あある

富山在住の障害者。自分なりに調べてまとめたものや映画の感想などを紹介。

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最近の記事

イタイイタイ病関連情報:「四大公害病の語り部講話を聴く集い ~語り部による伝承会~」10月19日(土)13:30~ 県立イタイイタイ病資料館2階にて 申込締切10/14月  https://www.pref.toyama.jp/1291/kurashi/kenkou/iryou/1291/100002/r4densyokai.html

    • イタイイタイ病関連情報:イ病研究会「なぜ被害者は放置されたのか」10月6日(日)14:00~ サンフォルテにて  https://www.facebook.com/events/1269724420665047/?ref=newsfeed

      • イタイイタイ病のもうひとつの資料館:清流会館

        四大公害病のひとつ、イタイイタイ病。その公立公害資料館は富山市友杉(空港の南らへん)にある富山県立イタイイタイ病資料館です。それは何となく知っていても、イタイイタイ病に関する資料館はもうひとつあることをご存知でしょうか。それが清流会館です。 なおイタイイタイ病についてはこちらをご参照ください。 清流会館概要 清流会館はもともとイタイイタイ病対策協議会の拠点だったのですが、公立の資料館設立の話が持ち上がった際、当時のイ病対策協議会会長・髙木勲寛氏は「清流会館の役割は終えた」

        • 富山の戦争遺跡ガイド

          今日は戦後79年目の8月15日。この終戦の日を機に、富山県内にある戦争遺跡を「平和と人権 とやまガイド」から多く引用して紹介します。 このブログをつくるにあたり(ほんの数ヶ所ですが)実際に戦争遺跡を訪れましたが、やはり戦争の記憶は(震災の記憶と同様に)引き継いでいかなくてはいけないなと思いました。遺跡を通じて、定期的に(例えば戦争の季節の8月に)あるいはふとした時に思い出し、悪しき過去に向き合い同じ轍(てつ)は踏まないよう思いを新たにすることが大切のように思います。 このブ

        • イタイイタイ病関連情報:「四大公害病の語り部講話を聴く集い ~語り部による伝承会~」10月19日(土)13:30~ 県立イタイイタイ病資料館2階にて 申込締切10/14月  https://www.pref.toyama.jp/1291/kurashi/kenkou/iryou/1291/100002/r4densyokai.html

        • イタイイタイ病関連情報:イ病研究会「なぜ被害者は放置されたのか」10月6日(日)14:00~ サンフォルテにて  https://www.facebook.com/events/1269724420665047/?ref=newsfeed

        • イタイイタイ病のもうひとつの資料館:清流会館

        • 富山の戦争遺跡ガイド

          Noとだけ言う石丸氏

          2024年7月7日開票の東京都知事選挙の後、石丸伸二氏が2位に躍進したことに注目が集まりました。当選した小池氏よりも、選挙前は注目されていた蓮舫氏よりも長期間取り上げられたのは、それまで無名だった石丸氏躍進の原因が謎である(原因不明で憶測だけ生む)ためでしょう。 私自身、石丸氏個人についてはどうでもよいものの、こんなにも得票を得たのはなぜだろうと思っていました。それを分析する記事はいくつかみたものの、「そうだその通り!」と思える記事がどうもなかったので、以下に覚書として書こう

          Noとだけ言う石丸氏

          自粛警察を考える -虐殺との類似と再発防止策

          今から去ること四年前の2020年、「自粛警察」と呼ばれる行動が日本中を騒がせました。 当時、どこか群衆心理、集団パニックのように感じ、これらの行動を分析する報道を待ち望んでいました。が、四年経っても自粛警察を正面から扱った書籍はどうも見当たりません。たまたま図書館で佐藤直樹著「なぜ、自粛警察は日本だけなのか」を見つけましたが、この本も自粛警察を正面から扱ったものではありませんでした。でもその本を叩き台に、自粛警察について考えてみたいと思います。 経緯 少し、当時を振り返

          自粛警察を考える -虐殺との類似と再発防止策

          映画「祝日」と自殺阻止

          先行上映で映画「祝日」を観ました(5月10日)。富山以外の地域は2024年5月17日(金)からだそうです。 この映画は伊林侑香監督の二作目の作品となっていて、前作「幻の蛍」がよかったので、ぜひ観ようと思っていました。後に知ったのですが、脚本も同じ人だったんですね(伊吹一脚本)。 結果、よかったです。 評価は「5:大絶賛!」。(基準・・・5:大絶賛! 4:もう一度観たい 3:まぁよかった 2:よくなかった 1:二度と観ない)。 映画評価で5をつけることはあまりないのですが、4

          映画「祝日」と自殺阻止

          「配慮」について考えた

          先日(2024年4月27日)、オンライン哲学カフェ「スケッチ」に参加しました。この日のテーマは「対話と配慮」。あまり考えたことのなかったテーマだったので、覚書としてまとめておこうと思います。 「配慮」の定義は初めに、テーマを提案したAさんが提案に至るエピソードを話してくれました。 Aさんは介護関連の仕事をされているそうですが、車椅子の利用者と外出している際「疲れたので手伝ってほしい」と頼まれたそうです。介護の担当者であるAさんは「車椅子を押すことは簡単だが、本人のためにな

