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A-Co-Labo怒涛の2期目から攻めの3期目へ


ご無沙汰しています。
A-Co-Laboの代表の原田です。
私たちは技術に関するお困りごとを研究者と共に解決する、研究開発特化型ナレッジシェアサービスを運営しています。


2022年9月30日にA-Co-Laboの2期目が終了しました。
今日は2期目の振り返りと3期目に向けて書いていきたと思います。
本当は飲みながら3時間くらいかけて話したいところですが、それはまた別の機会に。


・・・・


【会社的な2期目の振り返り】


A-Co-Laboとしてジャンプアップした1年になりました。

2期目ハイライト

・売上予想の約2倍、前年度比8.8倍の売上達成
・SNSを用いた周知の徹底 検索TOPに
・パートナー研究者160名突破
・オンラインイベントでの販路開拓
・アクセラ採択1件
・企業の継続案件の発生
・外部メンバーによる苦手領域の補強

と、1期目の「なんとかしてやる」という勢いだけでカオスな状況から、2期目は兆しが見え始めてきた時点で着地しました。

まだまだ出ていくお金は多く短年黒字化には至っていませんが、会社としては攻めた結果の、健全な赤字と捉えています。
とにかくA-Co-Laboのサービスを知ってもらい、導入してもらうかにフォーカスを当てた1年だったとも言えます。

ここからは詳細を。

・SNSに関して


2期目は弊社を知ってもらうために、SNSの強化に努めました。
毎日のTwitterや毎週発信のnote、ニュースレターにより、目に触れる機会が圧倒的に増え、SNS経由での研究者問い合わせも増えました。
またSEOを意識した発信を心がけ、
「研究者 副業」「研究者 スキルシェア」
ではTOPに上がるようになりました。
「研究者 副業」 で検索し、問い合わせをくださる研究者の皆様も増えました。
これは本当にマーケチームの頑張りだと思っています。ありがとうございます。

SNS


・パートナー研究者に関して


研究者登録に関しては160名を超えたところで着地しました。
弊社の理念に共感くださる研究者が多く登録くださいました。
現在専門領域で多いのはバイオ・化学・医療ですが、教育や分類学など多くの領域の方々にも興味を持っていただけたのは嬉しい限りです。
なにそれ!っていう専門分野の方々にお会いするのは、毎回楽しい学びがあります。

某学会誌にコラム寄稿したところ、大学からの問い合わせなどもありました。

研究者が抱えている課題は分野や職性にこだわったものではないということ、研究者の課題に寄り添い、一緒に変えていこうという思いを発信し続けることの意義を研究者チーム一同感じ続けた1年でした。

研究者


・企業プロジェクトに関して


先述しましたが、A-Co-Laboのサービスは知ってもらうことと使ってもらうことを同時並行で回していかなければなりません。
だからこそ、感度の高い場所で的確に発信することの重要性を身をもって知った1年でした。

誰にどのような提供価値を伝えるか?を常に頭に入れ、ピッチイベントなどで発信を続けました。東京都のアクセラにも採択され、ここをきっかけにご縁をいただいたりしました。
結果、プロジェクト数は昨年度の6倍に増え、新規プロジェクトや継続案件に繋がりました。

企業


・外部メンバーのサポート

A-Co-Laboのメンバーが頑張ったのはもちろんのことですが、それでも私たちは苦手分野は多くあります。
A-Co-Laboを面白い会社と思ってくださる大企業のプロボノメンバーや外部メンバーがA-Co-Laboの苦手な部分をサポートがあってこそ結果を出せたと感じています。
皆様、本当にありがとうございます。

アドバイス


【経営者としての振り返り】


ここからはちょっと個人的な振り返りになります。
重たい話、反省点多め。

正直いうと、「嬉しいけど苦しかった」の一言につきます
 ・販路開拓、サービスを伝える難しさ
 ・経営者ならではの孤独
に悩み抜いた1年でした。

一言で片付けるなら「私の実力不足」なのですが、大概のスタートアップ経営者が初期フェーズでぶち当たる壁だとも思っています。
あるある、と思いながら読んでいただければ幸いです。

