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#時空の輪廻転生物語 第Ⅴ章第55節


ケアルビムは存在自体が(ティアの力によって)影のようなものになってしまっているので、光と影による陰影が付けられず、のっぺりとした姿になっています。

ケアルビム自身は少しややこしい言い方をしていますが、元々第Ⅳ章に出てきたバルイーラ達が地球を支配していた頃、ケアルビム達の種族も同時代を生きていたという事です。

そしてティアが地球にぶつかった際に宇宙空間に投げ出され、後に月となる地球とティアの破片(月のジャイアント・インパクト説参照)に移動させられてしまったといったところです。

(現実であれば、そんな状況で生きてはいられないと思います。)

最近完全翻訳されたジュール・ヴェルヌの『エクトール・セルヴァダック』という作品があり、これは彗星によって地球の表面から剥ぎ取られた土地に住んでいた人々が宇宙旅行するという物語です。

ジュール・ヴェルヌの作品の中で唯一のスペースオペラものと呼べるかもしれないこの作品も、今節の話を書くにあたり少し参考にした部分があります。



今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございます m(_ _)m







中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。