宿題の丸付けは誰がする?
教師の仕事の中には採点業務があります。
これは当たり前ですが、いざ自分が教師になってやってみると結構大変です。
学生の頃は先生が丸付けして当たり前だよなあ~、って思っていましたが、実は先生ものすごく大変だったんだろうな、と教師になった今、そう思います。
(当時の先生方、お疲れ様でした・・・)
1クラスの人数が20名ぐらいいるので、両面プリントを丸付けするのも結構大変・・・。
日本語学科の先生たち全員がいろいろ大変な時期があって、その期間は学生にプリントの答えを配布し、自己採点させていました。
それがよかったのか、悪かったのか・・・。
今日はそんな「宿題の丸付け」の話です。
自己採点をさせていたときのこと
そういえば、こんなことありました。
1人の学生が別の学生の宿題もやっていたのです。
その2人はカップルで、女の子が男の子のプリントに答えを書いていました。
女の子の字が特徴ある字だったので、すぐわかりました。
あ~・・・。完全に見てなかったな~、と自分で反省。
後日2人を呼んで指導して、その後はそのようなことはなくなりましたが、やっぱりずるをする学生はいるんだなと思いました。
ちなみにその時の学生の様子ですが、男子は完全否定。女子は黙秘。
予想通りの反応でした。
でも、お互いのことを守りあっているかんじがしましたね。
今回のこのような「替え玉」を防ぐには学生にずっと丸付けをさせるのはあまり良くないのではないか、と思うようになりました。
宿題の丸付けは教師がしたほうがいいと思う
私の個人的な考えですが、宿題の丸付けは教師がしたほうがいいと思います。
理由は学生が自分で丸付けをやると思えないし、教師の私も学生の回答を見たいからです。
まあ正直、採点して返したプリントすらも見ない学生もいると思いますが、それはもう自己責任。
丸付けされたプリントを見ないで捨てる、なくす学生は点数は伸びませんからね。
で、話を戻します。
採点業務が面倒だという人はどうして面倒だと思うのでしょうか。
私はできるだけ自分で丸付けをして、学生に返したいです。
たしかに細かい丸付け(文作問題等)、ひらがなや漢字の確認をしながらの答え合わせは大変。
そこにさらに字が汚い学生の解読作業が入るとそれだけで半日終わるんじゃないかって思うときもあります。笑
やっていることは机の上でペンを動かしてプリントに丸付けしているだけですが、そのプリントはただのプリントだけではなく、「対学生」だと思います。(うまく表現できないです。すみません・・・)
直接学生を見ているわけではないですが、学生の苦手な問題、間違い方の傾向、友達の写した宿題(あの学生またやったな~)、字が上手になったかどうか、などなど、そこからいろんなことを知れるので、学生のことを知るとてもいいツールだと思います。
交換日記してるみたいで楽しいですよ。「よくできました」のハンコ押すのも楽しい。
って思うんですが、私って変?笑
ということで、最近初級が終わったので初級の復習プリント(みんなの日本語の標準問題集)の丸付けがたまっています。
今週中に終わらせて来週には全員分返却する目標です。
がんばります!!
おわり◎
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