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スクールソーシャルワーカーって知ってる?

あっという間に5月も末日。気づけば前回投稿から2ヶ月近く経ってしまい、その間に爽やかな新緑の季節も過ぎ去り梅雨の時期になってしまいました。なかなかの筆無精です、私 。

さて、皆さんスクールソーシャルワーカー(SSW)ってご存知でしょうか?
SSWとは、ざっくり言うと「学校をベースに福祉的なアプローチで子どもたちをサポートする専門家」です。先日、日本大学の末冨芳教授やNPO法人School Voice Projectなどが共同で記者会見を開き、SSWの増員と常勤化を訴えたことがニュースで取り上げられていたので、今日はそのことについて書き留めておきます。

SSWの詳細については、日本スクールソーシャルワーク協会のHPが、とてもわかりやすく参考になります。

近年、子どもを取り巻く環境では、課題が山積、複雑化していて大変だよーといった話を聞く機会が増えましたね。我が子が直面している不登校なんかも、そうのうちの1つです。こうした子どもを取り巻く課題に福祉的にアプローチするのがSSWなのですが、圧倒的に数が足りていないというのが現状です。公立校では常駐している学校はほとんど無いと言っていいと思います。残念ながら、我が子が在籍する学校では、来校日が月に1回設置されているだけです。

会見では、さまざまな悩みを抱えた児童生徒を支援するため、教育やカウンセリングとも違う、福祉の視点からアプローチできるSSWを公立小中学校で常勤雇用し増員することを求め、政府が予算措置すべきと訴えています。

まったくその通りだと思いました。相談できる場所は、常に近くにあるべきです。専門的技術でもって相談に乗ってくれる人がいつも身近にいるというのは、子どもはもちろん、家庭にとっても、学校にとっても安心材料になると気づいてほしい。

学校では、指導要領に沿って年度内に授業をこなすだけでも大変というのに、社会や時代の変化とともに、求められることは増えるばかり。おまけに教員不足で、疲弊しているという声も聞こえてきます。耳を疑うような行き過ぎた指導も無くなりません。そんなに擦り減って、子どもを健やかに育てていけるでしょうか?今の学校というシステムでは立ち行かないところまで来ているのではないでしょうか?

会見での声が、然るべき場所に届きますように。子どもはもちろん、親も、先生方も、気軽に頼れる人が学校に増えることを願います。

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