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「視点を変える仕組み」のもう一つの効果

「視点を変える簡単な仕組み」では、物事が行き詰った時にブレイクスルーを起こすには、視点を変えることが必要です。

その視点を変えるために、自分以外の「外部の声」を積極的に活用することをお勧めします、とお伝えしました。

つまり、自分一人で考えるのではなく、他の人の意見を聞く。

経営の神様と呼ばれた松下幸之助の口癖は「アンタはどう思うんや?」

松下幸之助は、理屈が直感に追いつくまで、思案したと言います。

おそらく、ご自身で理屈を考えたことも多かったと思いますが、やはり、人の意見を聞くことでも、多面的に理論武装をしていたのだと思います。

繰り返しとなりますが、外部の声には、自分以外の全てが含まれます。つまり、社外の関係者も含まれていますが、当然、社員も含まれています。

あなたは、社員に問いかけていますか?


「あなたはどう思いますか?」


ちなみに、この質問は、人材育成の視点もあります。

すなわち、人は質問されると、それに答えようとします。つまり、質問することは、その人の思考を促しているのです。

この考えるという思考習慣が、人の成長のキモになります。ご自身のために、社員のために、是非、社員に質問してみて下さい。


「あなたはどう思いますか?」


さて、このようにお伝えすると、
「いや、ウチの社員に何を聞いても答えませんよ」
「大した答えは得られませんよ」

このように仰って、行動を変えない理由を挙げられる方がいます。行動を変えなければ、いつまで経っても結果は同じです。結果を変えたいなら、行動を変えなければいけません。

結果を出すために必要な「視点を変える仕組み」として、社員に問いかけてみてください。


「あなたはどう思いますか?」


そして、忘れてはいけないのは、この質問が人材育成の効果もあることです。

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