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月刊青木真也

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2024年3月の記事一覧

青木真也から新社会人に何か伝えるなら

青木真也から新社会人に何か伝えるなら

2006年の4月1日は静岡県藤枝市にある静岡県警察学校で寮生活の1日目でした。希望に満ち溢れた社会人生活のスタートかと言われるとまったくそうではなくて、定年までの40年をただただ我慢して、時間を売って生きていくのかと考えると「嫌だ」以外の感情が出てこなかったことを覚えています。

僕の場合は警察官になりたかったわけではなく、公務員でクビにならないからと受けてみたら、受かってしまっただけなので、モチ

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脇固め 「テクニックとも言えない行為」か はたまたルールを研究した「クリエイティブ」か

脇固め 「テクニックとも言えない行為」か はたまたルールを研究した「クリエイティブ」か

Twitterを眺めていたら、僕の技を「テクニックとも言えない行為」と紹介している方がいらっしゃって、ルールで許された行為に対して「あんまりだ」とは思いつつ、ルールで許された技術であることを被せるTweetををしたところです。それなりに反響があってよかったです。

Tweet主の「テクニックとも言えない行為」の意味合いとしては、「ルール内とは言え、相手にギブアップの間を与えない技」に関して、それを

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年齢を重ねたら余裕と質を大事にする

年齢を重ねたら余裕と質を大事にする

あと1ヶ月ちょっとで41歳になるのですが、量で解決することを禁じてとまではいかずとも最終手段と位置付けるようにしています。業種や職種によって違いはあれど、若い頃は量で解決できたものが年齢を重ねて体力が落ちてくると、量で解決が行き詰まりを迎えるのは加減はあれどどこも同じだと思います。

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大谷翔平さん界隈の賭博騒動から考える格闘技選手の価値を落とさない生き方の話

大谷翔平さん界隈の賭博騒動から考える格闘技選手の価値を落とさない生き方の話

大谷翔平さんが通訳の水原一平さんが博打狂いで詰まってしまったのに際して、違法の賭場に大谷翔平名義で口座送金してしまうワキの甘さを御披露いただいて、プロスポーツ選手の危うさを考えさせられました。表に出る人は違法な組織や人との接触は一切ないように気をつけるのが2024年令和であります。とは言っても僕は一気に大谷翔平さんに興味が出てきたの事実です。このまま逃げ切れる強運の持ち主か否か。ここで天が味方した

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RIZIN LANDMARK 9 in KOBE サトシソウザさん 技ありハイキックで中村K太郎さんを吹き飛ばすも話題の中心は木村ミノルさん!?の巻

RIZIN LANDMARK 9 in KOBE サトシソウザさん 技ありハイキックで中村K太郎さんを吹き飛ばすも話題の中心は木村ミノルさん!?の巻

やってきました。RIZIN LANDMARK 9 in 神戸。

100万ドルの夜景に負けない試合が今宵も完売御礼の中で行われておりました。LANDMARKシリーズが佐賀で行われたのは「佐賀にランドマークはいくらなんでもやりすぎじゃ…。」とも思ったのですが、今回の神戸であればLANDMARKが適当だと思います。いっそのこと神戸雷神とか、名古屋雷神の方が分かりやすく親しみやすいと思うのですがどうなん

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青木真也とONEの今後の話 ねんごろに向き合ってくれている

青木真也とONEの今後の話 ねんごろに向き合ってくれている

交渉はしないと言いつつも、ONEとの再契約の話は頓挫することなく続いていて、北を向いた僕をねんごろに引き戻す様はONEが僕を大事に思ってくれてるのか、交渉においてこんな話は日常茶飯事なのかはわかりませんが、僕にとっては光栄で名誉な話だと思います。

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朝倉未来対平本蓮と超RIZIN3を聞いての雑感 

朝倉未来対平本蓮と超RIZIN3を聞いての雑感 

7月28日 さいたまスーパーアリーナスタジアムバージョンにて超RIZIN3の開催が決定。同時に朝倉未来対平本蓮のカード発表と冠スポンサーにyogiboが発表されておりました。情報量がギュッと詰まった発表で交通整理が必要だと感じたので、今回も青木真也の視点で要点をまとめて参ります。大会見所と予想記事は大会が近づいたら盛りだくさん全力投球の所存です。

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『格闘代理戦争-THE MAX-』一回戦終了 感動しました!の巻