          「配慮」について考えた

          映画「赦し」と刑事罰問題

          DVDレンタルで映画「赦し DECEMBER」を観ました。 一度観た限りではよくわかりませんでした。主にわからなかったのは次の三点です。 1.タイトルにある「赦し」とは何か 2.ポスターの振り返る受刑者からは何を訴えたかったのか 3.副題にある「DECEMBER」とは何か Wikipediaにあればたいてい解説があり、あらすじも最後まで書いてあるのですが、公開から日が浅いためなのか残念ながらまだ載っていないようです。 Webレビュー(主に映画.com)に助けを求め

          映画「赦し」と刑事罰問題

          Z世代の心理仮説

          NHK「視点論点」(2024年2月20日)でSNSマーケティング会社の大槻祐依氏が「Z世代に広がる"蛙化(かえるか)現象"とは」という話をしていました。 番組で意外に思ったのは、大槻氏という若い人がZ世代について語っている、若年者が若年者の分析をしている、という点です。「そうか、じゃあ別に私もZ世代について語っても問題ないよね」と思いつき、改めてZ世代、いまの若年世代は何を考えているのだろうと考えることにしてみました。 ただ、例えば中学生に「今の若い人って音楽を何聞いてんの

          Z世代の心理仮説

          「恨み」って何だ

          図書館で見かけた新書「正しい恨みの晴らし方 科学で読み解くネガティブ感情」を軽い気持ちで手にしました。新書だけあって読みやすくはあったのですが、私の中では余計にわからなくなりました。仕方ないから他の本を参照しようと思ったものの、図書館には類似書籍があまりないことに驚きましたし残念にも思いました。 そこで今回は、この書籍を基礎資料として、「恨み」についての現時点での私の考えをまとめてみようと思います。 でもいつか、このテーマについて複数の人と意見を交わしてみたいですね。 「恨

          「恨み」って何だ

          偏見と差別の関係

          「偏見や差別はしてはいけない」とよく言われます。私もよく使うフレーズです。 使っていてふと、「偏見や差別がいけないのはわかるけど、でも偏見と差別って何が違うんだろう?」と思いました。まるで枕詞(まくらことば)のように使っているけれど、そもそもどう違うのか、私自身がわかって使っていないなと思い、Webで検索してみました。 いくつかの書籍が出てくることを覚悟していたのですが、とあるサイトにPDF(このサイト)を発見、それがまたすごく分かりやすく解説されていて納得しました。 このブ

          偏見と差別の関係

          555(ファイズ) 「人類の進化形」との共存

          「仮面ライダー555(ファイズ)」(以下ファイズ)は2003年1月から一年にわたり放送された番組です。 放送から20年が経過して公開された映画「仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド」を先日観てきました。原作全50話で不明だった点が多く解消され、面白く、満足したのですが、このブログでは娯楽として楽しむのとは違う視点で考えてみたいと思います。 映画に合わせて公式にWeb上でけっこう詳しく公開されているので、このブログでは映画を観ていない人でも大丈夫な内容しか説明

          555(ファイズ) 「人類の進化形」との共存

          トランプ再来前夜と戦前

          2024年2月現在、アメリカでは再びトランプ氏が大統領候補に有力視されているようですね。かつて大統領を4年務めたのち現在のバイデン大統領に変わったので、「選挙制度に問題があってたまたまなっただけだったのだろう」「彼が大統領になったのは事故のようなものだ」と、少なくとも私はそう思っていました。ところが再び大統領になるらしいとなると、「事故のようなもの」では済まなくなってきました。 なぜトランプ氏のような常識外れの人物が支持されているのか、アメリカ人の考えていることちゃあわからん

          トランプ再来前夜と戦前

          トートーカフェ(兎々茶房)

          これまで徒歩か地鉄で行ける範囲で食事処を紹介してきましたが、ようやく車を入手したので、今回は車で行ける店をご紹介。 富山市藤の木は富山市東部、富立大橋を挟んで立山町利田に接した地区です。その藤の木の大通り(富山立山公園線)沿いにある大阪屋ショップ藤木店の南東に「Tho tho caphe(トートーカフェ)(兎々茶房)」はあります。 少し風変わりな店構えで、高級中華料理店のように思えてすごく敷居が高く、当初は避けていたのですが、今やよく利用する「行きつけの店」になりつつあります

          トートーカフェ(兎々茶房)

          映画にみる障害者施設殺傷事件

          2016年7月、知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」で相模原障害者施設殺傷事件が起きました。戦後最悪の大量殺人事件として衝撃を与えたこの事件、どう考えればよいのか言葉を失った人も多いのではと思います。 この事件から何か発信しなくてはいけないと思った映画関係者は少なくなかったようで、関連する映画が相次いで発表されています。そのうち三本の映画を紹介すると共に、5年が経った今改めて考える機会として頂ければと思います。 あらすじまずは「PLAN75」。2022年6月公開。 福

          映画にみる障害者施設殺傷事件