販路開拓の難しさは1期目以上に私を苦しめました。
当たり前ですが、サービスが売れないとお金は入ってこないわけで。
今までなかったサービスを立ち上げ、売ろうとするのは個人的には狂気の沙汰だと思っています。


立ち上げた時からわかってはいたものの、目減りしていく貯金に不安や焦りを抱きながら、それを見せずに未来を喋り続けることは、日々メンタルダウンとの戦いです。
初期顧客を得るまでは、不安9割、希望1割。
言い出しっぺの私が折れている場合ではないと、自分を鼓舞しながら前だけを見ると言い聞かせました。


「こういうサービスを待ってたよ」という企業の声を聞いた日だけはゆっくり眠れました。
朝になるとそんな気持ちはリセットされるのですが。


やりたいことを続けていく難しさ、チームを抱える責任感、モチベーションの維持、メンバーに話せること話せないことなど、上に立って初めて見える景色、理解できる感覚が苦しかった日もあります。

余裕がなくなる時も多々ありました。チームにきつく当たる日もありました。
それでも「なんとかなる」と背中を押し続けてくれました。

相談相手の経営者の友人たちに救われました。
みんな同じ課題を抱えているという事実に、私だけ孤独ではないと踏ん張れました。

ある程度悩んだら、もうやるしかないと切り替えができる部分が私の良さ。
企業がサービスに興味を持つのはわかったので、「何がわかれば使ってくれるのか?」と頭を切り替えたことが、販路開拓に関してプラスに転じたと思っています(これは結果論だけど)。

根っからの「しつこさ」も功を奏しました。
恥ずかしさなんか、一時の感情でしかない。聞けるうちに聞いとけくらいの気持ちで

「わからないから教えてください。」
「壁打ちしてください。」
「資料に対してフィードバックください。」

3種の神器のごとく、この3ワードを使った1年でした。
いきなりDMした皆様、気持ち悪がらずにお時間くださりありがとうございます。

誰よりもその業界に詳しく、誰よりも自社のサービス、事業の未来に自信を持ち、その上で自分にしかできないことを考える。
まだまだ行動も学びも足りていないと反省する1年でした。
きっとこれは経営者である限りずっと付き纏う、そう思っています。

ただ、会社のファンがついてくれたこと、一緒にやる仲間が増えたこと、それに伴い、できることが増えたことについては、本当に嬉しかった1年でした。

振り返り


【3期目に向けて】


3期目もBtoB、R&D向けの研究ナレッジシェアを拡大していきます。

企業の課題をしっかりと聞いた2期目で課題の共通項が少しずつ見えてきました。
2期目で得た仮説をもとにサービス機能の細分化、価格設定、内部のオペレーションの自動化に重点を置き、引き続きサービスの確度を高めていきます。

また、外部連携に関しても強化をしていきます。こちらに関しては色々なお話をいただき始めたので、改めてお話しできればと。

研究開発軸の外部共創に関しては、まだまだ技術を表に出せない社内文化があると思いますが、新たな視点の獲得や研究者との接点構築として、ぜひA-Co-Laboにライトにご相談いただければ幸いです。一緒に頭悩ませます!

日本の研究業界に関してはネガティブワードが多く取り上げられますが、中にいる人たちは決して諦めてなんかいません。
A-Co-Laboは変わろうと思っている人たちと一緒に、研究業界をポジティブな方向に変えるために行動しています。
ぜひ私たちと領域横断で研究者が研究を諦めない社会を一緒に作っていきましょう。

一度はA-Co-Laboから依頼を受けたことがある経験。
研究者、技術者ならまずはA-Co-Laboに登録という文化を創る。
ナレッジシェアから研究開発のあり方を変えていく。

チーム一丸で3期目も頑張りますので、引き続きよろしくお願いいたします!。
SNSもフォローしてくれると泣いて喜びます!

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A-Co-Laboについて

A-Co-Laboは研究者のキャリア問題に課題を感じている研究者3名で立ち上げました。
弊社では、研究者が持つ、研究経験・研究知識・研究スキルを活かして企業の課題を解決することを目的としています。

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