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#宿命の泡沫紋章 第Ⅹ章第93節

さて、遂に最後の戦いに決着がついてしまいましたね。

(今節は若干の血の表現がありますので、苦手な方はご注意くださいませ。)



紫電神殿から放たれた紫色を中心とした虹色の光の旋律は、アイスランドのオーロラをイメージしています。

子供の頃に紫キャベツの色実験の記述を教科書で見てからというもの、紫が全ての色を統合したものというイメージが自分の中で定着してしまっているようです σ(^_^;

(実は続編第Ⅶ章第70節で子供の頃のヴァナディースさんが言いかけていたのは「いっそのこと、彼がもっと嫌そうな奴だったら良かったのに」というセリフで、これが今節のヴァナディースさんのセリフの内容と繋がっています。)


それにしても、かなり久しぶりに登場のルシフェル(サタン)ですね。

ミカエルもゼラフィー達に対する天使の助太刀に参加はしていたものの、途中でルシフェルの存在に気付いてこちらに来た模様。

そしてここで、サタンが光翼ダーナ族に対して正編第Ⅹ章第92説辺りで愚痴っていたような不安や恐れの正体が分かります。

この物語における光翼ダーナ族は結果的に、創造主に初めの方に創られた神族の末裔であり、それ故にサタンでさえも敵わない大きな強い力を秘めていたからですね。

同じ節で「お前達の正体が」なんたら、みたいな事を言っていたのも、つまりはこの事です。

(正編第Ⅹ章第96節でレモンバームとゼラフィーが話していた「サタンが光翼ダーナ族を執拗に狙う理由」も、この辺りの話に関わっていました。)

ルシフェル=サタンの光翼ダーナ族に対する負の心は、ここでひとまず終息を迎えたのでしょうかね。



今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございます m(_ _)m







中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。