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月刊青木真也

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#onechampionship

1月28日から1ヶ月

1月28日から1ヶ月

1月28日のONE日本大会から1ヶ月が経ちました。

消費速度が増す世の中では、1ヶ月前の試合を味わっている時間も余裕もなく、次から次に流れてくる仕事にコンテンツに目の前の時間を食い潰されているのが実際のところだと思います。大会から数日すれば大会の話をしている声も聞こえなくなり、点で終わっていくのが現代の格闘技です。僕はそんな格闘技をずっと味気なく感じていて、点ではなく線で見てほしいし、線で見ると

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ONE165 直前変更で特攻できずに死に損なった青木真也 試合周りの話

ONE165 直前変更で特攻できずに死に損なった青木真也 試合周りの話

今回の試合は「最後の闘い」と称したように死に場所にするつもりだったし、文字通り特攻でフルラウンド闘う気など微塵もありませんでした。片道切符で帰る場所はなく辿り着いた場所が死に場所だと思っていました。

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ONE 165 応援ありがとうございました。 青木真也はヨカタじゃねんだよ!の巻

ONE 165 応援ありがとうございました。 青木真也はヨカタじゃねんだよ!の巻

ONE 165 応援ありがとうございました。

今はただただ安堵感。嬉しい気持ちが底にはあると思うのですが、今は安堵感が覆い被さっています。ケガがなくてよかったと思う気持ちが最初にくる時点で競技者ではないのかもしれませんが、興業を成立させるプロ格闘技選手ではあると思っていて仕事に胸を張っています。

青木真也の目から何が起こっていたのかを書き記します。職業人の参考になるものだと思うし、何かのプロを

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ロッタン対スーパーレック スーパーレックの計量失格でノンタイトル戦に 一般的な計量システムがスムーズな気がするの巻

ロッタン対スーパーレック スーパーレックの計量失格でノンタイトル戦に 一般的な計量システムがスムーズな気がするの巻

ONE Friday Fights 34 ロッタン対スーパーレックのONEフライ級ムエタイタイトルマッチが挑戦者スーパーレックの計量失格によって、タイトルマッチではなくキャッチウエイトでのワンマッチの扱いで行われることになって、待望のロッタンスーパレック戦にケチがついた形となりました。話題性もあって、僕も楽しみにしていただけにそれなりに残念な気持ちが僕もあります。ちなみにスーパレックは過去にも計量

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10月7日ムスメシ戦に向けて 2 グラップリングとMMAの緊張感の違いの巻 グラップリングは緊張感がないからこその難しさ

10月7日ムスメシ戦に向けて 2 グラップリングとMMAの緊張感の違いの巻 グラップリングは緊張感がないからこその難しさ

10月7日のグラップリング戦に向けて日々の過ごしています。

グラップリングとは言っても、試合に向けたプロモーションや海外遠征に際したビザの手続き、コスチューム制作、セコンドの日程確認など、試合内容以外の事務作業はMMAと変わらずです。性格的に早く済ませて安心したいタイプなので、早々にメディカルチェックを済ませてきました。

40歳になったということで項目が増やされていて、心臓のエコーやトレッドミ

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ONE Fight Night 11 見所と与太話 青木真也の試合は何処へ…の巻

ONE Fight Night 11 見所と与太話 青木真也の試合は何処へ…の巻

やってきました。毎月恒例のONE Fight Night。

本来であれば僕もそろそろ試合をしているはずだったのですが、試合のオファーは一向になく、干されているわけでもないと思うのですが、後回しにされている状態なんだろうと察して聞き分け良く納得しているところであります。どうなっているのかとお伺いを立てすぎるとONEから「そんなに試合したいなら毎週金曜日にやっているフライデーファイトで試合してもいい

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ONE FIGHT NIGHT 10 DJの首相撲の巧みさ 僅差に大きな差を感じたの巻

ONE FIGHT NIGHT 10 DJの首相撲の巧みさ 僅差に大きな差を感じたの巻

やってきました。ONE FIGHT NIGHT 10。
ONEとRIZINが同日開催でそれもONEはビックマッチ。日本のお客さんの観る側の都合も考えてくれよと思わなくもないですが、ONEからすれば「日本はそうだったのね。」だろうし、RIZINからすれば客は被るようで被っていないと思うだろうし、そもそも日本国内ではRIZIN一強なのでRIZINは気にすることもないのだと思います。もっと言えばnote

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ONE Fight Night 9 見所と与太話

ONE Fight Night 9 見所と与太話

日本人選手の登場がめっきり少なくなったように感じる「ONE Fight Night」シリーズ(感じるだけだと思う)。今大会はONE Fight Night 9とのことですが、2023年としては4回目のONE Fight Nightシリーズであります。日本の格闘技ファンに馴染みないとは思いますが、ノンオー対ハガティだけでワシは十分楽しめます。

