東京国立近代美術館 新収蔵&特別公開 パウル・クレー《黄色の中の思考》
MOMATからのメール
このところ諸々でアートを観ていないのは、それがおさまるデータ容量が自分に不足しているからなのだけれど、年パスを持っている東京国立近代美術館(MOMAT)からこんなメールが来て、心が動いた。
クレーの作品には、美術館の常設などでひっそり出逢う感じ。まとめて鑑賞したのは、下記展覧会が初めてで、静寂のなかに、細く音楽が流れてきそうな雰囲気に惹かれた。
雨の週末、寄り道を含めて往復13㎞を歩いて(※まさかのRUNをすることになり、計測のうえ合うシューズを調達し、周囲にアドバイスを求めた結果、まず歩く+スローランからはじめようと決めて、とりあえずDAY100までは1日5㎞以上を習慣化することとした。そのDAY12)、竹橋まで。
MOMAT、このごろいい感じに弾けてている。
MOMAT所蔵のクレー作品15点
MOMATコレクションの第5室が、クレーと、その関連作の展示会場だ。
『黄色の中の思考』(1937年)
『山への衝動』(1939年)
『花のテラス』 (1937年)
『花ひらく木をめぐる抽象』(1925年)
『小さな秋の風景』 (1920年)
『破壊された村』(1920年)
『破壊と希望』 (1916年)
『刺のある道化師』 (1931年)
『バウハウス展のための絵はがき 崇高な面』(1923年)
『ペルセウス(機知は苦難に打ち勝った) 』(1904年)
『情熱の園 』(1913年)
『空中楼閣』(1915年)
『ホフマン風の物語』 (1921年)
『内面から光を発する聖女』(1921年)
『櫛をつけた魔女』 (1922年)
ワシリー・カンディンスキー 『全体 』(1940年)
最後に、会場に1作品だけ展示されていた(というのも、なかなかいい)、クレーの「同僚」でもあったカンディンスキーの作品を。
アートの世界に入り、リズムを変える
個人的には、アートは余裕のあるときに鑑賞したいと思っている。練りに練られ、入場料2000円を取るような大規模な企画展には、観てそれを受け入れるだけの心の準備と容量を整えてから臨む。
でも、アートによって自分のリズムを少し変えたいときもあって、状態に合うだけの分量の作品を、ゆっくり鑑賞したいとも思う。
今回のクレーは後者だ。
雨に濡れる皇居のお濠の緑の下を歩きながら(雨天トレーニング?中の、皇居ランナーに抜かれながら)、帰り路。やはり頭はすっきりと癒された。
常設展にはこんな楽しみ方もある。
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