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「ワインに溺れ隊」が紹介する【エルバ島のワイン】 後編

毎晩、ワイン片手に韓国ドラマの沼にハマっている
自称「ワインに溺れ隊員」の私。
ハマったり溺れたり、忙しい毎日だ。

ワインに溺れるより、もはや浸かってしまいたいが…。

前回に引き続き、エルバ島のワインをご紹介していこう。


Elba Rosso Reserve / エルバ ロッソ リゼルヴァ

エルバ ロッソと同じサンジョベーゼ種のブドウを最大 60%、トスカーナ州で認可されている他のブドウを最大 40% 使用して造られる。
エルバロッソとの違いは、少なくとも24ヶ月以上の熟成期間があり、そのうち少なくとも12ヶ月は木樽で、6ヶ月は瓶で熟成させる。
色は濃いルビー色、ガーネット色で、赤い果実とスパイスの強い香りが特徴。
フルボディで調和のとれた風味。

最低アルコール度数:12.5°
相性の良い料理:赤身の肉、ローストした肉、ジビエ、熟成チーズ
最適な温度:18°‐20°


Elba Rosé DOC (Elba Rosato DOC)/ エルバ ロゼ DOC

エルバ ロッソと同じサンジョベーゼ種のブドウを少なくとも 60% 使用し造られる。その他の認可された赤ブドウ品種を単独または組み合わせて最大40%まで、認可された白ブドウ品種も最大20%まで使用できる。
エルバ ロゼはヌーベルワインとみなされており、夏には冷やして飲むのがおススメ。
色はルビーレッドに近く、繊細でフルーティーな香りが特徴。
すっきりとしたフレッシュでドライな味わい。

最低アルコール度数::11°
相性の良い料理::魚料理の前菜、スープ、トマトソースパスタ料理、オムレツ、野菜のスフレ、焼き魚やグリル魚、生ハムメロンなど
最適な温度:10°‐12° (ものによっては14°)


Elba Aleatico DOCG / エルバ アレアティコ DOCG

特別に選別された収穫後のブドウを陰干しして造られる、アレアティコ種100%の甘口のパッシート。
陰干しすることで水分を飛ばし糖分を凝縮させる。
色は濃い赤色で、赤い果実のジャムのような風味があり、甘味と酸味のバランスが絶妙。
甘口から極甘口まで、コクがあるが口当たりは滑らかで飽きがこず、余韻が長く残る。

最低アルコール度数:13°
相性の良い料理:エルバ島の代表的なケーキ「スキアッチャ・ブリアカ 」(ドライフルーツとアレアティコ入りのドライケーキ )と相性抜群。
また、フルーツタルトやドライペストリー、ダークチョコレート、熟成チーズやブルーチーズとの組み合わせも良い
最適な温度:11°‐14°


Elba Moscato /  エルバ モスカート

モスカート種のブドウを100%使用して造られる、甘口から中甘口のデザート白ワイン。
エルバ アレアティコと同じように、丁寧に摘み取り厳選されたブドウを、屋外または特別に設計された乾燥室で1週間乾燥させる。
色は濃厚な麦わら色から琥珀色。
モスカート種の濃厚で特徴的な香りと、バランスの取れたなめらかで甘い味わいが特徴の繊細なデザートワイン。

最低アルコール度数:13°
相性の良い料理:フルーツパイ、焼き菓子やビスケット、アイスクリーム、シャーベットとの相性も抜群。
最適な温度:12-18°


以上、エルバ島で生産されるワインをご紹介したが、いかがだっただろう。
イタリア本土では数多くの有名ワインが造られているが、エルバ島という島ならではのミネラル豊富で香り豊かなワインに興味をそそられる。

今回ご紹介していないエルバ島のワインもまだまだ沢山あり、島内にしか出回らないワインなんて、それこそエルバ島ワインツアーでも開催して飲み周りたいものだ。

<後書き>

ワイン好きの方のブログ記事に
「ワインは単に飲むだけのものではなく、人を笑顔にし、人と人を繋ぐものだ」
と書いてあるのを目にし、大いに納得した。
特にイタリアの人々はそうであろう。
ワインがコミュニケーションのツール、生活の一部となり溶け込んでいる。

10年近く前に仕事でイタリアへ訪れた際、現場のケータリングにワインがドーンと置かれてあるのに衝撃を受けたことがあった。

今思うと、イタリアの人々にとって仕事の合間の一息は、一息でなくしっかり休憩。
心も体も完全にOFFにするからワインも飲む。
ワインを飲んだ後によく仕事できるなと感心するが…
それがイタリアの人々なのだ。
きっとONとOFFの切り替えが上手いから、仕事もプライベートも楽しく前向きに取り組める。

イタリアの方が陽気だというのは、陽気に過ごせる秘訣を自然と身に付けているからだと感じる。

日本人の私には真似したくてもできないから…そんなイタリアの人やイタリアで暮らす方々が羨ましくもあり、憧れるのだろう。

ただ、イタリアを愛する気持ちは人三倍!
今後もイタリアワインに溺れながら、なりきりイタリアーナを楽しみたいと思う。


記事掲載に感謝

さてさて、今回も過去の記事を取り上げていただいたので、この場でお礼をお伝えしたいと思います。

以前も記事をご紹介くださったクロサキナオさんが、
『エルバ島の宿泊施設 ~アグリツーリズモ・キャンプ場~』の記事を取り上げてくださいました。

いつも本当にありがとうございます!
このように自分の記事をご紹介いただけることは大変嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。
このご縁によって、より多くの人にエルバ島への興味や関心を持っていただけたらと思うと共に、
私も皆様の記事から沢山の事を学び得ていけたらと感じます。


そしてもうお一方、文学やイタリア生活に関する記事を書いておられる南野一紀さんのブログで、私の事をご紹介いただけるという嬉しい機会がありました!

とてもとても身に余る程の素敵な記事としてご紹介いただき、本当にありがとうございます!
こうして応援してくださる方のお気持ちを大切に、今後も「Acqua dell’Elba」と「エルバ島」に関する記事を、皆様に楽しんでいただけるよう発信していきたいと思います。

引き続き、よろしくお願いいたします。

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