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好きを仕事にすること


好きを仕事にすること とは
どういうことなのかな と
思っていることを書いてみました 。

ちなみにわたしの仕事は
保育園の管理栄養士 。


子どもたちに食べる経験をしてほしいな
という一心で日々給食やおやつを作っています 。

顔を合わせると 合言葉かのように
給食おいしかったよ おかわりしたよ と
声をかけてくれる園児たちが毎日の癒し 。


管理栄養士として働くまえのことを
少し書きたいと思います 。


大学4年生になろうとしている頃 、
就活でまわりがいそいそと動き始める中
お店を持ちたいの気持ちが強すぎて
わたしは就活というのが考えられませんでした 。

結局 スーツに袖を通したのは
友だちの付き添いで1度だけ行った
合同企業説明会のため 。



管理栄養士の国家試験を受験し合格したものの、
就活は一切せずに大学を卒業しました 。


まずは 勉強したいと思えるお店を
見つけようと意気込んだ4月 。

それと同時に
入社式の様子が放送されるたびに
わたしはこれでよかったのかと悩み 、
慣れない仕事の愚痴をこぼす友人の声に 
わたしは何をしてるのだろうと
落ち込む日もありました 。


けれど就職という枠に入らなかったわたしに
声をかけてくださった方たちがいました 。


その中でも嬉しかったのは
“ わたしはあなたと仕事がしたい 。” の言葉 。

その仕事はすごく魅力的だったけれど
( やりがいの面でも 収入面でも )
わたしがやりたい道とはまた別の方向で 。
わたしの気持ちを素直に話したら
あなたらしいね応援させてね と 、
でも気が変わったら教えて いつでも待っているから と 。

持ってる資格がどうとか 、
仕事ができる 経験知識があるとか 、
そういうことではなくて 1人の人として
きちんと向き合って見てくれてるのだな
このままの自分でよいのだな っと
その時のわたしに自信をもたせてくれた言葉でした 。


そう声をかけていただく前に
勉強をしたいと思えるお店で働くというのは
はたして今の自分に1番必要なのかと
考え直すきっかけとなった出来事もありました 。


それは 唯一募集要項を伺ったお店でのこと 。

ふんわりとしたお店の雰囲気とは反対に
店主さんはきりりとした口調で 、
働いてすぐ辞められては困る 。たとえ結婚や妊娠でも病気でも困る 。教えた時間の無駄だから 1・2年程で辞めたら上げたお給料分を返金してもらうかもしれない ( くらいの気持ちだ 。)と 。

店主さんは同じ女性のはず 。
たしかに気持ちはわかる 、わかるけど 。

わたし自身の話 、やりたいこと 、
今までやってきたことを話すと
ぜひうちでと言っていただけましたが
今後わたしはどうありたいかを改めて考え直し
管理栄養士としての経験を積むことを決めました 。

そう思い直すくらいに 引っかかったのは
店主さんの口調や言葉の選び方 、
雰囲気から伝わる 、
きっとこの方は一緒に働く人を 労働力 としかみていないのだろうと感じたこと 。

最近 、このお店は閉店 。
本当にわたしが言える立場ではありませんが 、
そういうことかなと思ってしまった 。



管理栄養士として働き始めて3年目 。
今は子どもたちに少しでもたくさんの食材や料理にふれてほしい気持ちで働いています 。

でもこの仕事はゴールではなくて
わたしの視野を広げるためのひとつ 。
少しずつこれからに向けて
足をのばしはじめています 。



タイトルの 好きを仕事にする ということは
どういうことかと考えてみると 、

好きを仕事にしている人は
きらきらしてみえて憧れ 。

でも その人たちは自分にしかできない
好きの表現方法を知っている 。


好きを仕事にを最終目標にするよりも
自分にしかできない要素や
アプローチの仕方に光を当てたほうが
一生懸命になれるような気がして
なによりわくわくすることに気がつきました 。

自分の好きをより表現するには
どんな方法があるかと考えるほうが
なんとなくしっくりくる 。


今の時点でたどり着いた 、
わたしの好きの表現の仕方は
飲食をするお店を作るのではなくて
食と接することができる場所をつくること 。

それが今わたしが考えていることです 。
わたしの表現すること作るものが
人が集う小さなきっかけになればとも思います 。


今はなにを始めているか 、
具体的にどんな形にしたいか 、ということは
またそのうち書いてみようかな 。

大学卒業してから3年 、
明日で20代も折り返し 。
その間の時間のことを言葉にしておきたくて
まとまりのない文章だけれど書きました 。

読んでくださった方 ありがとう ⚘


ちなみに
卵乳製品などの動物性食品を使わないこと 、
質の良い食材を使うことがこだわりです 。
じんわりおいしい 心にもからだにもやさしい焼き菓子を焼けたらいいな 。

お菓子作りだけでなく料理そのものが好きです 。
キッチンで過ごす時間が好き 。



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