脱兎のごとく、個人的な大事なことからは逃げ回っていた2023年だった。仕事だけは逃げずにやっていたと思うけど。(それは私が判断することではない。) 臥龍とは龍が…
ラジオの出演者は、パーソナリティとか、ナビゲーターとか、パートナー、だったり、アシスタントだったり、番組によっていろんな立場、呼ばれ方の人がいるけれど、スタジオ…
『生き物はなぜ死ぬのか』 小林武彦 著 私欲に生きて、公共的に死んでゆく。 小林武彦さんの著書にある忘れられない言葉だ。 その言葉を知るきっかけはラジオである。 …
初めて一人暮らしをしたアパートには有線放送が付いていた。 居住のサービスで聞けたのか、料金が最初から家賃に組み込まれていたのか、その辺りの絡繰りはわからないが、…
正直に白状しよう。 30代後半、私は「読書スランプ」に陥っていた。 ところが半年ほど前、突然「読書熱」が戻ってきて、小説やエッセイを立て続けに10冊くらい読んだ…
2014年5月。 『みんなの山田うどん』に掲載された角田光代さんの小説をラジオドラマにする仕事をした。 2022年12月。 およそ8年半の時を超え、私はこのラジオドラマを聞き…
Chisato ABE
2024年1月3日 14:41
脱兎のごとく、個人的な大事なことからは逃げ回っていた2023年だった。仕事だけは逃げずにやっていたと思うけど。(それは私が判断することではない。)臥龍とは龍が伏せた状態だそうだ。で、あなたはいつまで伏せているのか?と聞かれそうだな。立ち上がったところでたがか知れている。noteの記事を10本書くことを目標としていたが4本しか公開できず、中国語の試験も4月に1度受けたきり、12月は受けら
2023年8月9日 01:27
ラジオの出演者は、パーソナリティとか、ナビゲーターとか、パートナー、だったり、アシスタントだったり、番組によっていろんな立場、呼ばれ方の人がいるけれど、スタジオの内側でマイクに向かってしゃべる人たちは、ほとんどの場合、耳にイヤホン・ヘッドホンをしている。そのイヤホンからは番組中にかけた曲やBGMが流れたり、副調整室(サブ)からディレクターの指示が聞こえたりする。なので、生放送では欠かせないアイ
2023年5月28日 22:59
『生き物はなぜ死ぬのか』小林武彦 著私欲に生きて、公共的に死んでゆく。小林武彦さんの著書にある忘れられない言葉だ。その言葉を知るきっかけはラジオである。当時「アシタノカレッジ」(今は「プレ金ナイト」)のコーナーゲストで小林武彦さんがTBSラジオに来たときのこと。私はただのアテンド係(講談社の営業担当だから)で近くにいたのだが、武田砂鉄さんと小林武彦さんがそんな話をしていて、不意に私
2023年2月2日 12:16
初めて一人暮らしをしたアパートには有線放送が付いていた。居住のサービスで聞けたのか、料金が最初から家賃に組み込まれていたのか、その辺りの絡繰りはわからないが、巡り巡って、かなり廻った結果、いま私はTBSラジオで働いている、ような気がしている。コンクリート打ちっぱなしのマンション・・・といえば聞こえはいいが、実際は建物の1階に〝超〟の付く寂れたサーフショップがあって、海の近くでもないのに「な
2023年1月12日 00:59
正直に白状しよう。30代後半、私は「読書スランプ」に陥っていた。ところが半年ほど前、突然「読書熱」が戻ってきて、小説やエッセイを立て続けに10冊くらい読んだ。読書熱の復活に小躍りするほど嬉しかったのに、ブームはあっという間に去ってゆき、私は再び「読書スランプ」に陥っている。こんな言い訳をツラツラ書いたのは、小田嶋隆さんの遺稿集『小田嶋隆のコラムの向こう側』を頭から読み始めることが出来なか
2022年12月26日 01:29
2014年5月。『みんなの山田うどん』に掲載された角田光代さんの小説をラジオドラマにする仕事をした。2022年12月。およそ8年半の時を超え、私はこのラジオドラマを聞き直すことになるのだがそのことについて書きたい。きっかけは、「Adam byGMO presents ゲージュツ爆発チャンネル!」の収録だった。12月の月替わりパーソナリティ・漫画家の瀧波ユカリさんがゲストとして番組にお招