#宿命の泡沫紋章 外伝Ⅴ
今回の外伝は、ただ著者が書きたかっただけの普通の日常的なお話です。
特に深い意味はありませんが、本編にてチラリと言及したような事もコッソリ出てきます。
ゼラフィーがマッサリアで有名かつ人気者なのは本人の性格的なものもありますが、ゼラフィーの母親であるクローゼさんが昔から街にある大きな病院を経営しているパティシーズ家の人であり、昔から街の人達に慕われていたという歴史に基づく理由もあります。
しかもクローゼさん自身も頭が良い割に天然で親しみやすく、そういった事もあって人気が高かったようです。
(しかしそう考えると、前回の外伝Ⅳの冒頭にあったようにクローゼさんを突然現れてかっさらっていったルーウェンさんは当初、周囲にかなりの顰蹙を買ったものと思われます;
その辺りはルーウェンさんの性格的なものや、自身が猛勉強して心理療法士の資格を取ったりした事でどうにかしたものと思われますが;)
ゼラフィーがオペラに対してだいぶ辛辣なのは、一応ちゃんとした理由があったんですねσ(^_^;)
(ゼラフィーが怖い話が苦手というのは、続編本編第Ⅵ章第62節の過去編にて本人自身が言っています。)
あと第Ⅴ章第44節辺りでゼラフィーとミエがいつも同時に風邪を引く(というか熱を出す)キッカケとなった出来事についても書いています。
雷属性の電気の力は周囲に飛び散りやすく、その力が時として気が合うような相手に影響を及ぼしてしまい、その相手も同時に体調を崩してしまうといったような流れになっています(電磁波を飛ばして熱を出す電子レンジみたいなイメージです)。
(そういえばフローラさんがゼラフィーに作ってくれたドーブ・プロヴァンサルというのは、プロバンス地方の牛肉の赤ワイン煮込みの事ですね。
あとフランスではお酒は16歳から飲めるそうですが、そこから18歳になるまではアルコール度数3%以内のものしか飲めないとの事。)
本日も、ご愛読いただき誠にありがとうございますm(_ _)m