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#時空の輪廻転生物語 第Ⅳ章第40節


今節には残酷な描写がありますので、そういったものが苦手な方はご注意ください。

この辺りから話が複雑になってきますので、何がどう繋がるのか分かり辛いかと思いますが、ちゃんと繋がるのであまり深く考えない方が良いかもしれません(多分疲れます)。



地球の歴史は46億年(正確には45億年と少し)と言われていますが、生命として微生物が生まれたのは地球の誕生から5億年後との事。

つまり微生物の歴史は40億年近くあり、微生物というのは個体としての寿命が短い代わりに絶えず殖え続けて変化を繰り返してきたわけですね。

鏡祐が考えているように1グラムの土の中には今の地球上に存在する人類と同等かそれ以上の微生物がいて、大気圏にさえも微生物は存在するのだそうです。

人間には認識出来ない巨大な生物がいるかもしれないという話は、『千夜一夜物語』に登場するイサ(イエス・キリスト)と巨魚(バハムート)の物語を思い出す方もおられるかもしれませんね。

バハムートはイスラム世界を支える巨大な魚で、(人間にとって)その頭の横を通り過ぎるだけで3日経つほどの大きさを有しているのだそうです。

プールの水の中にいる微生物が、宇宙の星の一つに住まう人間に相当するのであれば、それぞれお互いに出会って認識し合う事が如何に困難で稀な事であるのか、という事を言いたかったのですが、少しややこしくなってしまいました。



あまり広く語られる事はありませんが、虹野島のモデルになっている屋久島も、戦時中には大きな影響を被っていたそうです。

特に港付近は空襲もあり、不発弾の被害などもあり、防空壕もあって、島の被害状況を伝える放送もあったそうです。

著者はヘタレなので体験ダイビングでそこまで行けなかった(というか、体験ダイビングでは12mまでしか潜れません)のですが、一湊という島の北部地域の海底には今も旧日本陸軍の戦闘機の機体が沈んでいます(水深約25m)。



今節のお話は、正編の第89節で鏡祐が国内を巡る旅に出た時のものですね(場所は北海道がモデルのどこか)。

鏡祐としては、(こんな時代にそんな人がいたのかどうかは知りませんが)旅歩きの学生みたいなイメージでこんな格好をしていたみたいです。

(あくまでも見た目年齢が)鏡祐は16歳位、真守は10歳(実年齢)、余市は16歳(実年齢)で鏡祐と同じくらいの設定です。

確かにこんなに突然外部から謎の人間が入ってきたら、明らかに怪しいですよね;

ここに来るまでも気をつけてはいたのだと思いますが、やって来たタイミングがタイミングなだけに、鏡祐はこれ以降、他の地に訪れる際は細心の注意を払っていたようです。

この記憶の中にいる間は、あくまでも記憶の方が主体である為、今の鏡祐の意思で出来る事はかなり限られています(もちろん実際に起きた出来事には手出し不可)。



それにしても、やはり着物というのは描くのがなかなか難しいですね。

著者は色々省略しまくってしまう(誤魔化しているとも言う)ので、袖部分など洋服状態になってしまっているのですが、いつかちゃんと描き直したいですね(袋状の袖は本当に難しいです)。

着物については、浅葱の時にもかなりゆるく着ているというような言及しましたが、衿抜きなど正式な場であればあるほど多く抜くらしく、カジュアルな場合はそんなに抜かないなど、まだまだ知らない事ばかりでした。

そもそも正編の時から、鏡祐も織姫さんも中着としてシャツを着ていたりしていたので、今更の言い訳かもしれませんね σ(^_^;)



今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございます m(_ _)m







中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。