マガジンのカバー画像

愛しき言葉たち

132
座右の銘や好きな言葉。 どこかで聴いたり読んだりしたお話の断片。 備忘録だと僕の目にしか触れないので、ここに記録しようと思った。
運営しているクリエイター

#北村薫

無限の中の一瞬

無限の中の一瞬

これも北村薫さんの著作「八月の六日間」の中の一節と思われます。
ビックバン?から始まり、この先も続いていく無限?の時間を思うと、自分の人生というこの一瞬の時間ではあります。
ただ。一瞬なればこそ、より良く、より意味のある時間にと思うものかもしれませんね。
ガンジーの言葉だったかに「明日死ぬかのように生き、 永遠に生きるかのように学べ」がありますが、そういう気構えで生きるのが、人生を過ごす基本理念で

もっとみる
昔の空気を

昔の空気を

北村薫さんの著作「八月の六日間」にある一節です。
昔書かれた本には、書かれた当時の文化が感じられます。
本はある種のタイムカプセル。
昔読んだ本を久しぶりにまた手に取った時、その本をかつて読んだ時の自分を感じる事もできます。
二重の意味でタイムカプセルですね。
かつて読んだころの自分より、歳をとり、少し賢くなった今の自分の目で、また活字を追う。
懐かしさと、経過した時間の哀愁とを感じるひとときは、

もっとみる
本が書かれ、読まれるのは

本が書かれ、読まれるのは

僕が好きな作家さんのおひとりの言葉です。
小説を読むことは、まさに自分とは違う人生の体験。
小説に限らず、本を読むことは疑似体験。
たくさんの人生を生きた人は味わいがあるはずです。
本を読むことを勧める理由って、この辺に本質があると思います。
馴染みの作家さんの作品を読み、登場人物の人生を追体験するも良し、違う作家さんの描く登場人物の人生に触れるも良し。
伝記や図鑑やノウハウ本でも良いのかも。

もっとみる