていましたし、資格もこのまま取って日本で仕事がしたいと思っていました。
でも、このまま何も疑わず資格取得→経験積んで、チームでトレーナーで大丈夫か?本当にこのまま日本にいることがベストなのか?アメリカは良いのか?と自問自答を繰り返した結果、
今行かなかったら今後いつアメリカにいつ行けるかわからない。
後々に実はアメリカに行きたかったんだよな…と思いたくない!
学生のうちに、自分の目でアメリカの現場をみたい!
そんな気持ちで溢れかえり、国家試験対策が始まったにも関わらず
海外のトレーナー研修ツアーに申し込み行ってきました。
サイトも検索したら、僕もちらっとうつっていたのでリンクを貼っておきます!
元々アメリカに行くことは計画をしていなく、
・何が見たいのか明確なものが自分でもわかっていなかった
・とにかくアメリカのトレーナーの現場がみたい
ただそれだけだったので、ツアーという選択をしました。
卒業後はアメリカの大学院に進学することや、資格を取ることも考えていたら、知り合いの方にお願いをして現場の見学や滞在をお願いをして、しっかりと準備をして行ったはずです。
大学の学生寮に滞在し、1週間程トレーニングルームで現場の見学やリハビリのお手伝い、試合の帯同にいかせていただきました。
滞在先:オレゴン工科大学
お世話になったKelly(ATC)
結論から言うと、やっぱりただアメリカにいきたかっただけだったです。
日本で勉強したことを、再びアメリカで勉強して資格を取りたいのか、またアメリカでやりたいことがあるのか、実際に自分でアメリカにいって、現場をみて、自分自身で考えた結果、そこまでの熱量、想いはありませんでした。
ここで一旦海外への気持ちは落ち着き、自分がやりたいことは日本でできるんだと整理ができました。
そして日本に帰ってまずはしっかりと資格を取ることに集中できました。
◯その道を極めるために海外に行く?
僕の2回目の海外への気持ちが大きくなったのはちょうど1年前。
トレーナーとして3年目のシーズンでした。
今後のキャリアについても悩んでいたときでした。
このままラグビーのトレーナーとして働くなら、極めてみたい。
とにかくハードで、常に痛みの伴う競技であるラグビーの強豪国のチームでは、トレーナーはどういうスタンスで仕事をしているのだろうか。スーパーラグビーなどのトップチームで無給だろうが、なんだろうが経験してみたいという気持ちが大きくなってきました。
また、すぐにチームで経験ができなかったとしても、中学生からずっと苦手意識のある英語に向き合うチャンスでもあると思いました。
たまたま早稲田のトレーナーの友達、坂内君がニュージーランドにワーキングホリデーで滞在していたので、すぐさま連絡。シーズンオフに会いに行くことにしました。
このときは以前のアメリカで悩んだ学生の時とは違い、
実際にニュージーランドで働くか否かという悩みでした。
ニュージーランドで実際に働いている友だちの話や、日本のラグビートップリーグでトレーナーをされて、ニュージーランドで仕事をされている方ともお会いさせていただき、実際に海外で働くというリアルな部分を教えていただきました。
・ビザ → 就労ビザがなかなかおりない
・資格の互換性 → ニュージーランドでは無資格となる
・言語 → ほとんど話せない
・お金 → 実際に無給だった場合どうするのか
まあ、改めてかなり甘く考えていましたね。
これを書きながら、恥ずかしくて、一回タイプするのを辞めました…笑。
とにかく本当に行きたかったら、そんなことも気にせず勢いで行っていたのでしょうが、思いとどまったということは、大した気持ちではなかったのでしょう。
改めて自分のみたかったものは、トップチームの雰囲気や取り組み?を見たかっただけなのか、そこにいけば自分も同じようなレベルで仕事ができるのではという、今目の前にある自分の課題を見ないようにするために逃げるではないが、環境を代えてしまおうという甘い考えになっていたのかなとも思います。
ただ、ニュージーランドという国はとても大好きになりました。
自然がたくさんあって、ゆっくりしている。
こんなこと言うと怒られる気もしますが、地元の茨城のようでした笑。
朝5時半からバリスタとして働き、夕方からトレーナーという毎日を過ごしている坂内君。僕が滞在中に、サッカークラブワールドカップにも出場してオークランドシティのトレーナーが決まりました。
(現在一時帰国中、秋からスコットランドの大学院に留学予定とのこと)
ラグビーチーム、Mt Wellington Rugby Football Clubの練習も見学
オフシーズンだったため、ベーシックスキルとランフィットネス実施
ここでも、実際に海外で活動をするという選択をしませんでした。
改めて、自分が得たいものは、どうしても海外でないと得られないものではないということ。
そして自分が海外に行きたいと思う大きな理由が、
・やっぱり英語が苦手という意識がずっとあり、どうにか克服したいと思っていること
・海外にいくことで、現時点で自分が最も良いと思っていること(仕事だけではなく、日々生活している価値間も含め)を、フラットにみることができる
という2つの気持ちが大きいんだなと気づけました。
英語は日本でもいくらでも勉強可能。やるのみ。
海外に行くことは、仕事ではなく旅行でも良さそう。
こういった形で、自分の海外に行きたいというなんとなくふわっとした気持ちを分解していって、ようやく自分の中に落とし込むことができました。
英語が話せて、海外の人と何の抵抗もなく、話せる。
見たことのない世界をみることができる、今まで会ったことのない価値観に触れることができる。
自分の興味はここなんだなと思います。
あくまで英語と海外に行くという選択は、そのツールでしかないということでした。
◯今も常に海外という選択肢はある
今現在、自分の今やりたいことは日本でしかできないことなので、日本で仕事をしています。
もっとやりたいことができるように、春に転職もしましたし、毎日充実した日々を過ごしています。
今は海外に行きたいという気持ちは大きくないですが、
絶対にないということではなく、そのときに自分がやりたいことをする環境が海外の方が良ければ海外に行く選択をする可能性があるというくらいです。
仕事も生活も、選択肢が日本だけではなく、世界もあると思えるかどうかでも少し気持ちの余裕も違うのかななんて思っています。
とにかく気になったら、自分で実際に行って、見て、雰囲気も感じて決める!!
実際に行ったから、わかったことも多いですし、行かないという決断もでき、日本でやりたいことに集中できた、できているという事実もあります!
行っていけばよかったな〜…、やっておけばよかったな〜…と後から思うことが何より辛い。
もう迷ったら行っちゃえ!!GO!!です!
本日は以上になります。
それでは!
kenabe
いつも読んでいただきありがとうございます! 僕が今まで、またこれから学んだ知識、経験が、誰かの悩み、不調の改善に少しでも役に立てることがあればこんな幸せなことはありません。 より多くの方に有益な情報が届くよう、活用させていただきます。