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視点を変える簡単な仕組み

「主語を『会社』ではなく『社員』にしてみる」では、仕事柄、経営者の方とお話しする機会があり、以下のような言葉をよく耳にするお話をしました。

「ウチの会社では、社員を大切しています」
「社員を“人材”ではなく、“人財”と思っています」

でも、傍から見ると、そう思っているのは経営者だけでは?というのは珍しくありません。

あなたは、同じような言葉を発していませんか?

もし、同じような言葉を発しており、自分だけ、そう思っているかを確認するためにも、是非、主語を変えて視点を変えることをお勧めします。

つまり、以下のように主語を「社員」に変えてみてください。

「社員が会社から大切にされていると感じているか?」
「社員が自分達は“人財”だと思っているか?」

このように、主語を変えて視点を変えれば、見えてくるものがきっと変わってくるはずです。

さて、上述したように、物事をブレイクスルーするためには視点を変えることが有効です。

この視点を変えて、数々のテーマパークを蘇らせているのが、USJをV字回復させた森岡毅。

今でこそ、USJは東京ディズニーランドと並ぶ、日本を代表するテーマパークですが、その飛躍の立役者が森岡氏です。

森岡氏は、現在は独立され、株式会社刀の代表取締役を務める日本を代表するマーケターです。

この森岡氏が再生を手掛けたテーマパークの一つに、兵庫県三木市にある「ネスタリゾート神戸」があります。

ネスタリゾート神戸は、1980年代に巨額な年金資金を投じて建設されながらも経営破綻した「グリーンピア三木」が大自然の冒険テーマパークとして再生させた森岡氏の成功事例です。

このネスタリゾート神戸の再生も、視点を変えたことから始まりました。

森岡氏に再生を依頼するまでは、皆がみな「山しかない」としか考えられていませんでした。

「こんな山しかないところで、何ができるんだ」と。

ところが、森岡氏は「山がある」と考えます。

そして、この「山」を活かすために、どのようなテーマパークが考えられるだろうか?と思考を開始するのです。

この視点を変えたことが、ターニングポイントだったと言えます。


しかし、こう言ってしまえば「視点を変えることは簡単」のように見えてしまいますが、やはり、視点を変えることは難しい。

だからこそ、外部の声を大切にしてほしいと思います。

自分一人じゃない視点を導入するために、本当に自分以外の人の視点を取入れる。

あなたは、外部の声を拾う仕組みができていますか?

この話、次回も続きます。

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