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#宿命の泡沫紋章 第Ⅸ章第86節

さて、だいぶ話が複雑化してきましたね。

とりあえず、神様がメチャクチャしまくっているという事はよく分かるかと思います。



そういえば前回書き忘れていたのですが、ヴァナディースの種族である「星渡アースヴァン族」という名前は北欧神話に出てくるアース神族とヴァン神族から取っています。

アース神族の代表的な存在はオーディン、ヴァン神族の代表的な存在はフレイとフレイヤですかね(他にもいますが)。

そしてヴァナヘイムというのは、ヴァン神族の国の事。

ウィンとティールも星渡アースヴァン族に近い種族ではあるのですが、他種族のくくりにしています。


ヴァナディースの語る「黙示録の獣」とは『ヨハネの黙示録』に出てくる獣の事で、本来はキリスト教的な意味合いが色々とある存在なのですが、この物語ではその辺りはあまり意識していません。

この物語におけるこの獣の解釈については、また後々詳しく書く事になるかと思います。

(この物語内で「月」という存在が所々で出て来ていたのは、その向こう側に双子星があるという暗示の意味もありました。)


バベルは、ノアよりも機械技術や科学技術が少し進んでいる星として描いているつもりです。

(そういった意味でも、紫電の力を司るヴァナディースという存在は、バベルにおいて多大なる崇拝の念を持たれています。)

なので時空間の歪みを計測したり、正編でアリスト達がサタンと最終決戦を行なった孤島の例の要塞(今節にて、それが空中散歩の為の浮遊機械である事が分かりましたが)を作ったり出来ていたわけで、ウィンの種族に関してはその最先端にいるような高度の技術を持つ存在のようです。

(この例の要塞はとあるものをモデルにしているわけですが、それは理由あってもう少し後で書く事にします。)

空に突如現れる謎のワープ空間(時空の穴みたいな)に関しては、都市伝説などに出てくるようなボルテックス(渦やパワースポット的な意味がある)をイメージしています。

現実に世界各地で多数の目撃例があるとされていて(飛んでいた鳥が突如消えたとか)、色んな説があるようです(UFOの出現地だとか、ただの自然現象だとか)。

(余談ですが、空に限定しないワープ空間はポータルと呼ばれているそうですね。)


ヴァナディースの見た夢の描写に関しては、最も創造主様とやらの矛盾と気まぐれが垣間見れるわけですが、この辺りの過程でゼラフィー達が疑問に思っていた「こっちから紹介もしていないのに、雷鳴使い君とか呼ばれる」謎が解けたわけですね。

まぁ、また創造主様が気まぐれに教えたに違いないという事です σ(-_-;


続編第Ⅵ章第61節でゼラフィー達がヴァルキューレ村から立ち去る際、後ろからコッソリ見ていたヴァナディースがどことなく寂しげな雰囲気だったのは、「ゼラフィーが元々ここにいれば、そんなに苦労しなかったかもしれないのに」と思うのと同時に、自分も自身の家族に会いたいと思っていたのかもしれませんね。

何せ、ほんの幼い頃に半強制的に星渡りをしなければならなくなったわけなので。

(続編第Ⅱ章第7節でゼラフィーの飲んでいた水が鉄っぽい味だったのは、ヴァナディースがどうにかして何も知らないゼラフィーに彼自身の出自を思い出してほしくて、自分の血を少し混ぜた為と思われます。

 そこまでしてゼラフィーに色々思い出して、知ってほしかったのでしょうね。)



本日も、ご愛読いただき誠にありがとうございます (^_^)ゞ





追記・・・昨日、いつもお世話になっている「やらぽん@のほほん護身道研究家」様に記事を紹介していただいておりました。

この場を借りて、改めて感謝申し上げます m(_ _)m










中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。