『格闘代理戦争-THE MAX-』一回戦終了 感動しました!の巻

『格闘代理戦争-THE MAX-』一回戦が終了しまして、組み合わせの妙もあって、青木推薦選手の中谷優我さんは無事に一回戦突破。応援ありがとうございました。

本題に入る前に格闘代理戦争といえば(ABEMAの現場)、弁当&その他の食べ物が充実していて、気が重くなる現場もワクワク感を持って臨めるのですが、今回もまた弁当が素晴らしかったです。牛肉が得意ではない僕に大丈夫な魚&豚の焼き肉弁当と王道焼き肉弁

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商売人の交渉の話 

商売人の交渉の話 

意外に思われるかもしれませんが、僕は仕事の金額交渉をしません。気持ちが削られるから。

フリーランスで活動していると値付けに悩むものですが、試合も仕事も基本的には言い値で受けています。相場の範囲内にいる限りはお仕事させて頂くようにしていて、有難いことに僕のところに来る仕事依頼はリスペクトを感じるものばかりで感謝しています。

2024年に入ってからお断りさせて頂いた仕事を思い浮かべると「尊敬」や「

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『格闘代理戦争-THE MAX-』1回戦 ABEMAで15日金曜日19時から放送

『格闘代理戦争-THE MAX-』1回戦 ABEMAで15日金曜日19時から放送

格闘代理戦争「一回戦」が明日行われます。残念なことに今の所は無風ですが、ここからくるんじゃないかと期待と努力はしておるところです。

今回のシリーズは競技色が強くて、味気がないというか、面白味がありません。だったら普通にそこら辺の大会に出れば良いと思うのですが、賞金や露出に目が眩んで街頭に集まる生き物のようにいっちょ噛みしにくる様は現代的だと思いました。それでも競技である前に番組なので、人様に見て

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今後の動向を左右する話 再契約するのか否か 青木真也の完結が見つからず

今後の動向を左右する話 再契約するのか否か 青木真也の完結が見つからず

20年間も格闘技業界という特殊な業界にいると大抵のことでは驚かないんですけど、予想だにしないびっくりする話が舞い込んできて、思わず笑ってしまいました。1月大会はセージノースカットの直前逃亡でスクランブル発進を受けたし、その上で勝利と作品としても最上級のモノを創れたと思うので、丁寧に扱ってくれると思って安心していたのですが、蓋を開けたらそうでもなくて思わず笑ってしまいました。よくあるじゃないですか。

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40歳を過ぎたコンディショニング 練習を抑えつつコンスタントに続けていく

40歳を過ぎたコンディショニング 練習を抑えつつコンスタントに続けていく

1月28日の試合が終わって、第一線からは退いて悠々自適に格闘技を楽しむはずだったのですが、1月28日の試合がアクシデントが起こった上に結果として青木真也の代表作の一つになってしまうほどの出来の良さで、第一線から退くに退けなくなったおかげか、単純に格闘技運動依存かはわかりませんが、コンスタントに練習を続けております。

側から青木真也を見ても退く気は微塵もないように見えるだろうし、自分自身としても退

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格闘技界隈の逮捕にまつわる話 社会からあぶれた人間の受け皿と法を守らないのは別

格闘技界隈の逮捕にまつわる話 社会からあぶれた人間の受け皿と法を守らないのは別

ブレイキングダウンの界隈の方々が恐喝でお縄を頂戴したり、MMAファイターで平田樹さんの現パートナーの鹿志村仁之介さんが大麻取締法違反でお縄を頂戴したり、格闘技界隈にとっては逮捕のニュースに揺れる1週間でした。ブレイキングダウンの界隈を格闘技界隈とするか否かは判断が分かれるところな上に、報道される事件の内容もまたアッチの世界の風味がするので首を傾げてしまいますが、世間一般的には「格闘技」で一括りにさ

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#格闘代理戦争 本日21時スタート 2024年の青木真也は何をどう描くか

#格闘代理戦争 本日21時スタート 2024年の青木真也は何をどう描くか

3月8日 21時よりABEMAにて、『格闘代理戦争 THE MAX』が放送開始。格闘代理戦争と聞けば、血が騒ぐと言いますか、どんな形であれ青木の出役はあるよね!と思えるほど、2018年の2シーズンと3シーズンは青木真也として納得できる作品でした。2018年と同じ味付け、同じ量を期待されると「お前らの思い通りにはさせねえよ」ではありますが、今回も全力で取り組みますのでよろしくお願いします。

初回を

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