日本市場にどっぷり浸かっている日本人としては、最近のO

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ONE FIGHT NIGHT 8 平田樹さん 柔道からMMAに変化するもおれたちのハムスヒさんに完封されるの巻 アーセンさんから…の変化でもあるよね❣️

ONE FIGHT NIGHT 8 平田樹さん 柔道からMMAに変化するもおれたちのハムスヒさんに完封されるの巻 アーセンさんから…の変化でもあるよね❣️

今年3回目のONE FIGHT NIGHT 8 メインありきで作っていた大会だったと思うのですが、メインに据えられていたスーパレック対ロッタンの勝負カードがロッタンの欠場で消滅してしまいました。カード消滅から代替カードを用意する大会関係者が大変だっただろうことは容易に想像がつきます。関係者の皆様お疲れ様でした。

ロッタンが今回の試合は欠場したけれど、4月前半にはアメリカでセミナー周りをする仕事は

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2泊3日の遠征紀 旅するように働くのは楽しいが疲れました。

2泊3日の遠征紀 旅するように働くのは楽しいが疲れました。

日曜日から火曜日までGLEATプロレスに合わせて、2泊3日のワーケーションをしてきました。しっかりと疲れて水曜日の午前中は閉店で暖簾を下げております。プロレスでは試合で動かず、試合後に存在感を出すべく、帳尻合わせに動く姿は老害一直線でお恥ずかしいところお見せしました。失礼しました。

旅をしながら働くと聞くと憧れの対象なのは承知しておりますが、実際に旅をしながら働いてみると楽しいけれど、普段よりも

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ONE FIGHT NIGHT 8 見所と与太話 おれたちは平田樹さんではなくアーセン山本さんを見ていたのだ!の巻

ONE FIGHT NIGHT 8 見所と与太話 おれたちは平田樹さんではなくアーセン山本さんを見ていたのだ!の巻

3月のONE FIGHT NIGHTはないのかなと思っていたら、25日土曜日の朝に毎月恒例となったONE FIGHT NIGHTが無事に開催されるようです。うっかり抜け落ちていたのか、RIZINの見所と与太話が売れるものだから立場を忘れてそっちに夢中になっていたのかは分かりませんが、これはいかんと焦って記事を書き始めました。いかんいかん。ついついおれたちのアーセンに夢中になっていました。

日本に

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ドーピングを巡るあれこれ ぱんちゃんさんも顔負けのサイボーグの開き直り芸の巻

ドーピングを巡るあれこれ ぱんちゃんさんも顔負けのサイボーグの開き直り芸の巻

昨年末のノーギ柔術世界選手権にて9階級の優勝者のうち5階級の優勝者が陽性反応を示したことで話題になっていました。柔術のドーピング状況に関して様々な噂を聞くこともあるし、僕はドーピングしている選手がいる前提で練習や試合をしているので陽性者がでたことに対しての驚きはありませんでした。ホベルトサイボーグはメタモリスで同じ大会で試合をしたのに何も驚きも嫌悪感がないと言うか、まあそうだよね!と言ったところで

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スケジュール調整と疲労マネジメントの話 総量を見ていかないと潰れてしまうよね

スケジュール調整と疲労マネジメントの話 総量を見ていかないと潰れてしまうよね

先週末から週半ばにかけて、地方セミナーにnote執筆にプロレスにクラス指導とスケジュールが重なってしまったせいで、週半ばからは頭が回らなくなっていて、スケジュール調整のミスだと自分の未熟さに首を傾げておりました。疲労が溜まって練習の質が下がることより、疲労で頭が回らずに発想が湧き上がってこなくなることが、何よりもストレスで青木真也業に支障をきたすので、仕事も練習もほどほどにと痛感しています。練習で

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RIZIN.42  見所と与太話 お待たせし過ぎた おれたちのアーセン山本さん 待望の復帰戦 鳴り止まぬアーセンコールの巻 ※4月14日追記

RIZIN.42 見所と与太話 お待たせし過ぎた おれたちのアーセン山本さん 待望の復帰戦 鳴り止まぬアーセンコールの巻 ※4月14日追記

4月から3大会連続開催のRIZIN42の開催です。

連日の大会発表が続いて、見所を書くにも与太話が尽きるかと思った矢先に与太話の塊であって、与太話しかないと言っても過言ではない男こと、アーセン山本さんの参戦が発表されてしまいました。アーセン山本さんを軸に与太話を書こうにも、まるで小田和正の名曲「ラブストーリーは突然にのように」どこから伝えればいいのかわからないままときは流れてしまい、いつもは会見

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